kidshand2.jpg 子宮頸がんは日本で年間1万2千人発症し、約3千五百人が死亡しています。

 子宮頸ガンの発生は、発ガン性のあるヒトパピローマウイルス(HPV)の持続的な感染が主な原因とされています。 HPV感染は性交渉によりヒトからヒトに移ります。

 HPVには約15種の型が子宮頸癌に関連し、その中の16型、18型が特に注目されています。 腺癌の人ではHPV16/18の陽性率は90%と高頻度です。 という事は、子宮頸癌予防にはHPV感染の予防が最も重要です。

 ようやくヒトパピローマウイルスワクチンが認可されました。それを接種すればHPV感染は予防できます。

  欧米先進国ではすでに学校で接種し、11歳―26歳の女性には無料、あるいは公費負担で接種するなど、癌の予防に積極的に取り組んでいます。

 日本でもようやく昨年11月より抗HPVワクチンが使用できるようになり、当クリニックでも接種開始しております。 現在世界で使用されている抗HPVワクチンにはCervarix, Gardasilの2種類がありますが、今日本で認可され接種できるのはCervarixのみで、臨床試験ではまだHPVに感染していない人での癌発生予防は98-100%とのことです。そして特別な注意すべき副作用も無かったといわれています。 

日本人の全死亡率の1/3は癌で、これが予防されることを期待しますが、現在のところ癌に有効な予防接種はこの抗HPVワクチンのみです。 子宮ガン撲滅を目指し、国を挙げて取り組んでいただきたいと望んで止みません。

 美夏Dr.から ヒトパピローマウイルスは沢山の型があります。今回のサーバリックスというワクチンは頸ガンの原因となるHPV16,18に対するワクチンです。

cedar.jpg 先週からスギ花粉症の患者さんがおいでになるようになりました。 2月には本格的な花粉症のシーズンに入りますが、敏感な患者さんでは症状がすでに出ています。

 風邪かなと相談に来られる患者さんで、花粉症が疑われる場合には、その場で鼻汁の好酸球を染色してみます。 花粉症などのアレルギー性鼻炎では細胞内にイクラの様な赤い顆粒を持った好酸球が見られ、風邪や蓄膿症などの鼻炎と鑑別が出来ます。

 この鑑別は適切な治療を行うためには必ずやっておく必要があります。

 さらに、血液を採取して行う検査で、血清の特異IgE抗体で何にアレルギー反応を起こしているのかが判り、予防対策が立てやすくなります。

 花粉症の良い治療とは、花粉が飛び始める少なくとも2週間前から点眼、点鼻薬と経口剤でしっかりと予防しておくことです。 これで、症状はとても軽く抑えら、花粉が飛んでいるの?と思われるほど患者さんは楽に過ごせます。

 もちろん治療が遅れてしまった方でも花粉の飛んでいる期間は治療を速めに始めることは大切です。一般にドラッグストアで買い求める抗アレルギー剤、特に抗ヒスタミン剤は服用で眠気がくる事が多いのですが、クリニックでは眠気の少ないものを処方します。 漢方薬も大変よく効き、眠気は全く起こさず、むしろ頭が冴えて来ますので、就寝前には避けたほうが良いかもしれません。 スギ花粉は大体4月いっぱいまで続きますが、スギアレルギーの方はヒノキにも感作されている事があり、其の場合ですと5月に入ってももうしばらく悩まされる事になります。 早めに、しっかりと花粉対策に取り掛かりましょう。

teatrodonizetti.jpg 昨日1月19日に武蔵野市民文化会館で、ベルガモ・ドニゼッティ劇場の引っ越し公演「愛の妙薬」を見てきました。

 「愛の妙薬」はドニゼッティが作曲したオペラです。

 地主の娘アディーナに、おひとよしのネモリーノは恋をしています。でもアディーナはすげない。それでネモリーノはいかさま師のドゥルカマーラから、「愛の妙薬」つまり媚薬を購入します。それでドタバタと色々な出来事が起こった末にめでたくアディーナとネモリーノが結ばれるという喜劇です。

 最初から最後まで楽しく見られて、憂さが晴れてしまうようなオペラです。

 指揮がモンタナーリさん。遠くから拝見すると黒い衣装にスキンヘッドに見えました。短髪だったのかもしれません。抑え気味のテンポで、バランスのよい演奏でした。何せ曲目が軽快なので、思わず指揮も走ってしまいそうなのに、そんな事はありません。 途中突然ピアノが聞こえてきてびっくりしました。もともとピアノの場面だったのかどうか知りませんが、モンタナーリさんが弾いておられました。管弦楽の音とピアノの音って、すこし質が違うんですよね。

 アディーナリンダ・カンパネッラさん。小柄でキュート。コケティッシュな地主の娘の役にぴったり。役と見た目や声がぴったりあっておられましたよ。ずっと歌いっぱなしで、最後はちょっと疲れ気味のように見受けられました。

 ネモリーノロベルト・イウリアーノさん。私はパバロッティのネモリーノがとても印象に強い。パバロッティは朗々とした高い美声で、ネモリーノ役もぴったりで素敵なんですけれど、アディーナに翻弄される素朴な田舎の青年には見えない。イウリアーノさんは、ちょっといじけ気味のネモリーノ、妙薬ならぬ安ワインで陽気になるネモリーノになりきっていました。2幕後半の「人知れぬ涙」は、感情をこめたとても素晴らしいアリアで、このイウリアーノさんのファンになりました。

 ドゥルカマーラマッテオ・ペイローネさん。登場の時から調子のよい曲です。彼は何にでも効くという薬を販売しています。私も欲しい!!ペイローネさんは身長が高い方で、ちいさなカンパネッラさんを見下ろすように歌います。このドゥルカマーラ の歌はいつ聞いても楽しくて大好きです。ペイローネさんをひと目見てドナルド・サザランドを想い出しました。舞台化粧で眉が大きな山を書いていて、そう思ったのかしら?

 舞台装置の色合いが、田園地帯の緑と土の色。幕が上がったときから、はっとするような美しさでした。(レニングラード歌劇場のオネーギンの舞台にあった透明感と緊張のある美しさとは別の美しさです。)

 イタリアは北の方はしっとりした色合いで、南は乾燥した色なんですよね。20年も前に旅行した時のことを想い出しました。

 とても素敵なオペラで、カーテンコールはキャストたちの惜しまぬサービスもあったにせよ、観客は皆立ち上がり拍手がやまず、後味がとても良かった。 北イタリアに行く機会があったら是非ベルガモに寄り、ドニゼッティ劇場に行こうと思いました。そして「愛の妙薬」は元気がないような時、笑いが必要な時に見るにはとても適したオペラだと思います。

 

 

teatrodonizetti.jpg 昨日1月19日に武蔵野市民文化会館で、ベルガモ・ドニゼッティ劇場の引っ越し公演「愛の妙薬」を見てきました。

 「愛の妙薬」はドニゼッティが作曲したオペラです。

 地主の娘アディーナに、おひとよしのネモリーノは恋をしています。でもアディーナはすげない。それでネモリーノはいかさま師のドゥルカマーラから、「愛の妙薬」つまり媚薬を購入します。それでドタバタと色々な出来事が起こった末にめでたくアディーナとネモリーノが結ばれるという喜劇です。

 最初から最後まで楽しく見られて、憂さが晴れてしまうようなオペラです。

 指揮がモンタナーリさん。遠くから拝見すると黒い衣装にスキンヘッドに見えました。短髪だったのかもしれません。抑え気味のテンポで、バランスのよい演奏でした。何せ曲目が軽快なので、思わず指揮も走ってしまいそうなのに、そんな事はありません。 途中突然ピアノが聞こえてきてびっくりしました。もともとピアノの場面だったのかどうか知りませんが、モンタナーリさんが弾いておられました。管弦楽の音とピアノの音って、すこし質が違うんですよね。

 アディーナリンダ・カンパネッラさん。小柄でキュート。コケティッシュな地主の娘の役にぴったり。役と見た目や声がぴったりあっておられましたよ。ずっと歌いっぱなしで、最後はちょっと疲れ気味のように見受けられました。

 ネモリーノロベルト・イウリアーノさん。私はパバロッティのネモリーノがとても印象に強い。パバロッティは朗々とした高い美声で、ネモリーノ役もぴったりで素敵なんですけれど、アディーナに翻弄される素朴な田舎の青年には見えない。イウリアーノさんは、ちょっといじけ気味のネモリーノ、妙薬ならぬ安ワインで陽気になるネモリーノになりきっていました。2幕後半の「人知れぬ涙」は、感情をこめたとても素晴らしいアリアで、このイウリアーノさんのファンになりました。

 ドゥルカマーラマッテオ・ペイローネさん。登場の時から調子のよい曲です。彼は何にでも効くという薬を販売しています。私も欲しい!!ペイローネさんは身長が高い方で、ちいさなカンパネッラさんを見下ろすように歌います。このドゥルカマーラ の歌はいつ聞いても楽しくて大好きです。ペイローネさんをひと目見てドナルド・サザランドを想い出しました。舞台化粧で眉が大きな山を書いていて、そう思ったのかしら?

 舞台装置の色合いが、田園地帯の緑と土の色。幕が上がったときから、はっとするような美しさでした。(レニングラード歌劇場のオネーギンの舞台にあった透明感と緊張のある美しさとは別の美しさです。)

 イタリアは北の方はしっとりした色合いで、南は乾燥した色なんですよね。20年も前に旅行した時のことを想い出しました。

 とても素敵なオペラで、カーテンコールはキャストたちの惜しまぬサービスもあったにせよ、観客は皆立ち上がり拍手がやまず、後味がとても良かった。 北イタリアに行く機会があったら是非ベルガモに寄り、ドニゼッティ劇場に行こうと思いました。そして「愛の妙薬」は元気がないような時、笑いが必要な時に見るにはとても適したオペラだと思います。

 

 

snow2.jpg 体調がずいぶん良くなってきた筑田Dr.が土曜日午前外来を開いてくれるんですって。以前より、東洋医学外来や薄毛脱毛症などでご希望の患者さんがおられ、お待ちかねでした。しばらく内科の土曜日は午前中のみです。  筑田Dr.からのメッセージを載せますね!

 AGA治療の土曜外来を開始しました。

  頭髪が最近急に薄くなってきた、抜け毛が多くなって心配だと来院した患者さんにはそれぞれの原因を詳しく検討し、症状に応じた治療により良好な結果が得られ喜ばれております。治療は、その原因を知ることから始まります。

 脱毛症の原因は次のように多種多様で、それぞれの原因に応じた治療が必須です。

 男性型脱毛症、加齢性脱毛症、休止期脱毛症、円形脱毛症、代謝及び内分泌異常性脱毛症、皮膚疾患続発性(アトピー、脂漏性皮膚炎等)、自己免疫性疾患、薬剤性脱毛症など。医学的な検討が大変重要な事はいうまでも有りません。原因を考えず、育毛剤を塗っても良くなる事は無く、逆に症状を悪化させることがあり、注意が必要です。

 遺伝型の男性型脱毛症では、プロペシアがおおよそ半数に効果が期待できますが、効果があまり認めない方の中には皮膚疾患を合併している場合があります。疾患にたいする治療も勿論ですが、プロペシアと共にメソセラピーを行いますと、脱毛は目に見えて、改善されます。

  女性の瀰漫性脱毛症は、意外に多く、ストレス性、皮膚疾患随伴性、免疫疾患性など。 原因により、漢方薬、ホルモン剤、ステロイド剤、免疫抑制剤を使用しますが、効果を認めるまでは時間がかかります。 皮膚炎症等を伴っている場合、メソセラピーを併用しますと、3-4回の治療で脱毛は著明に改善されてきます。 一般的治療で改善が認めない方は是非試みるべき治療法の一つです。 

 脱毛症の治療では、毛髪のみでなく、身体全体を診ての治療がとても重要な事なのです。 当クリニックでは、土曜日は脱毛症の専門外来は行っていませんでしたが、患者様の要望が多いため、土曜日の午前中をオープンする事に致しました。 予約制ですので、お早めにご相談ください。

kuboyama2.jpg 東京フランセーズ第3回公演の案内が来ましたよ。

 「シャンブル・マンダリン」~巴里のホテルとおかしなお客たち~  ロベール・トマ作

サスペンスの香り漂うお洒落クラシカル・コメディですって。 久保山真衣ちゃん演出 チラシの裏面からご案内しますね

フランスのサスペンス劇作家ロベール・トマの、とある巴里の「駅前ホテル」を舞台にした心躍るエンタテイメント。このホテルに次々と訪れるのは、「訳あり」のおかしなお客たち。新米メイドのルルにボーイのアドリアン、ずる賢い支配人も加わって、繰り広げられるのは陽気なラブロマンス?それともサスペンス?そして待ち受ける不思議な結末とは!?ミュージカル風ダンスで綴る粋でお洒落なクラシカルコメディです!

期日 2010年2月26日(金)~28日(日)

場所 中野ウエストエンドスタジオ 場所が分かりにくいそうです。確認してね

チケット取り扱い 090-8312-8917

           tokyo.francaise@gmail.com

面白そう!!私も見に行くつもりです。それでは会場で!!

preradiessemika.jpgpostradiessemika.jpg左が注入前、右が注入後の画像です。

法令線と上口唇、顎に注入されています。そろそろ再度注入の時期だなって思っています。それで恒例のお値引きの時期なので、ご案内いたします。

 税込み価格が31,500円以上で10%引き、105,000円以上で15%引きとさせていただきます。在庫限りです。なかなか厳しいご時世ですものね。

 本日はお休み。珍しくデパートに行ってみたら、閑散としていて吃驚しました。 お家で暖かい優しい日々をお過ごしになる良い機会かもしれませんね。お野菜一杯のお鍋やスープが美味しく、少々暗い世相に良いのかもしれません。

leningradopera.jpg 武蔵野市民文化会館エフゲニー・オネーギンを見てきました。

 わたくしは、ヴェルディが大好き。イタリアオペラをどちらかというと好み、このオペラは多分初めて。

 チャイコフスキー作曲のこのオペラはプーシキンの同名の小説をもとに作られています。

 クラリネットを始め木管の音がとても印象的。チャイコフスキーのロシアの大地を思い起こさせる少々大ぶりな旋律が全編を通して、楽しく聴こえました。オペラではアリアが記憶として残る事が多いのに、今回はどちらかというとオーケストラのほうが耳に残っています。主人公の気持ちの移り変わりがチャイコフスキーらしい旋律で、分かりやすく伝わってきます。

 タチアナという田舎の文学少女が、オネーギン=タイトルロールに出会い、切々と恋心を歌い上げるアリア(手紙の場)が第一幕のクライマックスです。タチアナ役のタチアナ・リュブゾワさんは、声量がたっぷり、高音で少し耳障りになる部分もありましたけれど、ゆったり聞かせてくれました。恋が順調ならオペラにはならないので、タチアナはふられます。

 幕間で「きっとここにいるご婦人がたは年齢に関係なく、自分がタチアナだった時のことを思い浮かべながら聴いているのね」って言った途端隣の席にいた男性が噴き出して顰蹙ものでした。女性だったらたとえば○○歳になった今だって自分がタチアナだと思って聞いているのに なんて思っていました。

 第二幕は、生一本で真面目なレンスキーはオネーギンの幼馴染。レンスキーの婚約者のオリガに些細ですが悪ふざけが過ぎたオネーギンはレンスキーと決闘することになります。レンスキーが、自分の苦悩と願いを歌うアリア(どこへ去ったか、我が青春の黄金の日々よ)がしみじみと印象的でした。オネーギン自身決闘について懐疑的なのに、大事な幼馴染を殺してしまいます。ちなみに、プーシキンも38歳で妻に言い寄ってきた男と決闘して亡くなっているそうです。

 第三幕は、決闘後放浪の旅にでて帰ってきたオネーギンが、公爵夫人となって威厳のある洗練された美しいタチアナを見て、今度は言い寄って退けられます。途中タチアナの夫のグレーミン公爵が「恋は年齢にかかわりなく」を歌います。

 こういう時はたいてい若い女性と老人というのが私としては少々癪に障ります。どなたか美しい場面で「美しい老婆と若い美青年」ってのを作ってくれないかしらねえ?

 ロシアの舞台は、バレエでもオペラでも色彩がとても素敵です。光と影色の統一感、大道具小物の使い方ーー簡素で単純な装置なのに夢の世界です。多用されたレースのカーテンと揺れる光がとても美しく、隣席にたまたまいた男性は安上がりの演出だけど効果的ですねなんて、夢を砕く顰蹙ものの発言を繰り返していました。

 レニングラード国立歌劇場のオペラは、私が拝見したなかで、舞台装置の美しさを含め、とても洗練度の高いものだったと思います。その中で難点をいうならば、歌手の印象が薄かったように思います。レンスキー役のドミトリー・ゴロヴニンが私には、一番良かった。自分の好みなのかもしれませんがーー。 

forest1.jpg政府の事業仕分けで、漢方薬の処方を保険対象からはずす との判断がなされたようです。当然のことながら日本東洋医学会などから、反対の声明が出されました。

 しかし、漢方治療や鍼治療など東洋医学的手法を用いることで、病気が良くなったり、疼痛や日常生活が楽になったり、救われる人々が沢山います。西洋薬に漢方薬を併用する事で、内服ステロイド量を減らしたり、抗ガン剤の副作用を低く抑えたり、私が漢方薬の良さに気づいたきっかけです。

 漢方のほうが治療効果が得やすい疾患があります。更年期障害や感冒、冷え症などーー。最近のトピックスでは認知症の治療にも役に立つと期待されています。

  東洋医学が医療コスト面でも有利 つまり西洋医学のみで治療するよりもコストパーフォーマンスがよいと欧米では導入されつつあります。

 保険適応をはずすという医学的な根拠はどのようなものなのか、実際治療に携わっている方々および患者さんたちへ納得いく説明が必要です。

 明治時代、漢方は医学的に無知な人々のために一方的に衰退に追いやられ、昭和になってようやく再認識され保険適用となりました。

 このような間違った判断で、医療の質を落とし、病む人々に負担を押し付けることは、有ってはなりません。漢方薬を保険適応からはずすという方針は、中世に無知と偏見から起こった、魔女狩りと大して変わらない判断のように思えてなりません。再度慎重に検討し、間違った判断を撤回するように、医療人として、患者さんと共に心より望んで止みません。

 ちなみに署名活動がなされています。 こちら

Salgado.jpg 日曜日の朝、寝ぼけまなこで日曜美術館をみていて、とても気持ちが揺すぶられ、恵比寿の東京都写真美術館で開催されているサルガド「アフリカ」に行って参りました。

 人類発祥の地でもあるアフリカは資源と自然に恵まれながら、内戦、飢餓、砂漠化など悲惨な状況が相変わらず続いています。

 サルガドの写真には、目を背けたくなるような争いの痕跡貧困のあかし、難民キャンプなどが写し出されています。ずっと何ヶ月も難民と共に歩いて、ある瞬間をカメラで切りとった。 ゴリラを撮る時には、ゴリラに撮って良いかい?って尋ねてから撮るのだそうです。 "respect"という言葉をインタビューで何回も使っていた。

 サルガドの写真は、撮られているテーマが辛いものであるにもかかわらず、詩的で美しい。未来への希望と明るさを受け取る事ができる彼の写真は、わたくしにとって報道と言うより、芸術であるように感じました。

 地球や自然、生きとし生けるものすべてを尊重し、希望を見つけ出す、そんな写真展でした。  12月13日まで 

 

F1000019.jpg 11月の雨は、なんだか底冷えするようで、メランコリックになります。こういう時期になると、スープやお鍋が美味しい

 じゃがいも、キノコ類、にんじん、大根、キャベツ、白菜、牛蒡、蒟蒻などそろえておけば、暖かい野菜で身体を温めることができます。

 味付けはお醤油にしようかな、お味噌かな、味がいいかな。タンパク質はお魚(アラが美味しい)、それとも豚汁?、鶏肉?骨付き肉があったかしら?ソーセージもおいしそう。気分次第でバターやオリーブオイルで炒めたあと、洋風のスープにして。

 エスニック風の辛み があるとさぞかし身体が温まりそう。残念ながらスパイスの香りが苦手な人がいるので、わたくしのレパートリーには入っていない。

 吉祥寺菊屋さんで買った ほうろう鍋がたっぷりとした汁物の調理にとても便利です。また、肉まんを蒸したり、煮物、ジャムを作ったり、パスタをゆでたり、秋からずっと活躍しています。

 ほうれん草をお鍋に放した瞬間、色がとてもきれい。いつものコンパクトカメラが故障中で、携帯で思わずパチリ。お鍋の内側のに、ほうれん草のやシイタケの茶色、ジャガイモのクリーム色、にんじんの紅色が映え、湯気が暖かみを伝えています(ちょっと苦しい言い訳ですね)。

追記 身体を温める食材でネギや生姜をよく使います。その他に唐辛子がありますよ。Kナースの書いてくれた薬膳の記事は こちら

driedroses.jpg

 新型インフルエンザの患者さんの7割が、入院患者さんの9割20歳未満だそうです。心配されていた高齢者ではあまり患者さんの数も、重症者の数もあまり多くありません。

 感染症研究所 の発表によれば、現在流行っているインフルエンザのほとんどが新型ですって。 例年であれば今頃から、季節性インフルエンザの患者さんが増えてきます。

  感染症が重なると重症化しやすいというのに、肺炎球菌ワクチン季節性インフルエンザワクチンも不足していて、充分量の供給がなされていません。

 美夏クリニックでは少々ですが、季節性インフルエンザワクチンを入手しました。 ご希望の方は、お電話でご予約くださいませ。予約のない方には、申し訳ないのですが接種できません。 新型インフルエンザワクチンは見込みがたちません。すみません。

 追記 11月24日 グラクソスミスクラインの新型インフルエンザワクチンのあるロットで、アナフィラキシーショックというアレルギーが多発したという報告がありました。 薬はどんな薬であっても、アレルギーの可能性があります。アナフィラキシーはその中で、短時間に経過し重い症状を引き起こす場合がある怖い反応です。 注射薬では、いつでもアナフィラキシーの可能性があり、医療機関では治療の準備はしています。 

 今回のワクチンについても、重症度と頻度が問題になってくると思います。

 治療やワクチンメリットデメリット個人レベルで天秤にかけること、集団のなかで天秤にかけることの両方が重要だと思っています。

 

 

cerapaste.jpg お久しぶりです。

 今日は頭蓋顎顔面外科学会というのに参加してきました。第27回なので、もう四半世紀続いている学会ですね。

 ランチョンセミナーで紹介があった硬化型骨補填剤セラペーストをご紹介しますね。骨折や腫瘍などで骨が足りない部分があったときに使うハイドロキシアパタイトで、施術するときにペースト状のものを形作って固めて載せるようにして(オンレイグラフト)使うか、または大きなシリンジで注入して表から指を使ってその場所で形作る。粘土をこねるみたいにーー。医学分類上では、人工骨、汎用型、非吸収性になっている。

 レディエッセはハイドロキシアパタイトですが、長時間持続性とされていますが吸収性でFillerです。形成外科医にとっては、Fillerを注射するのも、少し穴をあけてペースト状のハイドロキシアパタイトを注入するのも、やや腫れ方は違うけれど、手技上あまり差がないように感じます。

  会場でもこうしたいずれ自分自身の骨と同化するような物を、異物と呼ぶのかどうかって議論になっていました。だんだん使用する材料も変化してきます。このタイプの補填剤はけっして新しいコンセプトではありませんし、他にもいくつか種類があります。

 ただ自分自身にレディエッセを注入してみて、改めてこうした演題を拝聴するとまだまだ色々な工夫ができるなって思います。 小孔を開けてポケットを作成し骨に接して注入するようにすれば、美容外科で使うのにもとても良い材料ですね。

 最近では再建の手術なんてすることがなくなってしまいました。こういう学会に出席すると、古巣に戻ったような、わくわくするような、そして少々後ろめたいような気持ちになります。

prealuma.jpg アルマは、皮膚を引き締めハリをもたせる痛みのない治療で、10-14日に一回、大体5-6回高周波(RF)を照射します。

 皮膚のタイトニングは大変!!

 フェイスリフトという手術は結果がはっきりして、よい治療です。でも腫れている期間や糸がついていて、外へ出られない期間があるのは仕方がない。色々な手術方法があって、何とか腫れを最小に効果を最大にとどこの施設もやっているわけだけれど、しっかり治療すればするほど、外へ出られない期間はながくなる。
 手術以外の治療のニーズは高くなるばかり

 器械を使って皮膚をタイトニングする治療は、真皮という皮膚のやや深い層にを加えて、コラーゲンを収縮させ炎症を起こして皮膚を縮めるというのが、コンセプトです。熱したフライパンに、肉を入れると縮むでしょ?皮膚表面を冷却してヤケドしないようにして、真皮を加熱するという原理ですね。

postaluma.jpg

  1、モノポーラ型のサーマクールが深い層まで熱する事ができます。

 2、赤外線(タイタン)やシネロンのST、ポラリスなどバイポーラ型のRFは、もう少し浅い層にターゲットがあります。

3、ヤグレーザーによるレーザーピーリングは真皮の表面に働いて、皮膚の張りを出します。(毛穴のお掃除もできて、結構喜ばれるの)

 それで美夏クリニックのバイポーラ型RFは、アルマといいます。 何と言ってもメリット

 1、痛くない、それどころか気持ちが良い。 ナースが隣で「眼元以外の人は大抵寝ちゃいますよ。」って言っています (快適な美容外科系治療は、イオン導入ヴェラシェイプアルマ。 熱を加える層が深くて痛点より深くて、暖かくて気持ちが良い。 タイタンやSTが痛みは軽いと言っても、サーマと同じタイプの痛みはある。)

 2、まぶたくび など、他の機械では苦手な場所が得意。

デメリットは 吸引してエネルギーがでるので、

1、まったく弛みがないハリがある場所で、吸引できないと治療が出来ない。

2、場合によって吸引による色が2-3日つく方がいる

12月20日まで10%割引します。

  6回セットで 眼の周りが94,500円 (通常10,500円)                             くびが189,000円 (通常210,000円) 他の場所もお見積もりします。

mminsitu.jpg「先生 何か最近できたホクロなんだけれど、少し大きくなっているみたい。取って貰えませんか?」

40台前半女性、左下腿(ひざと足首の間)の真ん中あたり、前方にある3mmの色素斑です。

 色が左右で違う。読みすぎ(悪く考えてしまうこと)かな、なんて思いながら切除しました。

 いつも標本を見て貰っている札幌皮膚病理診断科の木村鉄宣先生から「臨床写真送ってくれませんか?」って電話がかかってきます。メールが何往復かして、病理の最終診断は、「上皮内悪性黒色腫」

 悪性黒色腫の腫瘍細胞は,最初に皮膚の一番表面にある表皮で発生します。表皮の中に腫瘍細胞がとどまっている状態を上皮内悪性黒色腫と呼びます。きちんと切除されていれば再発や遠隔転移しません。今後色々な事を心配しなくて良いのです。。

 良かったですね。他の皮膚がんの話は こちら 

 追記:札幌皮膚病理診断科の木村先生が、原稿を手直ししてくださいました。先生、ありがとうございます!!

 

mika091007right3.jpg だんだん肝斑がきれいになってきたと喜んでいた10月7日の右頬の画像です。

 自分自身のprofile(横顔)は嫌いなのですが、右は特に嫌い なので普通は画像にしないのですが、比較しやすそうだったので やむを得ない

 ナース二人が、蓼科山登山で黒くなったよね。先生頑張っていたのにねって慰めてくれる。

 それで登山直後の写真は、撮影し忘れたのですけれど、本日撮って見ました

 

mika091019right.jpgmika091019right2.jpg 赤みで分かりにくいかしら?残存する肝斑を黒い線で囲んで見ました。

 黒くなったと思い1週間Obagi nu-dermで漂白を心がけました。本当はイオン導入をした方がよいのですが、落ち着きが無くじっとしていられません。それで頑張って、薬剤量を増やし、部分的にかなり赤くなっています。

 比較して見ると10月7日より今日の方が黒味は消えている。

 人の記憶ってあやふやですね。そして写真も大体同じ条件で撮っているつもりですが、光のわずかな当たり方で、色の見え方は違います。

 どのくらい登山で黒くなったのか、残念ながら証明できなかった。だけど、写真上ではあまり悪化していないようです。

tateshinamt-climbing1.jpg 連休中日10月11日に一人でのんびりと蓼科ロープウェイから雨池、麦草峠快適なハイキングをしたわたくしに、なにやらブツブツと言っている人がいる。

 天狗岳に登っている人が沢山いるようだ、とかオーレン小屋に泊まって天狗に登って見たいとかーー。蓼科山はきれいな形に見えるけれど、頂上はどんなかなー。

 そう言えば昨年から登山をしたいと、何回も聞いたような気がする。

 息子さん(スウェーデン人の23歳)に付き添って貰ったら。途中で心筋梗塞の発作をおこしたら救援の人も大変で迷惑、彼なら担いでおろせるでしょ、などといつも聞こえなかった振りをしてやり過ごしていた。それが、遠慮がちではあるが何かしつこい。

 

tateshinamt-climbing2.jpg1、重力に逆らって登山なんて重労働はとんでもない。

2、せっかくObagi nu-dermで肝斑が薄くなったばかり。日焼けしたら2ヶ月の努力が数時間で水の泡

3、運動や気圧の変化などの負荷で、冠動脈が虚血をおこしても私には治療ができないし、担ぎおろすことも難しい

 など と散々逃げ回りました。でも、まさか虚血性心疾患の患者を一人で送り出すわけにも行かず、結果は真ん中の写真の通り。結局付き合う羽目になってしまいました。

 

tateshinamt-climbing3.jpg 蓼科山は2530m。独立峰で優しい形をしています。

 女神ノ茶屋と言う登山口1750mから、最初はクマザサを分け入るように林のなかを快適なハイキング気分でした。その後は結構な急坂大きな岩がゴロゴロあって、両手を使って登るよう。ターザンだったら軽々なのにーー。途中から見た南八ヶ岳の風景が上の写真です。

 Dr.筑田は狭心痛はない、なんの兆候もないと言って、引き返す素振りはありません。せめてニトロペン位は持ってきたのと尋ねると、「忘れた」。 とんでもない内科医!  最近プールに良く通い、内服薬もきちんと飲んで、健康に自信がついたようです。

 あと頂上まで少しというところで、森林限界を抜けご覧のような岩場にでました。風は強いし足場は悪い。わたくしは高所恐怖症。 やだ、もう帰る と駄々をこねたけれど、仕方が無いので結局頂上まで登りました。

 

driedroses.jpg 春の新型インフルエンザは大騒ぎでしたね。それから一段落したかに見えた感染者数も、9月に入り再び増加しはじめています。

 東京都内でも学級閉鎖の処置が増加し始め、武蔵野市医師会からの連絡によれば市内小中学校4校が学年または学級閉鎖、今後本格的な流行に向けて警戒が必要です。

 予防はワクチン接種が最も効果的です。残念ながら新型インフルエンザワクチンは品薄です。一般の方が接種できるまでは来年にずれ込みそうです。

 季節型インフルエンザのワクチン接種も品薄ですが可能で、早めに接種しておくのが良いと思います。

 今後12月、1月には季節型インフルエンザも流行し始め、両方のインフルエンザに感染する可能性があり、その際は今まで以上に重症になるものと懸念されるからです。

  その他、予防対策として、手洗い、人込みでのマスクの着用はある程度の効果しか期待できせん。 インフルエンザ感染症は早期の適切な治療が、重症化を軽減させます。

 特に新型インフルエンザでは、急速な呼吸不全に陥る症例が多く、季節型インフルエンザより重症化しやすいため、できるだけ早期に医療機関へ相談する事をお勧めします。

amaike.jpg  皆様連休はいかがお過ごしでしたか?よいお天気に恵まれ、私は紅葉狩りに行きました。

 10月11日 八ヶ岳のピラタスロープウェイで坪庭まで上がり、どこかお散歩をしようとひとり歩きだしました。ロープウェイ乗り場にあった地図で「雨池」という池があると知り、あてずっぽうに歩き始めました。

 こちら はピラタス蓼科ロープウェイのウェブサイトです。雨池往復トレッキングという地図が中ほどにありますので、興味のある人は見てね。

 坪庭を散策し、縞枯れ山荘から雨池峠までは木で歩道が作ってあって小さなお子さんでも歩けそう。雨池峠からの下りは大きな岩がごろごろあって、水に濡れていて滑って危ない。注意しながらゆっくり30分くらい降りて、少し広めの林道に抜けさらに東へ入ると、この静かな池雨池に出ました。

 紅葉でしょうか、きれいな赤。空は澄み鳥の声と風の音が聞こえ、とても静かで気持ちがよい。

 雨池からの登りは気が進まずそのまま南へ、心拍数も呼吸数も上がらない ルンルンした気分で麦草峠へと抜けておよそ3時間の快適な秋のハイキングを終えました。

昨日美夏ドクターからの情報を聞いて、内藤正敏さんの写真展を見てきました。

 これらの写真は、光の効果を充分に使い、彼の感じた状況を見るものに力強く訴えていました。厳しい状況にも耐える、素朴な力強い東北の人々が感じられました。

 一見恐ろしげ、あるいは不気味に感じられるものも、東北生まれ、東北育ちの私には極ありふれた、普通の情景で、懐かしく感じられました。

 子どもの頃を懐かしく思うときは、電線を切る風の音であったり、海のうねりの音であったり、枯れ草の香りであったり、私の中をそのような漠然とした感覚がよぎります。

 内藤氏の作品を見たとき、彼は東北以外の都会人なのだと直感しました。 同じ物を見ても、見る人の生い立ちで感じ方はとても違うものです。 

美夏DR.より 迫力がありすぎて画像としてお見せするのに躊躇したポスターを載せるようにとのことで、アップしました。この上の方の写真は「婆バクハツ」と題されているシリーズです。

2010年1月

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