2006年7月アーカイブ

 アンチエイジングの実際のNO.2  になるかしら?本日はピーリングについてです。

 ピーリングという皮膚科的な手技があります。これは皮膚を薄く剥くものです。いわゆるアンチエイジングの層の分類で言えば、皮膚の一番表面からある一定の厚さでピールします。リンゴの皮むきをピーラーって言いますよね。そのピーリングです。私の所でさせて頂いている内容は、下記アドレスからご覧になれます。ケミカルピーリングや、レーザーピーリングや、microdermabrasion シルクピーリングなどです。
 http://www.mika-clinic.com/kamoku/geka01.html

 東洋人の皮膚は、炎症後色素沈着が残りやすく、ケロイドなど傷跡が目立つ場合があるのが特徴です。そのため一般的にはピーリングは角層までの浅いピーリングが主流になります。TCA(トリクロロ酢酸)や炭酸ガスレーザー、エルビウムなどで、表皮を超えて真皮に至る深さでピーリングすることもありますけれど、どちらかというと例外的です。

 ピーリング 皮膚を剥いて何がいいのか?
「表面のくすみがとれ、毛穴の汚れが取れ、新陳代謝が高まる。」

結局ここにつきるでしょう。

 反対に何に気をつけなくてはならないか?
ピーリングは皮膚の表面をピールーお掃除しています。皮膚表面の皮脂だとか、天然保湿因子だとか、角層だとかを取り除いているわけですから、愛読してくださっている読者はすぐお気づきになりますよね。バリアを破綻させているのです。
 乾燥しやすい。外からの攻撃に弱い(かぶれやすい、日焼けしやすい、ウイルスなどの感染に弱くなる)。

 イオン導入やハイドロキノンなどの薬が、バリアが破綻することで浸透しやすくなるのは、事実だと思っています。でも浸透しやすいのだから、当然かぶれやすい。どうぞ気をつけて下さいね。

 ピーリング系の治療をお受けになった後は、保湿と日焼け止め(かぶれにくい製剤を使ってね)をしっかり使いましょう。
 そしてホームケアでピーリングをなさっている方は、ざらつきが増えた、赤みが見えてきた、かゆい、乾燥するなどの症状が出てきたら、赤信号です。皮膚科にかかりましょう。

 そうそう、私の好きな薬にトレチノインがあります。トレチノインはレチノイン酸とかビタミンA酸とも言いますが、細胞のターンオーバーを促す薬です。基底層に働きかけて皮膚の新陳代謝も促します。働きかけている場所は、基底層だったり、線維芽細胞だったり、血管内皮だったりしますが、これもまた結果としてのピーリング剤です。

 なすび「そういえばセンセ、ピーリングなんかいつでも受けられるのに滅多にやらないよね?」
 DR.美夏「そうなの。だいたい私の肌は乾燥してかゆい。これにピーリングすると、ひりひりして結構不快なの。ケミピ(ケミカルピーリング)も、レーザーピーリングも、割に辛い。だいたい顔触られるのは、あんまり好きではないし。いちどだけ、エステに行って色々やってもらったことがあるんだけれど、そして良いエステティシャンだったんだけれど、かえって緊張しちゃって、リラクゼーションにならなかった。」
なすび「かゆくて自分で掻いているんだから、ピーリングすれば、そりゃしみるでしょ。いつもせっかく掻いちゃあ駄目だって言ってるあげてるのに。」
 Dr.美夏「新しい看護師さんが来てやむを得ないときのみ、練習台になるの。うっかりその前に眉そりなんかしちゃうと、痛くて痛くてーーー」
 なすび「じゃあ、ピーリングに向いている肌ってどんなの?」
 Dr.美夏「ニキビにケミカルピーリングは、ある程度効くよね。酸で殺菌されるでしょ?でもトレチノインの方が簡単だと思っている。」
 なすび「他は?」
 DR.美夏「肌理の粗い肌。でもこすっちゃって厚くなっている肌には、ピーリングなんかするより、とにかくそっとしておくようにする方が良いよね。どういう皮膚がこすっちゃった皮膚なのか、なすびもあと半年すれば一目で分かるようになるよ。3ー6月正しいスキンケアをすれば、見違えるようになる。やりすぎて悪くなっている人って多いの。なすびも気をつけた方がいいよ。
 なすび「努力をさぼって、痛みを回避して、美を引き出さないのもどうかしらね。」
Dr.美夏「美人画家が美人である必要はない なんてね。」
なすび「さぼる言い訳はいくらでもあるって訳ね。」
Dr.美夏「レーザーピーリングはスペクトラピーリングと言う熱の入りやすい、毛穴の引き締まりの良いと言うのをやっているんだけれど、これは効く人は効くよね。ざらつきの目立つ人に良い。どこにも書いていないんだけれど、脂漏性皮膚炎の人に照射すると、熱でマラセチアが飛んじゃうのか、結果がいいの。」
 なすび「シルクピーリングは?」
 Dr.美夏「角栓を抜く必要がある人かな。お手軽で結構きれいになる。リスクも低い。どちらかというとエステ的な治療だと思っている。」

posted at 2006/07/31 19:56 | kojitomika |
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昨日一昨日と美夏クリニックのある武蔵野市吉祥寺南町では、南町カーニバルという夏祭りが開催されました。小学校の校庭で、よちよち歩きの子供さんから年配の方まで、盆踊りやら花火やら出店やらで大騒ぎ。
 なすびの見た隅田川の大花火とは様子がだいぶ異なると思います。でも、ちゃんと打ち上げ花火もあって、火の粉がどこへ飛ぶかと心配しながらも、ずいぶん楽しみました。
 消防車もカーニバルの間中待機していて、消防の人も10人くらいはおいでになったでしょうか?風の向きを確認したり、子供さんたちの居場所を決めて下さったり、穏やかですが、万全の備えでした。
 開催された小学校の在校児やOB、その親や祖父母、地域の商店街の人たち、こんなに都会なのに本当に地域性の強いところです。まだ美夏クリニックは余裕が無くて、何のお手伝いも出来ず、内心忸怩たるものがありましたが、楽しくお客さんをしてきてしまいました。

 例年のカーニバルは暑い最中に行われて、いかにも夏祭りらしいのですが、今年はまだ夏になる前みたいな雰囲気で、空気も涼やかでした。今から本格的な夏が始まるのでしょうか?

posted at 2006/07/31 18:47 | kojitomika |
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どういう訳かアップする操作をした途端消えてしまいました。どうしてか分かりません。悲しいよう!!がんばってもう一度書きます。

 本日は「アンチエイジングの実際 No.1」です

アンチエイジング治療のなかで、皮膚の表皮から真皮の浅い部分の治療があります。実際の治療目標は、しみと毛穴、小じわの改善です。治療はスキンケアをすることになります。

 個々の治療については、また別の機会にお話しします。今回は、一般的な話です。オバジというロサンゼルスの皮膚科の先生が作ったnu-dermというトレチノインとハイドロキノンの治療プログラム(クリームプログラム)があります。この治療をすると、皮膚のしみや毛穴、小じわなどは見違えるほど良くなります。種々の治療方法の中で、改善度はきわめて高い。
 でも、すっかりきれいになったと思っていても、メインテナンスをしなければ、3年で元に戻ります。どんなアンチエイジングの治療をしても、そのときから年齢を重ねるのだと言えば、やむを得ないことです。でも戻っちゃうと悲しいですよね。良い結果を保つためには、日々のケアやメインテナンスの治療が必要になります。

 しみの治療は、結果がはっきりする治療です。結局気になるしみが残っているか取れたかですから。写真にもはっきり写る。

 しみに比べると、毛穴や小じわの治療は評価が難しい。ロボスキンアナライザーなどを使って評価する方法が少しずつ広まってきています。なぜこのような高額な機械が必要なのか。結局、写真などでの評価が難しいから。
 毛穴が小さくなったと言います。例えば、毛穴の体積が平均して50%縮小したとします。これは、長さに置き換えると、20%の縮小です。(80%になったと言うこと) 0.8x0.8x0.8でおよそ0.5ですよね。
 確かに毛穴は縮小したと思います。でもこれをふつうの写真の上での変化ととらえるのは結構難しい。小じわについても同じです。保湿のされ具合や表情で写真では全く異なる。

 この辺が、毛穴やこじわの治療で、それなりの結果が出ていても、患者さんによって満足度が異なる理由です。

 美容系の集まりに行きますと、「夏みかんのお肌は、みかんにできる。でも、みかんをたまごのような肌にするのは難しい」という言葉をよく聞きます。

 治療をお受けになる前に、よく説明を聞いて、納得してから治療を受けて下さいね。正直なところ、医師や看護師であっても患者さまが本当に理解して下さっているのかどうか、不安になります。また、言葉の理解と思い描いておいでの結果と異なる場合があります。
 治療には、もちろんリスクはありますし、患者さんによっても結果は異なります。どこの医療機関でも、丁寧に説明することをモットーに治療していると思います。よく納得した上で、治療を始めて下さいね。

本日のまとめ
日々のスキンケアやメインテナンスの治療が必要です
しみの治療のように結果がはっきり分かるものと、毛穴や小じわのように評価がしにくい治療があります治療の前に、わかりにくい部分はよく説明を聞いて下さいね

posted at 2006/07/28 19:00 | kojitomika |
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 毛穴を気にしておいでになる患者さんの数がこの2-3年増えています。

 色々な治療手段があります。治療で一番難しいのが、いじりすぎ、こすりすぎで、傷跡のように周辺が固くなってしまった毛穴です。どうしても色々ご自分で試された後の毛穴は、長期間外力がかかり、その場所に炎症がおきています。毛穴周辺に炎症惹起物質や白血球などがあつまり、その結果として線維性の固い傷になっています。

 私が思うには、以下の3つはかなり悪影響をもたらします。
1,粘着剤の力で角栓を引きはがす。(毛穴に傷がついちゃいます)
2,リキッドまたはクリームタイプのファンデーションを毛穴の上から、指でぽんぽん叩き込むような習慣(穴を広げるために、上から叩き込んでいるようなーーー)
3,ケミカルなあぶらとり紙(かえって毛穴の表面のマンホールの蓋を作っていませんか?)

 うっかり叩き込んだファンデを取り除くために、脂を溶かすように、界面活性剤をしっかり使いますと、今度は皮膚表面が乾きすぎ、さらに過剰な保湿が必要になります。保湿しすぎれば、当然皮膚の新陳代謝は低下するのでくすむ。
 悪循環ですね。

 
 ところで毛穴治療にいくつかの手技があります。
シルクピーリング wetな環境でダイヤモンドヘッドバーでピーリング。吸引圧がかかるので、角栓が抜けるのがウリ。

レーザーピーリング  カーボンを塗って、1064nmのレーザーを照射する。周辺から少しずつ毛穴の広い範囲が縮まるように効いてくる。熱が加わるというスペクトラピーリングー美夏クリニックのはこれーというのも、あります。

 (私はレーザーピーリングもスキンケアなので、1-2年すれば元へ戻ると思っていました。でも、1年2回くらいの照射でよい状態を保っておられる患者さんがいます。なぜメンテがうまくいっているのか。きっと日々のスキンケアで毛穴を広げることをなさらないようになったからだと思います。日々のスキンケアは本当に大事です。)

ケミカルピーリング お気軽に皮膚のくすみをとり、毛穴をお掃除するには悪くない。

サーマクール 皮膚のタイトニング目的なので、当然ですけれど。皮脂の分泌も抑えられる。いわゆる皮膚のゆるみが気になる年齢の方には、真皮がターゲットの治療ですが、ダウンタイムがなく、お勧めです。

 なすび 「だから、お粉がいいの。粉を毎日きちんとはたきなさいって言っているでしょう?毛穴も詰めないし、ニキビができやすくなることもない。ヘビーなクレンジングで、皮膚を痛めることもない。センセも、ちゃんとやってね。」

 美夏Dr. 「生活習慣病っていうでしょ。一般的には内科的な疾患で用いられる。最近はやりのメタボリック症候群ていうのも同じ。高血圧やら高脂血症やら肥満やら。 でも皮膚科的な疾患もまた、生活習慣病と言ってもよい状態ってたくさんあるよね。」

 なすび 「なかなか皮膚疾患が治りにくいのは、生活習慣が治りにくいからなのね」

 美夏Dr. 「粉で皮膚が治るとは言っておりませんので、誤解なきよう。でも、ファンデもお粉タイプのパウダリーファンデーションが皮膚には一番害がないのよね。」
posted at 2006/07/26 15:52 | kojitomika |
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梅雨が明けませんねえ。
 昨日は診療をお休みさせていただき、また鴨川に行ってきました。せっかくお休みさせていただいたのに、どんより曇って、大粒の雨が時々降ってきて、おまけに台風かしら?風も時々吹いていました。

 とても海に入る気にならず、鴨川グランドホテルのプールでのんびりしてきました。滑り台があり、海も見えて、屋外のプールと露天風呂はそこそこに、屋内の暖かいプールで少々泳ぎました。(V脱毛もしたことですしね)
最近はあまり運動もしていないので、200mやっと泳いだくらい。あとはのんびり海を眺めていました。水泳は無理のない運動なので、吉祥寺のプールにも行くようにしようと思いながら、帰京しました。

 海は8月15日お盆を過ぎるとくらげが出ます。昨年は家族のものも刺されていましたし、患者さまでもかなり重症の方がおいででした。
 7月の終わりのこの時期に海の水が冷たく、あまり泳げないような状況ですと、海の観光で稼いでいる人にとっては、とても辛い夏になるでしょう。鴨川はアクアラインができてから、日帰りのお客さんが増えて、それだけでも観光業の方には打撃です。この天気では、海の賑わいが期待できず、思わずお気の毒に感じます。


 私の大事な患者さんで、娘みたいなお嬢さんがいます。美紀ちゃんといいます。この子が2週間くらい前に、ここ数年来ないほどに、肌が荒れて受診しました。びっくりしました。
 多分、疲れが溜まっていたのでしょうね。
 皮膚は、身体と心の鏡です。美紀ちゃんの皮膚も身体の調子を映していたようです。漢方を筑田先生(私がママなら、筑田先生はパパかなあ?わかりませんが)に処方してもらい、私の方では皮膚的な治療をさせてもらいました。
 
 美紀ちゃんがブログを書いてくれると聞いていました。発見しましたのでご案内しておきますね。ちょっと恥ずかしいけれど。
http://ameblo.jp/gg-beauty/entry-10014438930.html


 皮膚の調子が悪いとき、また生理がいつもと違うとき、どこかからだの調子が悪くないかなあと、よーく身体の奏でるメロデイに耳を澄ませてくださいね。(美夏クリニックの「美と健康はオーケストラのハーモニー」からのもじりです。)

 私は開業してから娘が増えました。美紀ちゃんも、面倒くさがり屋ナースもその一人です。少し前までは姉の気分だったのですが、最近はママの気分。いくら美容外科やっていても、だんだん若くなるわけないものね。少々残念ですが、娘が増えるなら良いことにしましょうか。

http://www.mika-clinic.com

 鴨川にはおよそ10年住んでいました。
 でもこの鴨川グランドホテルを始めて訪れたのは、20年くらい前になります。帝京大学の整形外科学教室に1年在籍していました。そのときに医局旅行というのがありまして、それがこの鴨川グランドホテルでした。

 鴨川は海産物の豊富なところです。グランドホテルの名物に「あわびの踊焼き」と言うのがあります。あわびを直火で焼いて食すというものです。残酷な印象も強かったのですが、お味は絶品で、この医局旅行で初めて頂きました。20年も前の宴会を覚えているのですから、その印象がいかに強烈であったか、お分かりいただけると思います。

 その後何の縁か鴨川に住むようになり、時々漁師さんから時にあわびを頂く機会がありました。医局の外科の大先生から、料理の仕方を口述にて伝授され、殻のはずし方から、酒蒸しの仕方、昆布じめ、などなど色々試しました。あわびも食材のなかでは、本当に1級品です。

 そうそう筑田先生の郷里 下北半島の大間もあわびの産地だそうです。大間は干しあわびにして、中国へ輸出しているそうです。中国料理で、あわびの中でも大間産あわびは、極めて珍重されるのだそうです。

鴨川グランドホテルのウェブサイトはこちら
http://www.kgh.ne.jp/04/

posted at 2006/07/25 09:08 | kojitomika |
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 ヒアルロン酸注入という手技が日本で普及してきて、およそ5年になります。コラーゲンより持ち上げる力が強く、長持ちするということで、始まった。アメリカで狂牛病が出て、牛由来であったコラーゲンがすたれ、その勢いもあって広まったという印象があります。古い話ですが、開業したての5年前に、CAZという雑誌でヒアルロン酸注入をしているクリニックとして紹介していただきました。たしか牛コラーゲンの乳白色の色が、時に皮膚から透けて見えるのが、嫌だなあと思って導入したのでした。

 もっぱらスウェーデンのQメド社の製品を使ってきました。比較的持ち上げる力は強く、浅めに注入すると少量でもかなりの効果が出せます。ただ、どうもごつごつしやすく、注入時にかなり気をつけていても、多少の凹凸が残りやすいのが欠点でした。

 最近出てきたヒアルロン酸は、極めて滑らかです。サージダームだとかカプチークだとかエセリスだとかーーー。注入時に力を入れなくてもふんわり入り、自然な仕上がり。でもふわっと入れているうちに、あっという間に1本くらいはなくなっちゃう。

 それも、微妙に深さを調整することで、結構カバーできます。製剤ごとの特性を理解し、使い慣れると綺麗な結果が得られます。

 サージダームは扱いやすい製品です。注入したときに丁度よい量で入れると直後は膨らんで見える場合があるようで、持ち上げる力はかなりのものです。

 このサージダームはフランスのコーネル社というところの製品です。残念ながらまだFDAの承認がとれていない。アメリカのFDA承認には時間がかかるんですね。サージダームはかなり分子量などで種類があります。ニーズに合わせて選択できるのがメリットです。

 メソリフトに使うヒアルロン酸はサージダームのなかのサージリフトという製品です。これは、真皮の中に細かくメソセラピーとして注入していきます。従来のように皮膚を持ち上げる効果を狙うというより、ヒアルロン酸が周囲から水を引き寄せる力を利用して、皮膚をふっくらさせる、小さなおしわを目立たなくさせるための、スキンケアの1種と考えた方がよい。前回のアンチエイジングの話のなかでは、浅い層への治療になります。
 同じ手技を、ビタミン剤を入れてやるやり方もあります。皮膚のくすみが気になる方には良い治療だと思います。

http://www.mika-clinic.com/kamoku/geka02_b.html

美夏Dr.「なすびは何飲んでいるの?」
なすび「セラミドよ。」
美夏DR.「セラミドってあの天然皮膚保湿因子ってやつ?飲んでどうするの?胃の中で胃酸でみんな分解されちゃうでしょうに。違うの?」
なすび「まあヒアルロン酸の化粧品を皮膚に塗るって言うのと大して変わらないねえ。」
美夏Dr.「ふーん、セラミドが胃粘膜を保護するって言うの?」
なすび「まーさか!! すっぴん美人!あなたの生活を潤いで包みますだってよ。」

Nsなすび「話をもとに戻そうよ。ヒアルロン酸を塗るだけでは、皮膚そのものには入らないから、メソで入れようっていうのがコンセプトだよね。じゃあ、剣山で皮膚に穴開けてヒアルロン酸塗れば良いじゃん。メソやったあと、浮き出てきた溶液摺りこんでるでしょ?」
美夏Dr.「皮膚に薬をつかうって治療は、結局皮膚のバリアをいかにして超えるかってことでしょ?
 皮膚は外の環境から皮膚を守って、外のものを入れないようにしている。それを例えばイオン導入だって、イオン化した物質ー多くはビタミンーを塗って、電流流して電位差で深くいれようって目的でされている。
 メソリフトのヒアルロン酸だって、直接注射でいれようとしている。いかにバリアを越すかなのよ。しかも入れたいターゲットは真皮。ひとつひとつ深くにいれるのでは、ターゲットより深すぎる。
 でも美夏Dr.も、もう少し良い手技が早晩出てくるような気がしているの。
 バリアを超えて薬を浸透させるということから言えば、drug delivery systemという研究が盛んになされている。ナノテクっていうのも同じよ。粒子を細かくするとか、カプセル化するとか。

 薄毛脱毛症の治療でそれこそ剣山みたいなので皮膚に穴あけて薬をいれるっていう治療をしているクリニックあるよ。だけどあのふとい針の剣山より30Gとか32Gとか、すごっく細い針で直接入れるほうが、皮膚にダメージ与えないでしょ?」
posted at 2006/07/22 20:26 | kojitomika |
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なすびNsが最近絶好調です。

 ここ3日間連続で、私のVラインの脱毛をしてくれると言い続けていました。私だってなすびにやってもらうのは、少々恥ずかしい。その上「痛い」とか「もうやめる」なんて言ったら怒られそうでーーー。常に怒られているような気がする。

 本日眼瞼下垂の手術の後とっても時間があったので(予定の半分の時間で終わってしまった。)、こっそり自分で照射しました。HPに3回目をやると宣言して、なんと2-3月かかっています。さすがに海水浴シーズンに入ってしまって、猶予はなかった。
 (書いてて気がついたんですが、私のお勉強もいつもこんな風だった。押し迫って、どうしようもなくなって、それからねじり鉢巻。試験直前の追い込みだけは得意だった。自慢にならないですねえ。そんなことを、脱毛で思い出すとはね。)

 コメットによる脱毛3回目。
 昨年の春と秋に照射したときには、すごく痛く感じた。でも量が1/4くらい(印象で)になると、しっかりとした毛根も残っているのですが、痛みは本当に少なくなります。結局痛みは照射面積あたりの毛根の体積と色素量の積算なんでしょうね。
 こんなにラクなら、さっさとやればよかった。「だから早くやりなさいって言ったでしょ!」 やっぱり怒られた。

 ところで、このVラインという言葉を皆様知っておられましたか?私はきっとビキニラインの事だと、3時間前まで信じていました。これが違うらしい。ビキニはだいたいbikiniなんですね。思い込みとは怖いものです。

 Vはどうやらそけい靭帯の形から来ている。確かに人体の形を書くときには、おへその下はVの形に書く。Vライン脱毛という言葉を使うときには、前から見えるおへその下で、大腿を含まない部分の脱毛を指すんだそうだ。(知らなかった。)

 なんて話をしていたら、なすびNs 「センセ、そんな話を文字にしちゃうなんて恥ずかしくないのお?みっともないじゃあない。」

 彼女の感性では、Vラインと聞いただけで恥ずかしいらしい。「お顔の脂の多い部位をTゾーンというのと、どこが違うの?」と尋ねたら、連想させるものが違うんだと怒られた。 そういえばこの間お願いしている会計士さんに、「Vラインとか良く書きますねえ」なんて言われたんですが、これも同じ発想だったんですね。そのときには、何を言われているのかさっぱりわかりませんでした。

 どうやらものの感じ方が違うようです。医者はドライに考えるのかもしれません。本日のお話は、男の方は読まないようにお願いいたします。
http://www.mika-clinic.com

posted at 2006/07/21 17:48 | kojitomika |
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海水浴

また雨が降り続いていますね。海の日に千葉県鴨川へ海水浴に行ってきました。

 もうすぐ夏やすみという時期なのに、海辺は寒いせいか、閑散としていました。水も冷たく、砂浜でぼおっと海を眺めているうちに、雨が降ってきました。海の家でビールとラーメンを頂きながら、海を見ていると、ほっとした気分になってきます。

 そういえば、首都高を下り、木更津君津あたりでたんぼや山の緑を見ていたら、それだけで涙が出そうになってきた。都会生活は知らず知らずのうちに、人の心に無理を重ねさせているようです。

 海も1-2週間ごとに入っていると、水温の変化、水の色の変化に気づいてきます。そうしたささやかな変化が結構楽しくて、日焼けを怖がりながらも、海へ通うことになります。

posted at 2006/07/19 10:26 | kojitomika |
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今のクリニックに移転するときに、ソファを何にするか、結構悩みました。筑田先生はノルウェーのソファがとても気に入り、それが欲しかった。だけど何せ予算が合わない。

 美夏Dr.「そんなに好きなら、インターネットでウエブサイト探して、聞いてみたらあ?」
 筑田Dr.「直輸入のことか?そんなことが出来るのかなあ?」
 美夏DR.「駄目もとでメール送ってみたらいいんじゃない?」

というわけで、ウェブサイトを探し、ノルウェイのLEADSという会社に輸入交渉のメールを筑田先生は入れました。途中経過は、省きます。クリニックの移転後ープンの3日前に搬入されるというひやひやものだったんですが、それでもちゃんと到着し、メールとインターネットのありがたさを痛感しました。
 もちろん海外送金、種々の手続きなど、ある程度の面倒くささはありましたが、座り心地のよい上質なソファが待合室に準備できて、しかも価格も相場よりずいぶんお値打ちで、うれしく思いました。


 今回手術用機械で破損が出て、注文を出しました。業者さんに問い合わせをすると、すでに取り扱いを中止していると。
 消耗品で手に入らないと、大変です。どの外科医もそうだと思いますが、どうしても必要な機械というものがあります。でも、どうしても駄目なんだと。

 途方に呉れていましたら、面倒くさがりやナースが、「ネットで調べてみたら?きっとみつかるよ。」と

それでメーカーは分かっていましたので、ウェブサイトを検索。ホ-ムページにドイツ語が出てきたときには、これは無理だ。(医者はドイツ語が出来るというのは、昔の話。私はすっかり忘れてしまいました。カルテはほとんど日本語。)と思いましたが、幸い英語バージョンがあって助かりました。

 カタログもあって、必要な品がしっかり出ているの。うれしかったなあ。
 昨夜メールを送りましたら、今朝にはお返事が来ていました。再度こちらからのお願いごとをメール致しまして、たぶん輸入が可能になると思います。

 インターネットが普及することで、世界が変わったと本当に思います。業者さんだけが情報を握っていた時代は終わりました。私どもの医療の領域でも同じです。必要な情報を家にいながら手にすることが出来、それなりの手続きを踏めば、輸入も出来るようになるなんて、やっぱり素敵なことですね。

 蛇足ですが
 インターネットで処方薬を購入するのは、やめたほうが賢明だと思います。私のところでも、種々の薬剤をネットで購入し自分で治療なさって、トラブルに巻き込まれておいでになる方がいます。薬については、やはり診断する必要がありますし、使い方もその人にあった使い方でなければ、結局薬が毒になってしまいます。
 医師の処方が必要な薬を、医師の診察なしで使うことには大きなリスクがあります。気をつけてくださいね。
 http://www.mika-clinic.com/

posted at 2006/07/19 19:39 | kojitomika |
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 サーマクール照射後2週間間隔で3回ヒアルロン酸の注入(顔へヒアルロン酸を細かく注射してゆくというメソセラピー)をお願いしたキリコさんのレポート第3弾です。それではキリコさんお願いします


 2回の効果があったのか、最近洗顔しているときに、なんだか頬がふわふわした感じがします。タイムラグがなく効果がすぐに出るのが、ヒアルロン酸なんですね。

 ところでヒアルロン酸って、硬いんです。

施術が終わって、プルンと1回洗顔すると、なかなか落ちません。しっかり張り付いている感じ。すぐには洗顔しないほうが良いらしいのですが、メイクする前に軽く洗うと、皮膚の表面にしっかり入っている感じがしました。

 施術中は小さな穴から軽く出血して、頬が薄いピンク色になっているらしいです。終わると確かに小さな赤い穴がぽつぽつと見えていますが、翌日にはなかったので、ちいさなかさぶたなったか、それ以前にアナがふさがったのか、とにかく皮膚のすぐ下に直接注入するので、効果が早いです。

 まじまじと自分の顔を見ていると、ある角度から見ると、とてもやつれて見える。ぼこぼこになった頬が気になるんです。でも最近メソの効果なのか、あまり気になりません。

たるみはたるんでいるのですが、頬が弾力が出たので、気にならなくなっているのかもしれません。

 サーマクールの効果は何度やってもそれなりにきくのか、美夏先生に聞いて見ましたが、日本でははっきりしたことはまだわかっていないそう。ただ、切開やおおげさになる手術のわずらわしさがないので、私としては今後広まってゆくのではないかと思いました。

 美容外科の良いところは、とにかく自分に自信が持てて、気持ちが明るく前向きになるところだと思います。自分のために、体全体の健康のために、今後も加齢に(華麗!)に続けてゆきたいと思いました。  byキリコ                


posted at 2006/07/19 09:33 | kojitomika |
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 暑くなりましたね。。

 昨年メラフェードというトレチノインとハイドロキノンのシステムを試していました。
日焼け止めSPF45をつけていたのですが、炎天下グラウンドに立って3時間、翌日鏡をみたら両方の頬は真っ黒けっけ。これぞ肝斑!!。もともと私の肝斑は潜在性のもので、それほど目立たないものだった。(UVカメラでもはっきり写らないくらい)。それなのに悪化した肝斑は真っ黒。教訓としては強烈で、その後2ヶ月間診療をしたくなくなるほど、ひどかった。
 
 この夏は、紫外線をきちんと避けて、患者さまの前で言い訳をしなくてもすむようにしなくては。
 美夏DR.の診察室は南向きです。
 その南向きの診察室に99%紫外線カットというフイルムを貼りました。午後からの陽射しが時によって、まぶしかったのですが、あまり気にならなくなりました。かといって、部屋が暗くなるわけではありません。結構お勧めです。面倒くさがり屋ナースのブログにあったように、ホームセンターでフイルムを購入し、自動車や南向きの窓には貼ってごらんになったらいかがでしょうか?http://mika-ns.jugem.jp/?day=20060623

 そして、ここのところ目立つのが夏の行楽にお出かけになって、サンスクリーンでかぶれてしまったという患者さまです。オキシベンゾンという吸収剤は、今でもかなり使われています。これも結構かぶれます。デパートで、色々な商品を勧められ、じっくりと成分名を確認していますと、この悪名名高いオキシベンゾンが入っている商品って結構多い。
 スーパーマーケットで小さいお子様にと売られている日焼けどめに入っていたのを見つけたこともあります。アレルギーを引き起こしやすい物質の入っている化粧品を、赤ちゃん用として販売しない方がよいと思うのですが。

 かぶれは、接触性皮膚炎と皮膚科の言葉でいいます。そのかぶれの中で、オキシベンゾンをはじめとする紫外線吸収剤は、アレルギー性の接触性皮膚炎をひきおこします。これは、身体がこの吸収剤の成分と合わない、相性が悪いと認識してから(つまり感作されてから)症状が出る接触性皮膚炎です。(一目ぼれタイプではないの、じっくり付き合ってみたらやっぱり駄目)
 多くは使い始めて1ヶ月とか数ヶ月とか経ってから症状がでます。

 サンスクリーンも広い範囲で使う場合には、狭い範囲で試してから。
 ずっと調子のよかった化粧品も、ある時からかぶれることがある。そういうアレルギー性の接触性皮膚炎というものがあると言うことを知っていてくださいね。

 選択の方法としては
1、SPFの値は高ければよいというものではない
2、白くなる紫外線散乱剤の方が一般的には安全
3、吸収剤が入っている製品は、かぶれやすい人はさける
4、むらなく厚めに塗る
5、汗をかいたり、触ったりしたなら、塗りなおす

 1日に何回も塗るのは大変ですけれど

posted at 2006/07/14 13:14 | kojitomika |
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昨日アンチエイジングと書き始めて、つい日ごろ感じていることを書いてしまいました。でもそれはポリシーの話で具体的ではなかったですね。本日は、もう少し自分の専門分野での具体的な治療方法について、4回シリーズくらいで書きます。(そういえば、完結していない話題が一杯残っています。金属アレルギーやら痒いやらピアスやらーーー。これも中断したり続けたりになりそうですが。まあ話題は一杯ありすぎてエンドレスですものね)

 形成外科美容外科のアンチエイジングと言った場合、まずターゲットを絞る必要があります。ご自分の気になる部分と受けている治療が、深さでずれていれば満足する結果は得られません。
 やや極端ですが、話が分かりやすいように分類します。

 1、浅い層のアンチエイジング
これは皮膚の構造から言えば、表皮と真皮浅層に対する治療をします。気になる症状は、大きく分けてしみ(色の問題)と毛穴こじわ(形の問題)です。治療の方法としては、美容皮膚科的な治療ースキンケアをします。

 2、中くらいの深さのアンチエイジング
これは、真皮がターゲットの治療をします。普通の皺、ほうれいせんや眉間のしわ、縦長の毛穴など。軽い緩みもここに入ります。治療手段としては、filler(コラーゲン、ヒアルロン酸などの注射でくぼみを持ち上げる)とボトックス(しわを寄せる筋肉の動きを止める)がメインです。
最近リフトアップ用の器械を用いるマシン系の治療もこの2番目に入るでしょう。真皮にいかに熱を入れるかがポイントですからね。つまりサーマクール、タイタン、ポラリス、リラックスFなど

 3、深い部分のアンチエイジング皮膚と骨格の間の位置関係がずれてしまった場合の治療。たるみ緩みが気になる場合です。結局フェイスリフトや瞼の形成など手術になります。

 美容をやっている形成外科医の集まりで話題になる中に、はっきりした結果が出る治療、患者さまが喜ぶ治療という分類があります。
 上記の中で、1のしみの治療、2の注射による治療、3の手術による治療というのは、術前後で結果がはっきり出る治療です。反対に毛穴に対する治療やマシン系のリフトアップの治療は評価が難しい治療です。その評価方法についても、いずれ書きますね。

posted at 2006/07/11 10:12 | kojitomika |
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 アンチエイジングという言葉があります。美容外科的な若返り治療をするという意味合いで通常用いられています。
最近では美容内科的な意味合いでデトックスやホルモン補充療法などを指して、用いられています。美夏クリニックでは、美夏DR.は勿論美容外科的な若返り治療もしておりますが、本来のアンチエイジングについては、それとは別の理念があります。

 不老不死は秦の始皇帝の望みでかなえられなかったものです。現代でも不死はかなえられない。不死という言葉を使うならば、それは遺伝子が脈々と子々孫々に伝えられてゆく事そのものが不死かもしれません。でもその遺伝子も、そのまま伝えられてゆくわけではなくて、子供には1/2、孫には1/4ずつ、しかもウイルスやらそれまでの病歴やら種々の要素で少しずつ変化していきます。進化といっても良いのかもしれませんね。


  美夏クリニックの"美と健康はオーケストラのハーモニー"という理念は、みんなが自分たちのもっている恒常性を大事に、自分のなかにあるリズムや音色を、あるがままに美しく奏でるか、そのお手伝いが出来たらと話し合って決めた理念です。

 東洋医学では、鍼や漢方薬を使って可能であれば未病のうちに、ハーモニーの乱れに気づいて、本来の姿にもどすように努力しています。筑田先生におかかりの患者さまたちが、初診のときには暗い下向きのお顔だったのが、だんだん頬に赤みがさし、眼の輝きを取り戻し、お声に力が出てくるのを、拝見すると、本当にうれしくなります。

 個体のアンチエイジングが、本当の意味でのアンチエイジングになるには、まだ遠い道のりがありそうです。その中で、一人一人が生きてゆく時間、出来るだけ健康に若々しく、楽しく生きてゆければ良いなあと思っています。

 
 

posted at 2006/07/10 18:23 | kojitomika |
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昨日は七夕でしたね。

 怒涛のように日々がすぎています。ふと気がついてみたら、開業して5年が過ぎておりました。5年前の7月2日に、吉祥寺の小さな雑居ビルで美夏クリニックは生まれたのでした。いわば5歳の誕生日だったというのに、すっかり忘れていて、なんと本日気がついた。
 何度もつぶれてしまうのではと心配しながら、今があるのは、支えてくれた患者さんたち、スタッフ、周囲の先生方、地域の人たちのおかげだと思います。いつも感謝しています。


 東京の街には、街ごとに特徴があります。
 吉祥寺の通りには、ベビーカーに乗っている赤ちゃんから、80、90過ぎの年配の方までいます。道行く人が、決していわゆる青年期壮年期の人たちばかりではなくて、赤ちゃんからご年配の方までおいでの街に、大変魅かれました。

 この街には、井の頭公園があります。
 日曜日の井の頭公園を歩いたことがありますか?若い芸術家やstreet performerたち、音楽を奏でたり、絵やアクセサリーなどを売ったり、バルーンで子供たちを遊ばせたりーーー。
 花の季節になると、花見の宴会で大変にぎやかです。にぎやか過ぎて、少々辟易しますと、ボートに乗ります。水面に移る桜が綺麗で、周囲の喧騒を忘れます。若葉も綺麗ですよね。

 この井の頭公園が、色々な人種を集めるのでしょうか?地域の人たちも、芸術家やマスコミの人、物書きなど、特徴のある人たちが多いような気がします。

 吉祥寺は都会なんですが、コミュニティの意識の高いところです。一緒に住んでいる人間は、「ご近所さん」。私は、少々仕事に時間を取られすぎていて、どちらかというとあまりお付き合いできないのですが、それでも吉祥寺周辺のご近所さん。
 当然ご近所さんの同じ開業医の先生方とのつながりが結構あります。電話一本で、専門の先生に診て頂けるのは本当に心強いものがあります。ありがたい話です。

 昨年9月に現在のクリニックに移転し、忙しすぎる日々を過ごしてきました。色々なことを見直して、私の時間や体力、心に見合った余裕のある生活をしなくてはいけないなあと、書きながらつくづく感じました。身の丈にあった生活でなければ、良い医療は提供出来ませんものね。

 5年後に一体どんなクリニックになっているか、予想もつきませんが、どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。http://www.mika-clinic.com

posted at 2006/07/08 19:21 | kojitomika

患者さまでサーマクール+メソリフト3回のコースをモニターさんとしてお願いしたキリコさんからのレポート第二弾です。
サーマクール照射2週間後にメソリフト1回目を致しました。キリコさんよろしくお願いいたします。

説明されていたはずなのに、なんにもわからず仰向けになる。

小さな小さな針のついた注射器で、皮膚に穴を開けて、そこからヒアルロン酸を注入するセラピーです。初めてのことは何でもそうだけど、おっかな(@_@)ですよね。この注射器が、痛さはほとんど、プツッと言う感じだけどン注射器の見かけが大きいのです。だから(エ~~、あんなに大きい注射針!)と思うかもしれないけれど、極小針でした。念のため。

 筑田先生に「気になる所はどこですか?」と聞かれますので、気になる部分を最初に言えるように、自分の顔をじっくり観察してから行われたほうがいいですよね。人によっては場所的に小さな内出血ができる人もいるかもしれませんが、簡単にファンデーションで隠せる程度の色です。私も片頬だけ小さなしみになりましたが、お化粧してそのあと仕事に出かけました。

40代頃から多分、頬に妙な筋肉の縦線が入ったり、頬だけこけ初めて所帯じみた感じになるのが気になる方もいらっしゃると思いますが、メソセラピーは、小さな穴からそんな部分をふっくりさせて、和やかな表情になりますね。ヒアルロン酸効果がわりと最初からでるみたいですよ。終わったら、頬になじませて、そのまま別室でイオン導入してもらいました。

このイオン導入で、約30分程度パックして皮膚に水分とビタミンを浸透させて出来上がり。出来れば洗顔せずにそのまま軽くメイクしたほうが効果があがるそうです。イオン導入の前には、必ず貴金属をはずすよういわれますので、きつい指輪などは最初からはずしておいた方がいいかも。はずせないほど夫、恋人の愛情にしっかり守られている方は、(なんとうらやましい)面度くさがり屋ナースさんがはずしてくれます。歳とると、どうも指までしわしわになってねぇ・・・。

ふわふわの頬を目指すのであれば、やはり目のしたのくまが出る部分や頬骨のちょうど下の部分、若い頃には脂肪がなくなるなんて思いもよらなかったけど、骸骨の形に近づんでしょうかねぇ。

イオン導入は、確かに自宅で洗顔して、ピシャピシャ化粧水をつけてるだけではなかなか浸透しないな、と思っている人にはすごくオススメです。子育ての疲労やストレスの吐き出し口が見つからない時、自分のだけの癒しの時間にゆっくりひたひた浸れる時間でした。(キリコ)

posted at 2006/07/08 19:30 | kojitomika |
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汗のシーズンになってきました。
 汗をかかないようにする治療で、ボトックス注射というのがあります。このボトックスは、神経末端でアセチルコリンという物質を放出するところを阻害する薬です。顔のお皺を寄せない(表情筋をブロックする)のに、一番使われています。また、腋の下や手のひらなど狭い部分の汗を抑えるのに、傷が出来ず、とてもよい治療です。

 ボトックスの一番の欠点は、加熱されていますけれど、血液製剤の1種のアルブミンが入っていることにあります。加熱されていてもうつる可能性のある病原体で現在分かっているのは、クロイツフェルトヤコブ病です。言い換えると、肝炎やエイズなどのウイルスは加熱することでなくなっている。
 皺治療に、年に2-3回の注射で効果が確実なので、私は時々打ってもらいます。加熱してあるアルブミンによるリスクは、交通事故にあうより低いと自分では思っています。でもリスクが皆無な訳ではありません。

 一度自分でボトックスを注射してみようとトライしました。私は近視でめがねなしだと、良く見えない。ペンレステープを貼って痛みによる誤差をへらし、めがね越しに、またはめがねなしで、挑戦してみたんですが上手くいかなかった。鏡の前で注射器で狙いを定めている図は、自分で考えても変ですけれど。 結局筑田先生に注射してもらいました。このときの実況中継が残っていなくて良かった。なすびナースはいなかったよね?

 2-3月まえに、額の中央部分に強めに注射してもらいました。やや上がり眉になったのが、それなりに面白くて、気に入っています。ちょっと表情が変わったのか、患者さんに「何かやったでしょう!?」と聞かれます。他の人には良く分からないくらいのちょっとした変化で若くみえるのって面白いでしょう?

 もうひとつの大きなリスクが抗体産生です。ボトックスはたんぱく質なので、個体の感受性によって、ボトックスにたいする抗体が産生される可能性があります。
 抗体ができちゃうと、ボトックスは効かなくなる。ボトックスは、筋緊張性頭痛や裂肛や腰痛など、筋肉の動きを止めることで痛みを止めることもできる。かなり色々な分野の治療に可能性があります。効かなくなっちゃうとボトックス治療の可能性がなくなるので悲しい。
 今年の内科学会で抗体産生しないボトックスの開発が進んでいるという発表があったそうです。

 ということで、汗の治療でも他の治療でも、ボトックスを追加で(ブースターで)注射するのは最低限にしてね。また、打つ回数も最小限に。

 汗でとても悩んでいる方が、年に1回今の時期に注射して秋まで快適に過ごすのには、悪くないと思っています。

 もうひとつ、人の身体って面白いなと思う事があります。汗をかかないために胸腔鏡下(つまりファイバー、内視鏡)に交感神経節ブロックをするという方法があります。麻酔科や胸部外科で治療しているところがあるようです。これが、その部分の汗をかかないように治療すると、他の部位から(例えば身体の下1/2から)たくさん汗をかくそうだ。代償性発汗という。

 私のところで、多汗症でボトックス注射をした方の中で、片方ずつ注射しないと、他の部分の汗が増えるとおっしゃる方がおいでです。代償性発汗が気になる方はそのお一人のみです。多分、ボトックスで汗を止める面積は狭いからなのでしょう。他の方からはそのようなお話は伺った事がありません。

  汗の治療でも、身体全体のバランスを考えなくちゃと、最近東洋医学的発想にはまっているDR.美夏でした。

 書き終わる頃になると、ここにいないはずのなすびの声が聞こえる「ボトックスは努力がいらないからねえ。でも、努力しなけりゃ駄目なのよ。今日はファンデの後のお粉さぼったでしょう。化粧崩れしているよ。」

 そうそう、多汗症のボトックス治療では、1cm間隔くらいでたくさんの場所に注射をします。痛がり屋の方は、早めにおいでになって、麻酔のクリームを塗りサランラップして1時間待って、その上でキンキンに冷やして打たせていただいています。時間に余裕を持ってきてくださいね。
 そう、冷やすのって痒みにも効きますが、痛みを抑えるのにもとっても有効です。
どこからか声が「痛み対策はやけに熱心なんだから」さて、退散せねば。ごきげんよう

2006.06.05 jugemに掲載した記事の再掲です。焼き直しですみません。
ウェブサイトはこちらhttp://www.mika-clinic.com

posted at 2006/07/05 08:52 | kojitomika |
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 東洋医学の話や常在菌の話を再三させていただいています。

 そのような話の中で、もしひとつキーワードを選ぶなら、それはホメオスターシス つまり恒常性だと思います。

 人は自然の中で、ひとつの世界を作っています。同じような世界を生物のひとつの個体のほかに、例をあげるなら、水槽があります。私たちの美夏クリニックにも、熱帯魚の水槽があります。

 水槽のなかでは、植物の光合成のために光があり、水の動きのためにフィルターやエアーポンプがあります。また、お魚の中にはお掃除屋さんの巻貝、エビ、どじょうやなまずの類がいます。魚もお互いに食い合わないような種類をいくつか選んで、入れてあります。フィルターには種々のバクテリアが水質を良くなるように棲みついています。

 水槽の中でバランスが崩れますと、魚たちは元気がなくなったり、病気になったり。また、余分な苔が生え水が濁り、世界が崩れてゆきます。

 筑田先生の話によると、人の身体の中では、その人の細胞の数よりも多くの細菌が住んでいるのだそうです。びっくりしましたねえ。自分の身体だと思っていても、実は自分ではない種々の微生物の数の方が多いんですって。

 健康や病気の話をしていても、個体(生物の身体)は自分だけで生��\x8Dているわけではないんですね。

 このように考えれば、美や健康を追求するにしても、いかに自分自身に備わった免疫機構や常在菌などを大事にしなくてはならないか、ご理解いただけると思います。

 薬も化粧品も食事も、必要充分最小限に
 ホメオスターシス(恒常性)を大事にした生活を

筑田Dr.も美夏Dr.も、ホメオスターシス(恒常性)を大事にした治療を心がけています。興味のある方はウェブサイトもご覧下さいね。http://www.mika-clinic.com

posted at 2006/07/04 20:35 | kojitomika |
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スキンケアの続きを書くために、過去のブログからの引越し記事です。なお、美夏クリニックのウェブサイトにも少しずつまとめています。焼き直しで申し訳ありませんが、話の流れが見えなくなってしまいますので、書かせてくださいね。

<摩擦>こすらないで NO.1  2006/6/19

  
  しみを取るための方法は、すでにほとんど確立されています。治療方法には、レーザーや光照射、ハイドロキノンやトレチノインなど外用療法など、こういうしみにはこういう治療をすると決まってきています。言い換えると、どこの施設でも治療機器と医師の知識があれば、あまり差がありません。

 しみ治療を円滑に進める最低条件は、私はスキンケアだと思います。いくらきちんとした治療をしても、スキンケアがきちんと出来ていないと、良くなるどころか反って悪化します。 重要なことは
   1、紫外線をさける    
   2、摩擦の力をかけない

 本日の話題は「摩擦の力をかけないで、こすらないで」
 私たち有色人種の皮膚はもともとメラニンを産生しやすい。こすってしまえば、メラノサイトはすぐに元気になって、皮膚を防御するためにメラニンを作ってしまいます。メラニンは皮膚の中を守るための防御装置です。

 摩擦しないでと、お話しますと皆さん異口同音にこすってませんとおっしゃいます。でも本当にそうですか?
1)洗顔は、ダブル洗顔はやめましょう。ふき取りタイプのクレンジングでティッシュでごしごしやっていませんか?
2)洗顔のときに、指や手のひらが特に頬骨の上を往復してませんか?
3)余分なものが入っていない石鹸(純石鹸)で汚れを浮かすように、丁寧に、皮膚をこすらないように優しく洗ってくださいね
4)お水で流すときには、パッティングするように洗っていますか?
5)タオルは押し当てて使っていますか?やわらかいタオルをそうっと押し当てるようにして、水気を取りましょう。
6)たくさんの種類の化粧品を塗るたびに、お顔の皮膚はこすられていませんか?化粧品の種類はなるべく減らしてくださいね。
7)マッサージしていませんか?
8)横を向いてお休みになる方、枕でこすっていませんか?
9)頬杖をつく癖はありませんか?

  優しく洗っているつもりでも、皮膚の上をあなたの手は1日に何回往復していることでしょう?お顔の皮膚は触らない方が、色はつきません。 1回こすれば、1回分色がつきます。
 手のひらを頬骨の上にのせると、骨が触りますね。その頬骨の上に色が強い人(肝斑も慢性の炎症後色素沈着であるとおっしゃる方がいます)、目の周辺のみ色が白く肌理が細かい人、法令線または鼻唇溝と言う口の横のラインは色が白い人、えらの上内側の色が濃い人は、是非洗顔方法を見直してみてください。
 こするのをやめる、化粧品の数をへらすだけで、半年経てば皮膚の状態はかなり改善します。 
でも先生は痒くて時々掻いているよね? だから痒いところは、色がついているでしょ?すみません。


<赤ら顔> こすらないで  No.2   2006/6/22


 しみを作らないスキンケアについての続きです。
 赤ら顔の原因はいくつかあります。その中で、こすって赤くしてしまったお顔の特徴をお話します。

 さかさパンダのように、目の周辺や法令線、フェイスラインなどお顔の周辺は、肌理が細かくて白い。それなのに眉の上、頬骨の上など出っ張っている部分は、毛穴が目立ち皮膚そのものも厚く赤みがかっている。医者の用語を使えばやや浮腫っぽく、血管が拡張している。

 毎日物理的にこすられるのは皮膚にとっては大きなダメージ。その摩擦の力に対抗して、精一杯の防御をしている姿が赤ら顔。 つまり、皮膚の浅いところまで血管は拡張し、酸素を運ぶ赤血球や外敵と戦う白血球を増やす。(赤み=血管拡張) 臨戦状態になって、炎症惹起物質という免疫系の物質がたくさん出てくる。その結果、血管の外へ水分が流れ出て皮膚そのものも厚くなります。まさに、炎症そのものです。

 この赤みや厚みは、接触性皮膚炎というかぶれやアトピーなどの湿疹、ニキビなどでも起こってきます。かぶれると赤くなって腫れるでしょ? 一般的に、血管の拡張や皮膚が厚くなる現象は、その原因が取り除かれれば消失します。
 でも長い期間炎症が続くと元へ戻る力がなくなり、湿疹や摩擦など炎症の原因をとりのぞいても、赤く肌理の粗い皮膚がそのまま残ります。

 赤ら顔が気になる場合には、まずかぶれ(接触性皮膚炎)やアトピー、脂漏性皮膚炎、にきび、こすっているなど赤くなる原因があるかどうか診断が必要です。診断の結果、病的な状態ならば皮膚を健康にするために治療や皮膚にあったスキンケアが最初のステップ。

 その上で残ってしまった赤み(血管の拡張)や厚み、毛穴については美容外科的な治療が必要です。 美容外科的な(美容皮膚科的な)治療の中で赤みに対して直接働くものは、光治療(フォトセラピー)や赤用のレーザー(Vビームやダイレーザーなど)があります。
 それらの治療は、もともとの病的な状態や不健康なスキンケアを改善した上でなされなければ、良い結果を出すことは難しいと思っています。

 せんせ!!痒いんでしょ?掻いているよ。駄目だったらあ。掻いたら、皮膚は余計痒くなるし、色がつくって自分で言ってるじゃあない。

 でもね、痒いのを我慢するのはとっても大変なこと!なすびは痒くない人だからーーー。シャワーを浴びて、締めている下着をはずすと楽になるんだけどね。部屋も冷やさなくちゃ。 おかしいなあ?なすびよりひと回りは年上のはず。どうしていつも怒られているのかな?
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posted at 2006/07/03 18:41 | kojitomika |
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 jugemさんの利用規約変更から、ブログのお引越しと慌しくすぎてしまっています。

 著作権がユーザー側からポータルサイト側に移行し、サイトが内容を公表し、利用する権利をお持ちになるという利用規約の重要な変更で、しかもいったん新しい利用規約を承認すると、過去に遡って自分の書いたものに対する著作権を失うというものでした。まあ、大手のブログのサイトは似たりよったりなので、特別にjugemさんに問題があるわけではありません。でも、著作権の部分が気にいってjugemを選んでいたので、かなり私には衝撃的な出来事でした。

 過去2ヶ月の50足らずのトピックスの中で、流れを作って書いていました。そのため、jugemさんのほうの内容を削除したり、新しい所になれたり、大変です。そして、過去の記事をどうしたらよいのか。他のサイトの中では、内容ごとお引越しできるところもあるようでした。
 著作権の問題もあるのですが、自分自身で書いた文章で、自分のウェブと重複するものもあり、このあたりもなんだか微妙だなあと思っています。

 このblockblogの規約が簡潔で納得のできるものでしたので、ここへ引っ越したのですがーーー。
 少々扱いが難しいのが難点です。Wikiでの指定なども分かりにくくて。どうも、私はあまりhtml言語などになれていないせいか使いこなせません。あと、アクセス解析がないので、一方的になってしまって、どうも励みにならない。
 なかなか難しいものですね。


 しばらく、ブログ形態をどうするか、思案投げ首です。よかったら、ウェブの方を時々見てくださいね。
美夏クリニック[http://www.mika-clinic.com]]
メールアドレスmika@mika-clinic.com

posted at 2006/07/03 19:09 | kojitomika |
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先日筑田先生が出演していたTVで、肩こりのお話の途中で、眼瞼下垂の話が出ていましたね。南雲先生が説明しておられました。

 瞼を開けるには、瞼板(睫毛のすぐ上、皮膚の後ろの方にある軟骨。あかんべえをすると、血管の向こうに白いのが見えるでしょ?あれです。上の瞼にも下の瞼にもある。)を眼瞼挙筋という筋肉が引き上げます。この挙筋が直接瞼板にくっついていればよいのに、この挙筋と瞼板をむすぶのは腱膜という薄いぺらぺらの膜です。
 この膜が、加齢とともに、またはハードコンタクトレンズが動くことによって、弱くなってしまうことがあります。腱膜性の眼瞼下垂と言います。

 挙筋は頑張って眼を開こうとしています。でも、その力は腱膜が薄くなってしまって空回り。仕方がないので、眉毛を上へ持ち上げて皮膚を引っ張り上げて、眼を開きます。そのときに、額から上へ、肩から後頭部の筋肉も緊張します。交感神経系もまた緊張し、頭痛や肩こりを引き起こします。

 アゴをやや上へ突き出して物を見る癖のある人
 額のおしわが、年齢のわりに深い
 眉毛と睫毛の間の皮膚が広い(つまり距離が長い)
 夕方になると、まぶたが重く感じる 

 このような症状がある場合、挙筋前転術または腱膜再建術という手術をすると、瞼の開きがよくなり、日常生活が楽になります。先に書いたような症状のある方は、眼科か形成外科にかかってみてくださいね。
 普通に正面を見たときに、ひとみが半分隠れているような状態であれば、一般的に保険の適応があります。

''' そういえば、センセ 右目は挙筋前転の手術をしたんだよね。このところ三重瞼になっちゃってるね?
 そうなの、もともとコンタクトレンズ性の下垂だったんだけど、何かまた挙筋緩んじゃって、癒着も起しているみたいで。また治してもらわなくちゃ。この間形成外科医の集まりにいったら、気の毒そうな顔で見られちゃってーーー。少々恥ずかしかった。
'''

この記事は一度jugemで公開したものです。

posted at 2006/07/01 18:18 | kojitomika |
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傷は、その人の皮膚の性質(色がつきやすいとか、盛り上がりやすいとか)と、もともとの傷の深さケアの仕方でどんな傷跡になるか決まります。
 どんな傷であっても、炎症後色素沈着といって、最初赤い傷となり、そのうちに茶色くなり、だんだん皮膚の色に近くなって目立たなくなるという過程をたどります。本日のお話は傷あとの色の話ではなくて、形状(かたち)の話です。

 傷あとは、3種類に分けられます。
1、成熟瘢痕 平らな傷あと。触ったときにあまり凹凸がなく、痒みや痛みなどがない。場合によっては、色がついたり(炎症後色素沈着)、色が抜けたり(炎症後色素脱失)している。
2、肥厚性瘢痕 やや盛り上がっているが、赤みは乏しく、たいていの場合かゆみや痛みはない。大体2年くらいで少しずつ平らになってくる。
3、ケロイド 盛り上がって、赤く触れ、表面はつるつるしている。痒みや痛みがあるときがある。

 ケロイドは、なかなか綺麗に治りません。多分きちんと治せれば、ノーベル賞もの。 現在の所、
1抗アレルギー薬(リザベン)内服、
2ステロイドの密閉療法(ステロイドテープ)
3、ステロイド局注
4シリコンジェルシート

くらいの保存的治療が一般的になされているのが現状です。手術しても再発が多いので、積極的に手術している医師は少数派だと思います。私もめったに手術致しません。次にお話する3度熱傷のような場合ですと、場合によっては手術適応といって、手術によって改善が望めるときがあります。

 ケロイドの治療目標は低くて、赤みや高さが改善してある程度目立たなくなるとよいくらい。残念です。

 ケロイドは、好発部位といってなりやすい場所があります。ひとつは胸骨の上といいますが、胸の真ん中辺り。心臓や肺の手術で縦にした傷やニキビなどでも出てきます。また、恥骨の上ーー帝王切開など。身体の真ん中の縦の傷はなかなか綺麗になりません。また、前にお話した耳たぶ、肩やひざなど。

 やけどの場合を例にお話いたします。やけどは浅い方から、Ⅰ、Ⅱs、Ⅱd、Ⅲ度に分類されます。1度は日焼けのようなやけど。2度はs(浅い)とd(深い)の両方ともコラーゲンが多い真皮の深さまでのやけどです。大体2週間で皮膚が覆われるような傷をⅡsと言います。2度であれば、皮膚付属器(皮膚の中で皮膚以外の汗腺脂腺や毛根などを指します)の基底層(皮膚の細胞が分裂する層)が残っていますので、焼けてしまった部分からも、皮膚が新生されます。3度の熱傷ですと、皮膚の新生はやけていない部分の端からの再生しか期待出来ません。
 この中で3度熱傷の場合は、身体のどこの場所でも、ケロイドになる可能性があります。2度の場合は、かなりその人の皮膚の性質で傷あとの状態は変わります。Ⅱsであれば、ケロイド体質とも呼ばれる傷が目立つ皮膚の性質でなければ、皮膚は形の変化なく治ります。Ⅱdの場合はかなり皮膚の性質や場所、傷の大きさにより、場合によってはケロイドになります。

 ケロイドは、治しにくい傷あとです。ケロイドになっていない、傷あとがやや盛り上がっている状態で、形成外科にご相談なさった方がよいと思います。形成外科にかかっていて、例えば手術などの治療を受けたあとでも、もし傷の幅が広がって、その部分が皮膚よりも盛り上がるようになれば、再度受診なさることをお勧めします。

 そういえば、センセは痒くて掻いた痕は茶色い色がついているけれど、あちこちある傷あとは綺麗で細いよね。センセの皮膚の性質は、痒いんだけれど、傷の治りは良いってことかしら?
 そうなの、私の傷あとはケロイドのように、硬くなったり、盛り上がったりしにくいの。だから患者さんに悪い見本としては見せられないのね。 え!?!悪い見本ばっかり見せちゃうの?変ねえ、良いところを見せたら良いのに。

 この記事は、jugemで一度公開したものです。

posted at 2006/07/01 18:20 | kojitomika |
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見てくださった方、どうも有難うございました。
 TVなぞに出る機会はほとんどありませんので、思わず真剣に見てしまいました。

 笑い話ですが、私の自宅のTVは14インチくらいのステレオにすらならない小さいTVです。放映30分前になって、録画が出来ないかとあたふたマニュアルを探しまくり、挙句の果てにビデオのリモコンを探しまわり、結局TVアンテナからビデオに入力するケーブルも、TVからビデオへの出力端子もないことがわかり、録画を断念しました。
 相当おんぼろTVだったんですね。もっとも出来ないとうすうす知っていたので、そこでジタバタする意味はなかったんですけれど。 本日はメールも電話も、筑田先生お目当てのものが多く、うれしくなりました。

 美夏DRは、皮膚形成美容なので、健康も美しさも外からのアプローチになります。でも人が本来持っている健やかさや美しさを、素直に表現するためには、身体の健やかさが極めて重要だと思っています。その点で、美夏クリニックで、筑田先生が東洋医学的な見地を含めた内科診療をして下さることは、大変幸運なことだと感じています。

この記事は、jugemで一度公開したものです 

posted at 2006/07/01 18:35 | kojitomika |
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