毛穴を気にしておいでになる患者さんの数がこの2-3年増えています。

 色々な治療手段があります。治療で一番難しいのが、いじりすぎ、こすりすぎで、傷跡のように周辺が固くなってしまった毛穴です。どうしても色々ご自分で試された後の毛穴は、長期間外力がかかり、その場所に炎症がおきています。毛穴周辺に炎症惹起物質や白血球などがあつまり、その結果として線維性の固い傷になっています。

 私が思うには、以下の3つはかなり悪影響をもたらします。
1,粘着剤の力で角栓を引きはがす。(毛穴に傷がついちゃいます)
2,リキッドまたはクリームタイプのファンデーションを毛穴の上から、指でぽんぽん叩き込むような習慣(穴を広げるために、上から叩き込んでいるようなーーー)
3,ケミカルなあぶらとり紙(かえって毛穴の表面のマンホールの蓋を作っていませんか?)

 うっかり叩き込んだファンデを取り除くために、脂を溶かすように、界面活性剤をしっかり使いますと、今度は皮膚表面が乾きすぎ、さらに過剰な保湿が必要になります。保湿しすぎれば、当然皮膚の新陳代謝は低下するのでくすむ。
 悪循環ですね。

 
 ところで毛穴治療にいくつかの手技があります。
シルクピーリング wetな環境でダイヤモンドヘッドバーでピーリング。吸引圧がかかるので、角栓が抜けるのがウリ。

レーザーピーリング  カーボンを塗って、1064nmのレーザーを照射する。周辺から少しずつ毛穴の広い範囲が縮まるように効いてくる。熱が加わるというスペクトラピーリングー美夏クリニックのはこれーというのも、あります。

 (私はレーザーピーリングもスキンケアなので、1-2年すれば元へ戻ると思っていました。でも、1年2回くらいの照射でよい状態を保っておられる患者さんがいます。なぜメンテがうまくいっているのか。きっと日々のスキンケアで毛穴を広げることをなさらないようになったからだと思います。日々のスキンケアは本当に大事です。)

ケミカルピーリング お気軽に皮膚のくすみをとり、毛穴をお掃除するには悪くない。

サーマクール 皮膚のタイトニング目的なので、当然ですけれど。皮脂の分泌も抑えられる。いわゆる皮膚のゆるみが気になる年齢の方には、真皮がターゲットの治療ですが、ダウンタイムがなく、お勧めです。

 なすび 「だから、お粉がいいの。粉を毎日きちんとはたきなさいって言っているでしょう?毛穴も詰めないし、ニキビができやすくなることもない。ヘビーなクレンジングで、皮膚を痛めることもない。センセも、ちゃんとやってね。」

 美夏Dr. 「生活習慣病っていうでしょ。一般的には内科的な疾患で用いられる。最近はやりのメタボリック症候群ていうのも同じ。高血圧やら高脂血症やら肥満やら。 でも皮膚科的な疾患もまた、生活習慣病と言ってもよい状態ってたくさんあるよね。」

 なすび 「なかなか皮膚疾患が治りにくいのは、生活習慣が治りにくいからなのね」

 美夏Dr. 「粉で皮膚が治るとは言っておりませんので、誤解なきよう。でも、ファンデもお粉タイプのパウダリーファンデーションが皮膚には一番害がないのよね。」
posted at 2006/07/26 15:52 | kojitomika |
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