2006年9月アーカイブ

季節が変わり、過ごしやすい日になりましたね。
 美夏クリニック http://www.mika-clinic.comはしみやおしわの患者さまが増え、ブログを書いている時間が不足気味で、ご無沙汰してしまいました。

 また、秋の学会シーズンです。これも時間がなくなる大きな理由のひとつです。美容外科の分野は、手術の手技は1年で大きな変化は普通ありません。でも、レーザーやら光治療やらの照射するタイプの治療、Fillerなどの注入剤の治療法などでは、新しい機械や注入剤などが出てきてどんどん変化しています。10月8-9日は美容外科学会。また新しい知識や治療方法を学びに行って参ります。

 筑田先生も本日明日と仙台で、代替療法の学会かしら?お出かけです。筑田先生は本当にお勉強の好きな方で、丁寧に学会研究会に出席されます。週が開けましたら、一体どんな面白いお話があったか聞いてみますね。お楽しみに


posted at 2006/09/30 13:43 | kojitomika |
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筑田先生によるダイエット法についてです。前回のブログはこちら
http://mika-clinic-drs.bblog.jp/entry/325478/
それでは筑田先生よろしくお願いいたします。

 体重コントロールで私が考えていることは前回も述べました。美しさの基準は時代により地域により変わってくるものです。女性誌で、病的な目の焦点が定まらないようなモデルさんをおみかけします。その病的な美しさをめざすより、私は健康美をめざしていただきたいと思っています。
治療をするにあたっては、その人の体形、皮下脂肪、内臓脂肪の状態を把握することが必要です。 肥満があるとすると脂質代謝はどのようか、肝臓はどうか、糖尿病はないか、甲状腺機能はどうかをチェックします。

 また、運動療法を考えるにあたっては心臓の機能、呼吸機能はどうか、四肢関節の異常はないかを調べ、楽しく治療を成功するためには趣味は何かも知っておく必要があります。
 さらに食生活、生活のリズムはどうかなど聞いておく必要があります。 ただ単に食事を減らすだけでは痩せた病人を作ることになりとんでもないことです。

皮下脂肪は健康上あまり問題になりませんが、内臓脂肪が多いいわゆるリンゴ型肥満は直ちに是正する必要があります。 これはメタボリックシンドロームの中心に位置する生命を脅かす危険因子だからです。  内臓脂肪は運動とカロリー制限で容易にコントロールすることが出来ます。
女性の皮下脂肪の減量はそんなに簡単ではありませんが、やはり運動とカロリー制限が中心になります。 運動なしでカロリーだけの制限ですと骨粗鬆、筋肉萎縮が起こり、基礎代謝も低下して身体には好ましくありません。

 プロポーションを中心に考え、余分な皮下脂肪を除こうと思うなら危険度の少ないメソセラピーを考えるのも一つの選択肢かもしれません。 腹部周囲、腰周り、臀部の余分な脂肪を確実に減少させます。 ただし、運動とカロリー制限で健康な身体を作る努力はしていただきます。 健康美が大切なことを忘れてはなりません。


おやおや遅筆の筑田先生がブログ原稿を送ってくれました。

この調子でゆくと、このところ体重増加に悩み、リエッタ失敗、防風通聖散失敗、マイクロダイエット失敗、ナースBナスによるベルト作戦失敗で落ち込む美夏Dr.のダイエットの実況中継がアップできる日は、あまり遠くないかもしれませんね。

 そういえば、吉祥寺に来てしばらく体重増加に悩まされていたようでしたが、このところ昼食抜きで減量していた様子。その結果についても報告してもらいましょうね。

posted at 2006/09/30 19:41 | kojitomika |
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陽子さんがBMIが正常なので、ミロのビーナスと比べて遜色がなくなった。だから、ダイエットをする必要がないと言われて、憤慨していましたね。医師から見た健康美とは何か、筑田先生に尋ねてみました。
 では、先生よろしくお願いします。(以下筑田文)

多くの痩せたいという患者さんはもちろん美しくなるのが目的です。でも医師がまず第一に考えることは、健康美です。

 優れた運動能力を備えた身体の形と、充実した精神の輝きが調和して、美を形成すると、私は思います。
 
若いときには、身体の基礎代謝が高く運動量も多いため、プロポーションをギリシャ彫刻のように保つのは不可能ではありません。年齢を重ねると次第に基礎代謝が落ち、仕事などの時間的制限から運動する機会も減り、よほどの努力なしには均整の取れた体形を保つのは困難になります。

 私は、学生時代陸上競技をやっていました。そのときに見たグラウンドで走り、跳躍する女性の姿は美しいと思ったものです。でも、そのときに一緒に走っていた人々が現在も同じような体形を保っているとは想像できません。

 女性では年齢と共に皮下脂肪がつきやすくなります。特に腹部、腰の周囲は一度脂肪がたまりますと、それを取ることは難しい。
 男性ではお腹の周囲が太くなりますが、これは皮下脂肪と共に内臓脂肪の蓄積によって太鼓腹が作られ皮下脂肪は女性よりつきにくいようです。


 私は時々田舎に帰って温泉を楽しみます。このとき温泉で出会う現役の漁師さんたちは中年以降でも筋骨たくましくて、太鼓腹の中年太りの漁師さんはまずみかけません。ご存知のように漁師の生活は厳しく、板子の下は地獄への道。肥満状態では厳しい作業をすることは出来ません。漁師として生きていけないからです。船に乗らない奥方さまがたはたいていの場合肥満しておられます。つまり運動量によっては、肥満を解消することはさほど困難ではありません。

 女性の方が肥満しやすいのは、確かです。でも例えばダンサーのプロポーションが保たれているのを考察すれば、一般の女性の参考にもなりそうです。ダンサーは、一日に必要なカロリーや食材の吟味、栄養バランスをプロとして考えているものと思いますし、運動量も並大抵ではないと思います。
 
 適正体重を考える時、一般的にBMI(Body mass index)を計算し、22を標準値とし、このグループは統計的に最長寿であるため適切としていますが、個人個人でその人に最適な値は当然異なってきます。
  先ほどのダンサーですとBMIは20ですと身体は重くダンスにならないので当然20は切っているでしょう。
 自分の例で考えますとBMIの22は確かに脂肪のつきすぎです。学生時代の6年間は毎日のように走り、BMIは常に63kg/1.75x1.75=20.6 でした。夏休みの帰郷でご馳走を食べ過ぎていると5Kgは増加し、BMIは22.2ですが身体は重くとても競技は出来ず、元に戻るのに2ヶ月はかかった記憶があります。
 
 この様に体重減少を考え美を考えるときはBMIだけにこだわらず、個人の生活全体を詳しく見直す必要がありそうです。


posted at 2006/09/21 13:39 | kojitomika |
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患者さんから「ドロドロ血液」について聞かれることがあります。
 多くの患者さんはその意味をよく理解していないようで、誤解しないように説明してみようと思います。
よくテレビで見られるドロドロ血液といわれているのは7ミクロンほどの細い管が配列された装置を赤血球(6-9ミクロン)がスムーズ通過できるかどうかを見ています。 
視覚的には血管内で同じことが起きているように錯覚が起こりやすく、一般の方にはショッキングな映像です。 これはあくまでも人工的な測定機内の出来事ですので、血管の中も同じようなことが起きているとは考える必要はありません。
 自分自身の健康状態をはんだんする上で重要なのは、「どろどろ」「さらさら」という感覚的な言葉ではありません。

血液と血管と、血液の流れ方に分けて考えると理解しやすいと思います。
血液成分は血球成分と血漿という液体成分に分けられます。血球には赤血球、白血球、血小板があります。それらの数が増したり、性状の変化(特殊な貧血や白血病)が起こったりすると、血液は粘調になり、血栓が作られやすくなります。 
血漿成分には、電解質、グルコース、種々の血漿タンパクがあります。脱水による浸透圧の増加、糖尿病、異常蛋白増加などでは高率に血栓が出来ます。

次に血管の話をします。 動脈硬化で血管内膜が傷つくと、血液の流れが悪くなり血栓が作られやすくなります。事故があると渋滞するようなものです。 血栓が心臓を栄養している血管で起きますと心筋梗塞になりますし、脳で起きますと脳梗塞となります。
 眼底動脈を見ると、血管の状態を直接診断することが出来ます。頚動脈エコーという検査でも、痛みなく血管の状態と流れ具合を測ることが出来ます。

東洋医学的診察では舌の性状で血液の流れを把握します。舌の色が暗く、舌下静脈が黒く怒張している状態は血液の滞りを示し、瘀血として治療の対象になります。 瘀血の状態は生活習慣病を含め、肩こり、腰痛、痔、冷え性、月経困難症、静脈炎や血栓症と密接に関係しています。

 心臓のリズムの不調で、心房細動という病気があります。これは心房という場所で、血液が停滞したために固まってしまい、その塊つまり血栓が脳に飛ぶと脳梗塞をおこします。この病態は、血液の性状や血管の状態ではなくて、血液が滞る危険性を示す良い例です。

 ドロドロ、サラサラを直ちに短絡的に病気または治療に結びつけサプリメントを服用して全て解決と誤解することなく、医療機関で正しい診断をしてもらうことが大切です。 

posted at 2006/09/15 20:12 | kojitomika |
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フリーライター陽子さんのダイエットレポートNo.2です。

「これが美の基準だもの。そんなに痩せてないでしょう?」
「それって2千年も前の基準じゃないですかあーーー。っていうか、なぜデスクトップに、ヴィーナス画像が......」
「ふふ、こんなのもあるよ。戦いのマルス神」
「話そらさないでください~~~」
「んーー、全体は痩せなくていいと思うんだよねえ。気になるところだけ、メソセラピー打っておく?」
「いいんです! まだ全体的に絞りたいんですっ!!」
「薬じゃなくて、運動はどうなんですか?」
「運動はしてますー! ただ、最近忙しくて時間があまりないんです!!」
「うーむ......。ちょっと血の巡りが悪い状態になっているのが気になるんですよね。じゃあ、次回はそういった症状にも効く漢方を処方しましょう」

というわけで、30分も押し問答してしまった、ぜぇぜぇ。それにしても私も必死ですね。目指すベスト体重は53kgです。

ついでに、身長168cm・体重79kgという、完全にメタボリックシンドロームな主人も診てもらう。太っているので結果出るのが早いかな、と楽しみ。


9月11日:56.6kg
いやーー、じわじわ確実に痩せてきて嬉しい限りです。こうなるとジム通いにも力が入って、今週は頑張って2回。それと、この漢方を飲んでいると食欲が落ちて、食べ過ぎ飲み過ぎが自然に抑えられるのも嬉しい。前は飲み過ぎだったんですよ、お酒。

ちなみに主人の方も、快便や食欲セーブは実感しているものの、体重変わらず。あれー、もっと頑張って欲しい。

さて次回は、筑田先生に健康美と見た目の美しさについて、先生の感じていることをインタビューしてみましょう。

posted at 2006/09/14 08:55 | kojitomika |
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 季節柄なのか、このブログやHP、パンフレットのためなのか、しみ治療の患者さまの数が増えてきています。

 しみ治療のポイントは炎症後色素沈着の時期をいかにして乗り越えるかです

 レーザー治療では、照射した後痂皮(かさぶた)がとれてそのまましみのない肌になる場合もあります。しかし、統計学的にはおよそ半分の方ではその後一端黒ずむ時期があります。炎症後色素沈着とかレーザー焼けと言います。炎症後色素沈着が来ても、通常半年から1年経てば、しみのない肌になるはずです。

 この炎症後色素沈着の時期に、そのレーザー照射部位に紫外線があたってしまったり、気にしてこすってしまったりすると、この黒ずみが取れないことがあります。

  この炎症後色素沈着の時期は、先ほど申しましたように、紫外線を避けること、こすらないこと(摩擦の力を加えないこと)が重要です。
 炎症後色素沈着もかなり真っ黒になる場合もあれば、わずかに周囲と色の差が出る場合などさまざまです。その炎症後色素沈着の期間を短くし、黒ずみの程度軽くするために、ハイドロキノンという漂白剤を塗布する、ビタミンのイオン導入をする、トレチノイン療法をするなどの治療をする場合があります。どちらかと言うとご希望でなさっているクリニックが多いと思います。

 これからの季節は、同じようなスキンケアをしていても、紫外線量が少ない、日照時間が短い、日焼けどめが汗などで流れにくい分だけ、炎症後色素沈着の期間に悪化する要因を減らすことが出来ます。
 
 しみの治療は、トレチノインとハイドロキノンを塗る治療をなさるにしても、レーザーの照射をするにしても、半年から1年がかりです。しみの治療をなさるには良い時期が来たと言えると思います。

 なすびNs. 「そういえば、レーザー治療って夏の間は全然やっていなかったよね。」

 美夏Dr. 「だって同じことをしても、春から夏の間に照射すると、どうしても炎症後色素沈着の時期が長いし、黒くなる確率が高いもの。わざわざ治療のリスクを高めることは、医者はやらないよね。」

 なすびNs. 「炎症後色素沈着を避けるための方法ってないのかな?」

 美夏Dr. 「レーザーの照射のまえに、ハイドロキノンを1日2回1月前後塗っておくと良いとされているよ。そうしても、起こる人は起こるけれど。」

 なすびNs. 「ビタミンCのイオン導入は?」

 美夏Dr. 「良いと思うけれど。でも結局通院しなければならないし、費用がそれなりにかかるからね。原則イオン導入をしなくても、紫外線にあてずにそっとこすらないようにしていれば取れるはずなので、無理にはお勧めしていない。他の理由もあるなら積極的にさせていただくけれど。結局は患者さんでご希望があればってところかしらね。」

posted at 2006/09/14 17:41 | kojitomika |

 土曜日の夜遅くに「チャングムの誓い」という韓国のTVドラマが放映されています。たまーに拝見して面白く感じていました。そうしたら、レンタルビデオショップで貸し出しをしているのに気がつきました。1日1話で最初から見ています。

 主人公のチャングムが、後宮で宮廷料理を色々作ってゆきます。
 このお料理が東洋医学を門前の小僧として拝見している美夏Dr.にとって大変興味深い。食材を前にして、この食材は人の身体がどういう状態のときによいのか、この食材とこの食材をあわせると、どのような効果があるのかと番組のなかでは女官たちが、しょっちゅう議論しています。

 もともと西洋医で外科系の私が漢方を出すときと、筑田先生が漢方を処方するのでは、かなり内容が異なります。多分私の処方は、どうしても患者さんにとって辛い病気や疾患から出発してしまう(症状による処方)からだと思います。
 他人の出す処方や治療方法は、同じ科であれ、他の科であれ、いつも興味深く勉強になります。すっごく面白い。(ついつい患者さんが来たときに、どこの先生がどういう時にどんな処方をされているか根掘り葉掘りーー)どうしてこの処方が出たのか、その結果どうなったのかーーー。
 
 それはさておき、漢方で身体の「冷え」にたいする処方がいくつかあります。温経湯(うんけいとう)、当帰芍薬散、呉茱萸(ごしゅゆ)湯など。あと代表的なものに当帰四逆加呉茱萸生姜湯というのがあります。
 この中で温経湯、呉茱萸湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、には生姜が入っています。しょうが(生姜)は身体を暖めるのに良く使われる食材です。中華料理(日本風中華料理かもしれませんが)で、「叩き潰した生姜とねぎをまずいためてーーー。」というのは定番ですよね。

 チャングムの誓いで印象的なのは、すべての食材について、その働きを考えた上で料理していることです。この食材が、この薬が(特にサプリメントなど)、これこれという病気に良いと1対1で短絡的に考え勝ちな使い方に比べて、本来の意味での知恵があるように感じます。


 

 このところ雨が多いためでしょうか、肌寒く感じます。スープの恋しい季節になったんですね。何のスープがお好きでしょうか?生姜いりのスープのレセピを探してみますね。

 Dr.筑田 「呉茱萸湯はひえを伴う頭痛に結構良いんだよね。」

 Dr.美夏 「にんにくも暖かくなって元気になるよね。にんにくって漢方に入っているの?」

 Dr.筑田 「漢方でにんにくの入っている処方を僕は知らないなあ。中国の漢方薬植物図鑑でも見たことがない。どうしてかなあ?ずっと気にはなっていたんだ。馬先生に餃子をご馳走になったことがあるけれどやっぱりにんにくは入れてなかった。生姜とねぎ」

 Dr.美夏 「美夏クリニックでは、施行していないけれどにんにく注射ってやっているクリニックがある。これは実はにんにくではなくて、各種ビタミン剤のカクテル。にんにくの元気を出すというイメージと、注射されたときの独特のにんにくのような臭いでそう言う俗称がついたそうよ。」 

 Dr.筑田 「にんにくはアフリカ原産という説がある。エジプトでは紀元前3000年にすでにたまねぎとともに、ピラミッド建設の時の労働者が食していた証拠があるそうだ。ほかには中央アジアのキルギス地方が原産であるという説もある。いずれにしても、漢方薬の体系ができたのがおよそ2000年前。すでに漢方の体系化が完成したあと、にんにくは中国に入ってきたのではないか。だから、にんにくをその後漢方治療として使うことはなかったのではないかな。」
 

 ありがたいことに、美夏クリニック http://www.mika-clinic.com には長期間にわたっておいでくださり、応援してくださる患者さまがいます。今回その中で、陽子さまよりダイエットレポートをお送りいただきました。2回に分けて掲載いたします。

陽子
Profile
フリーの編集&ライター。美容ものが大好きで、メスを入れること以外なら果敢にチャレンジ。30を過ぎたら、健康美の大切さと「肌は内臓の鏡」をしみじみと感じ、漢方も大好き。美夏クリニックには、4年くらい通院中。34歳、身長163cm。


8月20日:60kg
中国出張で美味しいものを食べ過ぎ、ここ数年で体重がMAX!になってしまった私。
ヤバい! けれど、30を過ぎてからのダイエットは、基礎代謝が落ちたり体調が悪くなるだけで、なかなか思うように痩せてくれないのが悩みだった(泣)。そんな折に、いつも美容の方でお世話になっている美夏クリニックにて、筑田先生から、 防風通聖散という漢方を勧められる。ゆるやかに自然に痩せられると太鼓判を押されて、藁にもすがる気持ちで処方をお願いする。ついでに、代謝が良くなるように鍼も打ってもらった。今日から頑張るぞー!

8月28日:58.5kg
「頑張るぞ!」と意気込んだものの、1日3回の投薬を忘れない意外は、さしていつもと生活を変えていない私。なのに体重が落ちていて狂喜! でも、目標体重はまだまだ遠い。お通じがすごく良い。というか、良過ぎて軟便ですー、宿便までデドックスできそうな勢いなくらい(汚くてスミマセン(汗))。

9月04日:57.3kg
本日は診察日。「2週間で3kg近く痩せました、ありがとうございます!」と筑田先生に報告すると、予想以上の結果の早さに驚いていらっしゃる模様。ところがっ、処方の追加をお願いすると、「BMIは正常だもの。もうこれでいいんじゃない、健康美で」と、渋られてしまう。「ここからがダイエット本番!」と思っていただけに、予想外の展開に私もヒート!

「いやーーっ! 洋服がカッコ良く着られないんです、まだまだ」
「丁度いいと思うんだけどねえ。ほら、これ見て!」

筑田先生、デスクの上のパソコンをいじって、ミロのヴィーナス像の画像を大写しに。


この項続く


「筑田先生 BMIについて説明して下さい」

BMIは、Body Mass Indexといい、肥満や痩せのひとつの指標です。
BMI=体重(kg)÷{身長(m)X身長(m)}

身長163cmの陽子さんの例では、60kgが57.3kgになった
BMI(処方前)=60÷(1.63X1.63)=22.6
BMI(処方後)=57.3÷(1.63X1.63)=21.5

数値としては
18以下だと痩せすぎ、20-24は正常グループ、30以上は肥満で危険域,22前後が長命群とされている。

「じゃあ、元々防風通聖散を処方する意味がなかったんじゃあないの?」

あのね、漢方薬とか東洋医学というのはね、この症状、この病気にこれを出すって言うものではない。
 その人その人が虚であるか実であるか、またその時の状態が気血水で判断してどうであるか、陰陽ではどうなのか、総合的に判断して偏りがあれば、それを中庸といって真ん中の状態に戻すように治療するものなんだ。
 「肥満を治して欲しい、痩せたいんだけれど」と言われて、防風通聖散を処方するなら、漢方医は必要がない。
 また、疾病が隠れているかどうか診断できなければ、西洋医ではない。

 陽子さんの場合、便通をよくして、基礎代謝をあげる目的で防風通聖散を処方したけれど、それは診察の結果なんだよ。
 「肥満→防風通聖散」という処方は、おっちょこちょい、または非科学的というものです。

posted at 2006/09/11 11:47 | kojitomika |
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2006/07/上旬
 全八回、ワンクールのメソセラピーが終了した。
 劇的なまでの変化が生じていた。額頭髪の生え際、以前はまったく毛がなかったものが、いまでは全体が産毛に覆われている。
 頭髪が成長するのにはある程度の時間が必要なので、いきなり黒々とはならないが、ちょうど下ばえが生えたような感じで、ボリュームアップしている。中には二ヶ月ほど成長した長さのものが混じっている。
 なにより、抜け毛が圧倒的に減った。
 効果十分、とのことで塗り薬による治療は行わなかったが、現状で満足のいく範囲である。
 以後、飲み薬だけによる治療に切り替える。

2006/07/31
 二度、通院してプロペシアの投薬を受け続けた。毎日薬を飲むのは少し面倒くさいし、飲んだかどうかを忘れてしまうこともあるが、プロペシアは十四錠ごとの包装になっているので通院日を火曜にして、火曜に飲み始めて残っている錠数を数えていけば間違いがない。
 一日のうちいつ飲んでも構わないのも便利だ。いつも朝起き抜けに飲むようにしていて、忘れたかどうかを寝る前に残っている薬の数を数えて、追加する。
 メソセラピーを終了したことにより、増毛効果が減るのではないかと心配したが、無用だった。生え際の産毛は順調に伸び続け、うっすらと頭皮を覆っている。ただ、まだ細いのでそれほど目立つものではないが、

2006/08/中旬
 メソセラピーを終え、投薬だけの状況が続いている。
 フケは残念ながら再発した。メソセラピー以前の情況と変わらないでいる。
 抜け毛は明白に減ったままだ。
 新しく生えた産毛、柔毛の状態はそのままだ。一ヶ月や二ヶ月でそうそう伸びるものではないので自分で判るほどの目立った変化はないが、新たに生えたものは順調に成長を続け、産毛が減少することもない。ただ、新しい頭髪であるのでかなり細くはあるが、順調に進めば他のものと同じく太くなるだろう。

 プロペシアは続けるとして、塗布薬については今後、ドクターと相談しようと思う。

連載3回目、無修正原稿です。それではよろしくお願いします。

No.1はこちら  http://mika-clinic-drs.bblog.jp/entry/322093/  
No.2はこちら  http://mika-clinic-drs.bblog.jp/entry/322566/
 

2006/05/25 水曜
 臨時に、脂漏性皮膚炎の治療進行の確認。
「ああ、大丈夫ですね」
 の一言で終わる。

2006/05/31 水曜
 メソセラピー、三度目の施療。要した時間は短くなる。筑田先生もやり方を色々変えているようである。痛みの感覚は二回目と変わらず。
 本来は火曜日の予定であったのだが、私事で一日延期してもらった(子供の運動会)。


 筑田先生、一目見て、
「ああ、ずいぶん黒くなったように見えますよ」
 自分では鏡で前からしか確認できないが、第三者からは頭頂部の薄い部分にボリュームがついたように見えるらしい。
 ちなみに自分で見える部分は額の生え際だけで、このあたりはもともと効果がそれほど期待できない場所であるらしい。と言うのも、毛根が完全に死滅してしまっていると再生は期待できないためであるという。
 また、プロペシア(経口薬)の説明にもあったが「積極的な発毛」よりも「脱毛を予防する」部分が薬効の中心であると言うから、産毛程度としてもこれほどの効果はかなり高いのであろう。
 また、いま述べたように「脱毛の減少」が効果のひとつである、と伺っていたので抜け毛のチェックをする。後頭部、まだかなり毛髪が残っており、それほど惜しくない部分。ここの頭髪をこぶしでつかみ軽く引っ張る。以前は五、六本指に挟まって抜けたものであるが、一、二本か、全くないである。
 これもまたフケと並んで画期的な向上である。
 メソセラピーについて、もう一つ期待したのが、白髪の根絶である。ぼくの髪は薄い上にかなり白い。毛が白くなるのは仕方ないが、毛の栄養状態がよくなれば変化があるのではないかと期待したところ、白髪の根本が黒くなったという現象は見られない。

posted at 2006/09/06 09:02 | kojitomika |
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患者さまの経過報告書第二弾です。よろしくお願いいたします

早速、メソセラピーを受ける。
 はじめは「細い針を突き刺す」ということで、種痘のように針のたくさんついたスタンプのごときものを想像していたのだが、小さな注射器をセットした専門の道具でいちいち頭皮に注入していくのであった。
 頭皮を消毒してもらい、歯医者にでもあるようなイスに腰掛け、ドクターがいちいち器具を押しつけていく。一度押しつけるとコツンと言う感じで音がして少量の薬液が注入される。もっとも、音と言っても耳のそばで注入されないとわからない程度のもので、機械が自動的に一定量を注入している時の音である。
 増毛法の一つに頭皮を叩いて刺激するというのがあるが、メソセラピーでは針による刺激の効果が期待できるという。
 二ミリの深さに薬液を注入しているのだそうだが、痛みもほとんどない。
 頭皮というのは意外と鈍感なのだという。もっとも、皆無というわけではない、何らかの拍子に針が痛点を直撃したときや、顔面に近い部分は軽い痛みがある。痛みに対する耐性は個人差があるそうなので、あまりにひどい場合は麻酔クリームを使う方法があるという。美容外科では顔面に対して使用するほど完成された方法なのだ。心配はしていなかったし、悪影響もなかった。
 施療直後は何となく痒みがあったが、すぐに消えた。
 帰宅して、プロペシアを飲み、これを記しているが、もちろんまだ何も変化はない。


 若干の出血が見られ、洗髪は控えた方がいいというのでちょっとごわごわした感じが不愉快であるが、ただ、頭を洗わないだけのことである。

2006/05/22 月曜
 二度目の施療。
 まず前回からの変化として、明白にフケが減った。減ったと言うより、出なくなったに等しい。
 若干の出血があったのは述べたが、同時にリンパ液の侵出があったらしく、頭皮に小さなかさぶたのようものが張り付いていた。
 肝心の頭髪についてだが、施療後、二三日して額の生え際部分に産毛が生えて来ていた。頭髪のような太いものではないが、以前は全くなかったものである。
 今日、筑田先生に「ああ、出ていますねぇ」と確認をとってもらう。
 ただ、自分では気がつかなかったが、頭の右の部分が赤く炎症を起こしているという。炎症が起きているところにメソセラピーは不適当なので、念のため美夏先生に見てもらうと「脂漏性皮膚炎」との診断。脂漏性皮膚炎はビタミンの不足も原因と考えられているので、メソセラピーはかえって治療効果があるのではないかと、実施する事になった。

 やり方を少し変えて前回より深い場所に多めの薬剤を注入する。
 深いせいか、あるいは薬剤のせいか、前回より痛い。前回がせいぜいちくちくする程度だったのが、今回は明白に針が刺さる感触が伝わってくる。人によってはこれを苦にするかもしれない。
 その代わり、施療に要した時間は短くなった。
 また、頭皮は血管が多く走っているのでどうしても出血が多めになったらしい。もちろん針の後が気になるようなものではない。
 ただ、一時間経過したいまでも疼痛が残っている。
 脂漏性皮膚炎の薬を塗ってもらい、終了。
 次の一週間で産毛がどれぐらい成長しているか楽しみである。


http://www.mika-clinic.com
http://www.mika-clinic.com/kamoku/geka11.html


posted at 2006/09/02 13:01 | kojitomika |
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 今年の夏は短かったですね。そろそろ秋のスキンケアが必要になってきます。
 皮膚にとっては、今頃から暖房が入るまでの時期が、秋のシーズンです。

 汗による皮膚のトラブルの多かった人にはほっとする時期です。亜鉛華軟膏で汗をはじき、皮膚を保護するスキンケアをなさっていた方は、保湿を考えてゆく時期かもしれません。もともと乾燥しやすい方は、かかりつけの皮膚科においでになって、保湿剤の変更をした方が良い時期でしょう。私のところでは、場合によって、保湿剤は亜鉛華軟膏を中止し、ワセリン基材のものに変更する、またはワセリンを混合するようにしてゆきます。

 また、皮膚の色が気になる方は、そろそろ治療に一番良い時期になってきます。色の治療では、レーザーにしてもトレチノインを使う治療にしても、炎症後色素沈着(処置のあと茶色い色がつく)をいかにコントロールするかが重要になります。この炎症後色素沈着の時期に、一番紫外線暴露量を減らすのが、リスクを下げるポイントです。

 私も、夏の海で濃くしてしまった頬の色落としに、この夜からトレチノイン療法をしようかと思っています。

http://www.mika-clinic.com/kamoku/geka04.html

posted at 2006/09/02 19:26 | kojitomika |
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何ヶ月ぶりの登場でしょうか。どうぞご覧下さいませ。

メソセラピーは1952年にフランスのDr,Pistorによって考案された治療法です。薬剤を皮内あるいは皮下で、鍼治療のツボのように、決められた場所に注入し、病的状態を改善させる効果的な治療方法です。 メソセラピーで皮膚疾患、喘息、鼻炎、婦人科疾患、自律神経異常、美容、神経痛などの広い分野の治療がフランスを中心としたヨーロッパで行われています。

この治療法は直接必要な場所に注射するために、薬剤の量を最低限に抑えることができます。そのため全身への影響は極めて少なくなり、副作用もまた最低限に抑えられます。

薄毛脱毛症の治療法としてメソセラピーが注目されています。
 経口剤のプロペシアで1年での脱毛抑制効果が60パーセント弱であり、メソセラピーは週1回治療をしますと、大体5回目で脱毛抑制効果は90パーセントです。その効果出現の早さは種々の薄毛脱毛症治療の中でも群を抜いているものと思います。

私は男性型脱毛症の治療では、プロペシアとメソセラピーの組み合わせが、最強の治療法と思っています。つまり、メソセラピーは毛根を含めた頭皮の新陳代謝を促し、毛根の働きを向上させるのに役に立ちます。言い換えると、男性型の脱毛症でなくても効果の発現が期待できます。プロペシアは男性型脱毛症と言って、テストステロンが関与している薄毛脱毛症の治療に効果があるわけで、作用機序はメソセラピーと異なります。

 メソセラピーの作用幾序に関してはまだ不明の点が多いのですが、発毛に必要な総合ビタミン剤、各種アミノ酸の毛根組織への直接的投与と、鍼治療による頭皮環境の血流改善、組織代謝の賦活作用、免疫調整作用などの相乗効果でないかと考えています。 

美夏Dr. 「筑田先生の頭もやったらいいんじゃあない?ずいぶん頭頂部が薄いと思うんだけれど?」

筑田Dr. 「学会に行って後ろの方でスライドを見ていると、まあ参加者の1/3は頭が薄い。最近街を歩けば、列車に乗れば、学会に行けば、薄毛脱毛症の患者さんが多いのに気がつくんだ」

美夏Dr. 「そりゃあ、この美容の世界に染まりかかっている。危ないねえ。」

筑田Dr. 「みんな良くなることを知らないから、そんなものなんだと、自分で気になることも、気にしないようにしているんだなあと思ったよ。しょうがないと思っているんでしょ。でも良くなることを知ったら、もっと多くの人が治療を受けるようになると思うよ。」
「皮膚がんの予防にもなるし、頭を守るガードなんだから、治療したらいいように思うよ。」

美夏Dr. 「じゃあ先生もしばらくメソセラピーやってみてね。打ってあげるから。皆様ご期待くださいね。」

posted at 2006/09/01 18:31 | kojitomika |
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この先生に直接面識はありませんが、ブログを拝見して、応援したいなと思ったので再度ご案内してみます。

http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_6862.html

http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/

 私も日々患者さんお一人お一人を大事にさせていただきながら、良い結果を出そうと努力しています。それでも、思わぬ出来事、予期せぬ結果を招くことがあります。いつも辛いことだ、申し訳ないことだと思っています。
 ブログを拝見して、佐藤先生が患者さんに対してお持ちである愛情や共感が、私ども医師には重要なことだと思っています。

 念のため申し添えますが、佐藤先生は無罪となった方です。

posted at 2006/09/01 19:03 | kojitomika |
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