2006年11月アーカイブ

トレチノイン療法の体験記の続きです。しばらくアップしていなくてごめんなさい。それではMrs.Floraよろしくお願いします

シミ治療開始1ヶ月~26日目
赤みはまだ続いています。火照りもあり、ハイドロキノンを塗布すると昨日の違って、少しヒリヒリ刺激がありますよ~。なので色々上塗り?!したくないので、という事もあり日焼け止めは無し。

昨日から初めてひどく真っ赤~になったので、職場でDr.チェックを受けました。乳酸入りハイドロキノンなのでどうしてもそうなるらしい。日焼けだけは要注意の事。朝は、乳酸入りハイドロキノンは、使用せず、以前のハイドロキノン(乳酸無し)を使用との事。

保湿等、夕方まで1度もしないとかなりお肌も乾燥し、顔の下半分はひどく皮剥け状態

27日目
今朝も顔は真っ赤。 トレチノイン→ハイドロキノン(乳酸無し)
ウッ!乳酸無しでもヒリヒリする。でも、しばらく経つと刺激もなくなります。
今日は友人数人と会うのに、止めようかな~ と考えてしまうほど頬、額、顎と全体に赤い。日焼け止めは塗らないで、パウダーファンデーションを叩くように厚塗り。まだ赤い部分はあるけれど、ジロジロは見られない範囲かな

しばらくこの状態が続くのかな~(不安)。外出がイヤになってきました

楽しいひとときも終わり、帰り際に一応ご説明。
皆さん・・気付かぬ振りをしてくれていました
「赤いわね」
「日焼けしたのかと思っていたわ」
「シミ治療やってみたい~でも高そう~」
「やりたいわ~」
「保険利かないのよね」
「レーザーって・・・?」
「私もここにね・・・」
と興味深々でした。

朝から5時間も経つと、頬、額、顎と全て相当な皮剥け状態。それもかなり大きなハガレが。エ~ッ、これで電車に乗っていたの
外出が長時間の際は、保湿クリーム等でお顔直し必須だヮ

化粧水も少し沁みる。
気になって、はがれそうなところを触ってしまったからだわ。

ハイドロキノン入り乳酸に。やはり沁み~る
剥がれそうな箇所は乾燥しているので、ワセリンをタップリつけておきました。


28日目

赤みは余り引かない。ハイドロキノンがしみる。

午後から小学校の連合運動会。日焼け止めをしっかり塗り応援へ
でも外出しても顔を合わせられない程、顔中ズル剥け状態なので止めようかなつば広帽子と日傘で対処するも、2時間半程校庭の木陰でも日差しがきつい。一層肌が乾燥してきて、皮剥けが気になって仕方ない。

帰宅後すぐに洗顔、保湿。この状態はちょっとまずいかも

商店街のお店の仲良しのおばさんがすぐさま、「顔どうしたの?何かで荒れたの?」そりゃそうでしょう、顔は真っ赤、皮剥け状態絶好調過ぎ・・・

細か~く説明。それから、色々質問攻め。
価格、本当に取れるのか、どの位の期間するの?長いと面倒くさいわね~etc.

5週目突入 29日目~34日目☆経過

今週は酷かった
顔全体の皮がどんどん剥けて、しかも剥がれ落ちずに残っているのがマズイ
誰が見ても、キタナイ顔
朝のお化粧から3時間もするとお肌が乾燥してくるのでお顔はゴワゴワ、カサカサ状。しかも、乾燥した茶褐色1円玉大のシワシワ皮膚が3,4ヶ所あります。
食事をする時にその部分が引きつる感じ。
毎朝、外出したくな~い、何とか収まって~と祈りつつも収まらず。。。

仕事から帰ったら、すぐに洗顔、保湿。の毎日。

それから、藁にも縋る?じゃなくて、購入するのを忘れていた脂溶性ビタミンC誘導体のCブーストのクリームを入手。遅ればせながら、ビタミンCをお肌から吸収させる
使用順は、トレチノイン→ハイドロキノン→ビタミンC→保湿軟膏。
とにかく今日から使用開始


Dr.から、朝だけ乳酸入りトレチノインは止めて、アスコルビン酸+トレチノインに変えて、と言われても状態変わらず。
しかもこの状態では気になって、触らずにはいられない

Dr.も始めたられたそうだけれど、全然分からないのは、お化粧上手

「触っちゃだめよ」
「剥けるのはその分、綺麗になるって事なのよ」
・・・と言われても、に乗っても、道を歩いていても下を向いている、暗~い、長~い1週間でした


36日目

洗顔していると、頬、顎あたりの肌触りが違う
何かツルッツルッしてますッ
これは

やっと一皮、どころか五皮位剥けた?結果でしょうか。
効果が出てきた?
そう言えば大きな剥がれかけの皮膚はいつの間にか殆どなくなっています
ところどころ小さなフケのように剥けていますが。

シミの濃さをじっくり観察。
例の如く、治療開始前を10、完全にシミ消失が1とすると、
効果が薄いと言われていた鼻すじ当たりは5。 頬6。 
範囲を広げて始めた顎9。
0.5㍉程のほくろは、7。
目の下で前回2と評価していた1ヶ所は殆ど消えて1
全体的には7から5へ。

 トレチノインは患者さんによってかなり反応が異なります。0.4%でも、ほとんど反応しない方もいて、最初に始める場合最初の2週間がいつも心配です。
 口をすっぱくしてお話していますが、こすらないように、皮膚を触らないように、太陽にあたらないように、気をつけましょう。洗顔のときにごしごしこすってしまっている人も、良い結果がでません。

 Mrs.Floraは、乳酸の入っている方のハイドロキノンに切り替えたとたんに、反応が強くなりました。この乳酸に対する反応もかなり人によって違います。
 乳酸はピーリング剤です。もともとヒリヒリする製剤です。トレチノインで基底層での細胞分裂を促しておいて、皮膚表面をピーリング剤で直接はがしてゆくことで、ターンオーバーの速度をさらに速めようとしているわけです。
 炎症の程度によって、乳酸を使っています。

 Mrs.Floraは広い範囲でトレチノインとハイドロキノンを塗布したので、Obagiのニューダームなみに顔中が反応して辛かったんですね。
でもずいぶん皮膚の張りがでて、しみも薄くなってきれいになってきましたよ。

posted at 2006/11/29 10:38 | kojitomika |
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chai.jpg
 中国の話題を提供しているCHAIという女性向けの雑誌があります。中国各地の土地、人、食、アート、ファッションなど、幅の広いジャンルが取り上げられています。そのCHAIの2006年冬の号に、筑田先生を紹介する記事が掲載されていました。 http://www.chai.ne.jp/


 美容鍼灸(cosmetic acupuncture)というお顔の若返りと美容によいという鍼治療についての話です。そうそう私のメールに筑田先生が美容鍼灸の原稿を送ってくれてそのままでした。それをコピペしますね。(これで原稿書きがさぼれます。)以下筑田先生からのレポートです。

 最近アンチエイジングが話題になっています。 この抗加齢療法、いわゆる若返りの方法には内科的な側面から、また形成外科及び美容外科的な側面から取りくまれています。
 
 アンチエイジングへの内科的なアプローチにはホルモン療法、漢方治療などがありますが、最近話題になっているのがメソセラピーと美容鍼灸です。

 メソセラピーはフランスで1950年頃からフランスで行われ始めた治療法で、最小限の薬剤注入による鍼治療と理解されます。これについてはいずれ詳しく述べることにします。

 今回は美容鍼灸について紹介します。
 鍼治療は数千年前から中国で種々の疾患に施され、効果が確実なことから伝統医療として現在も行われている医療です。紀元10世紀ごろに韓国、日本などのアジア諸国に中国の医学が広がりました。19世紀にはフランスに、1972年にニクソンの訪中によってアメリカに鍼灸がはじめてもたらされました。現在ではドイツ、フランス、スウエーデンなどヨーロッパ諸国では鍼灸の普及は目覚ましく、鍼治療をしている医師の数は日本より比較にならないくらい多い。

 鍼治療で良くなる病気としてはまず痛みを引き起こす疾患を思い浮かべると思います。そのほかに喘息、アトピー性疾患、婦人科疾患でも治療手段となります。驚くことに中国の宋の時代に宮中で美顔、壮健のために行われていたそうです。
 実際、痛みを取り除くために鍼治療をしておりますと、冷えの症状が軽くなり、肌の色艶が改善し、顔面にも輝きが現れ、体調が全体に良くなって大変喜ばれる患者さんを多く拝見いたします。

 アメリカではこの効果に注目し、Cosmetic Acupunctureとして、流行しつつあります。
 この美容鍼灸を続けることで300例の施行例で90%に肌のしわ、目のたるみ、肌の引き上げ効果など90%で認めたと、1996年の医学ジャーナルに発表され注目されました。

 施術で5年から15年若返ることが出来るとされていますが、もちろん美容外科における手術治療ほどの効果は現れません。
 サーマクールなどはこの中間に位置するのかと思います。
 安全で痛みが少ない事や、全身的に健康アップが図れることから、最近では美夏クリニック 
http://www.mika-clinic.com
で少しづつ美容鍼灸を希望する方が増えてきています。

posted at 2006/11/24 19:37 | kojitomika |
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美夏クリニック http://www.mika-clinic.com/ のナースたちのブログは面白いですね

 まず面倒くさがり屋ナース  http://mika-ns.jugem.jp/?day=20061119

 今からの時期、踵はどうしても厚くなり、かさかさと白く、ひび割れまでしてしまい気になります。時々角質増殖型白癬と言って、水虫のひどい症状ではないかとおっしゃって受診される方もおいでです。かかとのお手入れが 「女を捨てているか、まだ女であるか」 の指標であるとは驚きました。

 サリチル酸はピーリング剤の一種で、BHAと呼ばれます。対して、グリコール酸や乳酸などフルーツ酸をAHA(α-hydroxy acid)と言います。
 サリチル酸ワセリンという軟膏を時々処方しています。かかとや肘、座り胼胝など皮膚の厚みがある程度薄くなります。厚みよりもかさつきが気になる場合には、ウレパールやケラチナミンなど尿素入りのクリームのほうが使いやすい印象があります。
 皮膚が厚くなるのは、体重がかかるとかこすれてしまうなど、皮膚にとって負荷がかかっている証拠でもありますので、厚みを必要以上に削ってしまうと、皮膚としては弱くなります。

 手の手入れについては、ナースBナスが書いていましたね。
http://mika-nasubi.jugem.jp/?eid=83

 手のアンチエイジングはなかなか難しい。しみ抜きでは、光治療が効く場合には結果がよいのですが、萎縮性のしみですとなかなかレーザー治療もトレチノイン療法なども効果的なものがありません。フラクセルという剣山のようにエルビウムレーザーを当てる治療に期待がもたれていますが、まだきちんとした結果の発表はないようです。
 美夏Dr.は、痂皮(かさぶた)がトラの縞状にできるほどフォトセラピー(メディラックス)で幅のある光を強烈に照射し、左手背は結構成績が良かったのですが、その後は今ひとつ。トラ縞は3週間くらい定着していますので、ものすごく恥ずかしく、その後照射する気になれませんでした。

今回デモでオーロラという機種を照射してみましたところ、一部分は改善傾向にありそうですが、色の薄いしみは全く反応していません。
 はりのない手の甲にはメソセラピーでヒアルロン酸とビタミン剤を注入するのも、ひとつのやり方です。繰り返しが必要ですけれど。

 手のスキンケアは、また別の日に詳しくお話したいと思います。本日は、保湿剤のお話を少々します。

 市販されている保湿剤を大きく二つに分けると、尿素の入っているものと入っていないものに分けることができます。

 尿素の入っている製剤は、かさかさしている皮膚をしっとりさせるには良いのですが、ひび割れやあかぎれなど傷がありますと、刺激が強い。傷のあるとき、いつものハンドクリームがしみる時には、尿素の入っていないものを使って下さいね。

 それにしても、ナースBナスはハンドクリームに2960円も支払っているのですね。(トリニテイラインというのを、リンクで開いて見ました。)驚いた。私の手が皺くちゃなのは、手術や処置で手を使いすぎたためだと思っていましたが、どうやらそんな問題ではないようです。
 「女を捨てている」部類のようで、がっかり。それでも今週から毎日保湿剤は塗っていたのですがーーー。

posted at 2006/11/21 21:02 | kojitomika |
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 昨日今日と雨がしとしと降って、寒いですね。こうなると煮物やスープの時期だなあと思います。

 吉祥寺駅のロンロンというショッピング街に魚力という魚屋さんがあります。

 お買い得は、ひとつは午後7時前後に威勢のいいお兄ちゃんたちが、生の魚を3パック1000円とかで売る特売ーー毎日やっていて、その日の仕入れを売り切っちゃう。

 もうひとつが、アラ。こちらは遅い時間だとあまり選択肢がない。昨日は日曜日で早めに出かけたので、収穫はノルフェイ産アトランティックサーモン、ぶり(天然物)、ひらめ。しつこいですけれど、すべてアラです。

 生活がにじみ出てしまいますが、サーモンは1パック150円、ぶりはちょっと高くて300円くらいだったかな、ひらめは100円。

 サーモンは1パックは強めのお塩をして、焼いても良いようにして冷蔵庫行き。もう1パックは石狩なべにしようかな。鼻先を氷頭(ひず)なますにしても美味しそうです。
 ぶりは、昨日ぶり大根にしました。味がしみこんでいませんでしたが、気長に今日明日と煮込むとよいお惣菜になりそうです。身体を温めるしょうがもたっぷりと。ねぎは白髪ねぎで。
 ひらめは、昨日お塩をふり、今朝スープにしました。スープはいつも具を一杯入れます。ジャガイモ、にんじん、椎茸、ねぎ、舞茸、大根ーーー。さすがにひらめのアラは食べるところは少なくて骨は多く、こんどはアラではなくて、刺身が食べたいと言われてしまいました。釣ってきてね。
 筑田先生の故郷では魚を煮るというと、この塩汁なんだそうでーー。「さかなを煮る」と言われれば、普通はお醤油とみりん、お酒でやや甘辛く煮付けると思うのですが、やはり地域性がありますね。まあ下北は特別でしょう。

 今朝のスープは実は少々失敗でした。仕上げを人任せにしてしまい、他の事に気をとられていて、青みが足りなかった。お豆腐を入れるのを忘れた。しかも少々さめていた。結構準備して作ったのですが、がっかりでした。

posted at 2006/11/20 11:12 | kojitomika |

 筑田Dr.の予防接種のお話をアップしたと思ったら、フィリピンを旅行なさっている時に犬に噛まれて、狂犬病を発症した方のニュースがでていました。タイムリーでびっくり致しました。本日もまた筑田Dr.のレポートです。

慢性疼痛疾患の治療には鍼治療を
長期の消炎鎮痛剤服用による胃粘膜障害に注意が必要。

 関節リュウマチ、変形性関節症、脊椎変形症や椎間板ヘルニアなどでは痛みがでます。痛みに対して、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs=non-steroidal anti-inflammatory drugs)と呼ばれる飲み薬が良く処方されます。
 疼痛を緩和するお薬で「解熱鎮痛薬」 PAIN KILLERとも呼ばれます。

 これら非ステロイド系抗炎症薬(解熱鎮痛剤)はトラブルの多い薬であることを是非知っておいていただきたいと思います。

  1991年に日本リウマチ財団が関節リウマチの患者さんで調査した結果では、解熱鎮痛薬服用者の63%に内視鏡検査で胃粘膜障害。を認めました。このうち10%で潰瘍、52%で出血、ビランを認めています。解熱鎮痛薬では、胃や腸の粘膜障害はけっして頻度の低い副作用ではありません。でもその副作用は、高齢者では自覚症状が無かったり軽かったりすることがあります。

 解熱鎮痛剤は高齢者のふえた今日では処方される機会が増えています。胃腸への障害では、胃潰瘍からの突然の出血で死亡する方も決してまれではありません。予防的には胃酸を止めるH2ブロッカーやプロトンポンプインヒビターで副作用も半減しますが、他の治療手段も考えてみる必要があります。(ここまで筑田Dr.)

 また、解熱鎮痛剤は過敏症(不耐症ーー厳密な意味でのアレルギーではなくて、代謝障害)の頻度が高い薬です。
過敏症には、喘息型と蕁麻疹型があります。美夏クリニックは皮膚科の患者さんが多いので、どうしても蕁麻疹型の患者さんを良く拝見することになります。 脱線しますが、非ステロイド系消炎鎮痛薬の外用薬(塗ったり貼ったりする薬)でもまた、アレルギー性の接触性皮膚炎といってかぶれることがままあります。光刺激性接触皮膚炎といって、日光に当たる部分にのみ起こる場合もありますが、光と無関係に起こる場合もあります。(ここまで文責美夏Dr.)


 このように、美夏クリニックのDrs.は非ステロイド系消炎鎮痛剤NSAIDs(解熱鎮痛薬)については、比較的慎重に処方するべき薬であると考えています。 解熱鎮痛薬を長期間投与する必要が出てくるような慢性疼痛性疾患、つまり関節などの痛みでは、東洋医学的なアプローチを考えています。漢方薬、鍼治療は胃腸障害や過敏症についてはむしろ安全です。しかも最近のドイツからの報告では、痛みを緩和するには西洋薬での治療より鍼治療がむしろより効果的であったとされています。

 欧米では鍼治療についてWHO, NHIでも正式に認められた安全で効果的な治療法と認識され、知識人の間で積極的に受け入れられています。 長期的治療では副作用の無い安全な治療法を第一に考えてみる必要があります
(ここまでDr.筑田)

 そういえば美夏Dr.は滅多に痛み止めって出さないよね?

 消炎鎮痛剤で、上に書いた皮膚粘膜眼症候群の患者さんも拝見してるしねえ、TENという重症熱傷型の薬疹は直接は拝見していないけれど、あちこちの病院で聞いた。ましてや外用消炎鎮痛剤でかぶれているなんて、しょっちゅう見るでしょ?過敏症って相性の問題だから、あなたはならない、あなたは危ないなんて、患者さんの顔を見て判断できるわけないでしょ?過敏症が出たら申し訳ないと、いつも処方するときには怖くってね。

 でも出す時もあるよね。
量の問題も結構あるのよ。長期投与、大量投与のほうが、当然トラブルは多い。術後2-3日なら大きな問題になる確率は小さいからね。痛いのを怖がる術後の患者さんは時々処方している。
いつも心配なのは、帯状疱疹の患者さん。帯状疱疹後神経痛を防ぐためには、とにかく痛くないようにしていた方が良いのだけれど、本心は解熱鎮痛薬出したくないし、痛いのが続いて帯状疱疹後神経痛が起こるのも申し訳ないしーーー。筑田先生は、急性期の帯状疱疹に鍼治療をするのは、あまり積極的ではないしね。

 解熱鎮痛剤による胃潰瘍には、プロトンポンプインヒビターでないと効かないとか、無症候性(症状がでない)の潰瘍が多いとか、文献を見ると色々書かれていますねえ。美夏Dr.のようにあまり内服薬を使い慣れていないと、解熱鎮痛薬はやっぱり使いたくないな。

posted at 2006/11/17 13:51 | kojitomika |
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おやおやDr.筑田は最近物書きに目覚めたらしい。気がついたら、狂犬病のレポートが届いていました。いつもは少々美夏Dr.が手を入れるのですが、本日はもう遅くなったので、そのままコピペしてアップいたします。それでは筑田Dr.よろしくお願いいたします。


 日本で36年ぶりに狂犬病の発症があったとニュースが有りました。 この方は8月の末ころ旅行先のフィリピンで犬にかまれて感染したと見られています。 11月に帰国し、感冒様の症状があり、その後のどの痙攣などを認め、国立感染症研究所で16日に狂犬病ウイルスを検出して確認されました。
 狂犬病は感染した野生動物、または犬に咬まれた際に傷口からウイルスが入り、1-3ヶ月の潜伏期を経て発症し、発症後の死亡率はきわめて高い感染症です。 狂犬病との名前から犬に咬まれた時に起こる病気と思われがちですが、感染動物はアライグマ、コウモリ、ネコ、ネズミ、狐など多種にわたります。
 
 日本、イギリス、台湾、ハワイ、オーストラリアでは狂犬病は根絶したとされていますが、中国、ロシア、ヨーロッパなどのユーラシア大陸、東南アジア、南北アメリカ大陸、アフリカ大陸への旅行では野生動物、犬との接触で狂犬病感染の危険があります。
 特に南米での吸血コウモリによる家畜の被害が大きな問題になっています。
 狂犬病は日本では忘れ去られたような存在ですが、一歩日本を出ると必ず注意しなければならない感染症です。

 2回の予防接種で感染を防ぐことができます。海外旅行先によっては前もってワクチン接種を済ませておきましょう。もし、予防接種をしていかず、現地で狂犬病が疑われる犬に咬まれた場合には直ちに狂犬病ワクチンを打ってもらい、可能であれば抗狂犬病グロブリンの投与をしてもらう必要があります。 発症後は特別な治療法は無く、死亡の危険が極めて高いことを認識しておく必要があります。 

美夏クリニックはこちら
http://www.mika-clinic.com

 これには後日談があります。狂犬病の患者さんがマスコミに出てから、狂犬病のワクチンが手薄になり、一般の患者さんにはほとんど手に入らなくなりました。もともと免疫の仕事をしていた筑田先生によれば、量を増やすのはそんなに難しい話ではないといいます。でも、メーカーは大変なんだとおっしゃいます。筑田先生の部屋で製造方法についてメーカーの人と議論をしている声がしていました。
 ただ、NGOや自衛隊などの人の分はきちんと確保されているそうです。その方たちはリスクの回避ができるそうです。
この追記は美夏Dr.によるもので、2007-11-08記載です。

筑田先生から原稿が続々と届きます。私は書いている暇がありません。本日もよろしくお願いいたします。

 欧米諸国に比べて日本で予防接種率が低い理由はもうひとつあります。それは、予防接種の副作用が大きく報道され、メリットよりも、副作用によるデメリットが強調されてしまったことです。

 予防接種は集団として疾病にたいして免疫を持ち、疾病を流行らせないよう、みんながかからないようにします。そして接種した本人にとっては、感染源と接触しても感染発病しにくくなり、感染した場合でも症状が軽くなるというメリットがあります。

 例えば、日本脳炎の患者発生は国内で昭和41年までは年間1,000人を超えていました。ワクチンの普及と媒介蚊の減少と環境改善で最近では年間10人程度となっています。

 ポリオ(小児麻痺)に関しては昭和35年国内で大流行しました。美夏DR.の同級生でもポリオのために麻痺の残った方が何人かいます。39年から国産のポリオワクチン接種が開始されてから患者発生は激減し、6年後にはほとんど発生していません。
 WHOによるポリオワクチン接種強化運動によって、平成12年に西大西洋地域で、14年にヨーロッパ地域でポリオ根絶宣言が出されました。

 麻疹(はしか)については昭和41年に麻疹ワクチン接種が開始され、予防効果は有ったものの副作用が問題となりました。しかし、平成10年からは副作用の少ない麻疹ワクチンが製造され、その心配は改善されました。

 麻疹ワクチンの接種率は年代、地域によって異なり、日本では90-60%と推定されています。他の先進国では80-96%であり、WHOの評価としてこれらの国は麻疹ウイルス排除期であるのに、わが国では中国、インド他の途上国と同じ制圧期と評価され、最近でも年間10-20万人の感染者が推定され、数十人の麻疹(はしかによる)死亡者が報告されています。
 欧米の死者の2-7人程度とは比較してみてください。麻疹(はしか)の予防に対しての対応が遅れていることを認識し、早急に麻疹撲滅対策を進める必要があります。
 麻疹を撲滅するには、予防接種を徹底させるしか手段はありません。

 予防接種の徹底で根絶された感染症に天然痘があります、昭和21年には18,000人ほどの発症があり、約3,000人が死亡しています。
しかし、種痘の徹底により昭和31年からは国内での発症は無く、世界各国でもWHOの世界天然痘根絶計画にそって天然痘の封じ込め政策を徹底し、昭和55年5月にWHOは天然痘の根絶を宣言しました。
 まさに予防接種による輝かしい成果の証といえます。
 
 ところが予防接種による健康被害が出てしまうと、その副作用や合併症が大きくマスコミに取り上げられます。その疾病にかかって受ける損失と、予防接種を受けて疾病にかからないまたは軽くすませることのメリットを比べることが重要です。
 そして、人が宿主で他の動物など中間宿主の無いウイルスでは、予防接種で世界から根絶出来ることから、人類全体の利益も考える必要があります。
このような利害得失を比較して考えることなしに、疾病の怖さよりも接種によるデメリットが強調されるのは残念なことです。 

 国立感染症研究所のウェブサイトはこちらです
http://idsc.nih.go.jp/index-j.html


 予防接種による副作用を教えてください。

 注射した場所に、痛み、腫れ、固くなる、赤くなるなどが10%くらいの人に出ます。数日で軽くなります。
 時に発熱や倦怠感を覚える方もおられます。ワクチンにたいして身体が反応しているのだと思います。
 アレルギーの反応血圧がさがり、呼吸困難になるようなアナフィラキシーショックの報告もありますが、接種後30分以内におこるもので、この30分は医療機関の中で経過を見ることが義務とされています。

 麻疹ワクチンで発症したという副作用はなんですか?
 以前の生ワクチンで、麻疹に良く似た症状がでたり、アレルギーの強い症状がでたりしました。最近ではアレルギーを引き起こしたゼラチンの入らないものが使われており、ワクチンそのものも改良されています。

 美夏Dr.はどう考えますか?
 水痘は早く見つければ、抗ウイルス薬もありますので、あまり重篤にならずにすみますよね。自分の子供は周囲で流行っているときに、毎日注意して水疱を見つけてすぐに、抗ウイルス薬を使いました。
 麻疹は、怖いからねえ、1歳になってすぐに接種しましたよ。もう以前の話になりますけれど。

posted at 2006/11/16 17:49 | kojitomika |

Dr.筑田がブログの原稿を本日も送ってくれました。どうぞお願いいたします。

 欧米の方々に比較すると、日本人は予防接種に対しての認識はまだまだ低いようです。それでも、最近では海外旅行前に予防接種を行う方は増えてきています。
 なぜ日本人で予防接種を受ける方が欧米の人に比べて少ないのでしょうか?

 もともと日本人は農耕民族で、温暖で安全な社会の中で暮らして来ました。狩猟民族のように常に外敵と争い、新しい環境に自分をおくことがなかった。そのために外部の危険について常に警戒し、自分を守るという習慣がありません。
 
 11月のMedical Tribuneという医師向けの雑誌で、海老沢功先生がネパールで外国人観光客の医療活動をしているバスニヤット博士の論文を紹介しておりました。それによると、日本人は破傷風とA型肝炎の予防接種をして来るべきだとの強い調子の警告文を博士は書かれています。
 ネパールでは道路もすべて舗装されているわけではありません。そのネパールで捻挫、外傷を受けることはしばしばおこります。傷ができると、その際に致死的合併症として破傷風による感染が最も心配されます。 破傷風菌は土の中の常在菌で身の回りの土を集めますとその50%で菌が分離されるほど身近に存在し、感染の危険が高い菌です。 しかも、破傷風菌毒素は1gで600万人を死に至らしめる毒性があります。青酸カリであれば1.2―1.8トンの毒性に匹敵するとされています。

また、A型肝炎についても述べられています。ネパールの飲食店の食事や飲料水は必ずしも衛生的ではありません。そのため下痢は良く見られます。下痢の患者さんでは時にA型肝炎感染の場合があります。体調によっては劇症肝炎となる場合もあり、重篤な疾患です。
 A型肝炎は肝炎ウイルスの経口感染ですが、A型肝炎に対しての抗体を持っていると感染しません。衛生環境が整備された日本では40歳以下の人での抗体保有率はほとんど0で、しかも予防接種を受ける人は少ない。旅行目的地によってはA型肝炎の予防接種は是非心がけていただきたいものです。
 欧米からの観光客の95%はこの2者に対しての予防接種はしていたが、日本人は逆に95%が予防接種をしていなかったとのことです。

破傷風ワクチン、A型肝炎ワクチンは旅行前に2回ずつ(1ヶ月くらい間をおいて)接種しておくことをお勧めいたします。

 こちらも見てね。http://www.mika-clinic.com/kamoku/naika13.html


 ほかには旅行前にお勧めの予防接種はないの?

 野生動物に接する機会がありそうな人だと狂犬病
 アフリカだと黄熱病
 アジアやアフリカ地域であれば日本脳炎やコレラ、ポリオなど
 

 国営昭和記念公園の鴨を見ながら、こういった鳥が鳥インフルエンザを運んでくるんだよねと無気味なセリフを吐く筑田先生のレポートでした。

posted at 2006/11/14 20:39 | kojitomika |

 昨日は風が強かったものの、秋晴れで、遠くに見える山がきれいでした。
 少々朝寝した後、立川の国営昭和記念公園に行きました。http://www.ktr.mlit.go.jp/showa/
広い公園です。立川口から園内に入りますと、アプローチがいちょう並木です。たくさんの人が銀杏を拾っていました。葉っぱの色づきはもう少しですが、秋の陽射しに輝くようでした。

 そう鴨川の庭にもいちょうを植えたのに、残念ながら留守をしている間になくなっていました。悲しい。

 昭和記念公園には日本庭園があります。もみじやどうだんつつじの赤が鮮やかです。盆栽も展示されていました。樹齢200年超などという立派なものもありました。厳しい条件で大事に育てられたものですね。素直で美しい形に、素人ながら心うたれて拝見いたしました。
 みんなのはらっぱの大きなケヤキも見事です。テレビに出ているんですって?ご存知でしたか。

 木は人よりも長く生きて、大事な酸素を作り、人を見守っています。
疲れているときには、公園や森へ行き、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか?

posted at 2006/11/13 13:14 | kojitomika |
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昨日は風が強かったものの、秋晴れで、遠くに見える山がきれいでした。
 少々朝寝した後、立川の国営昭和記念公園に行きました。http://www.ktr.mlit.go.jp/showa/
広い公園です。立川口から園内に入りますと、アプローチがいちょう並木です。たくさんの人が銀杏を拾っていました。葉っぱの色づきはもう少しですが、秋の陽射しに輝くようでした。

 そう鴨川の庭にもいちょうを植えたのに、残念ながら留守をしている間になくなっていました。悲しい。

 昭和記念公園には日本庭園があります。もみじやどうだんつつじの赤が鮮やかです。盆栽も展示されていました。樹齢200年超などという立派なものもありました。厳しい条件で大事に育てられたものですね。素直で美しい形に、素人ながら心うたれて拝見いたしました。
 みんなのはらっぱの大きなケヤキも見事です。テレビに出ているんですって?ご存知でしたか。

 木は人よりも長く生きて、大事な酸素を作り、人を見守っています。
疲れているときには、公園や森へ行き、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか?

posted at 2006/11/13 13:14 | kojitomika |
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片頭痛は女性に多く、月に数回ズキンズキンと脈打つように起こる頭痛です。

 発作は何も他のことが出来なくなるほど痛みが強いのが特徴で、頭の片側で起こることが多い。吐き気や目の奥が痛くなることがあります。
 筋緊張性頭痛や群発頭痛とは治療法が異なりますので、鑑別診断が必要です。もちろん脳腫瘍や脳血管障害、髄膜炎からおこる頭痛を最初に除外診断する必要があります。

この片頭痛を起こす誘引があります。
 発作の誘引として、過労、睡眠不足、あるいは過眠、騒音や光刺激があります。生理周期も影響し、生理前後に起こりやすいとされています。

 ある種の食物を摂ると片頭痛が起きやすいと言われています。アルコール、とくに赤ワインやカフェインとある報告では50%以上の関連があるそうです。そのほかにチーズ、チョコレートと片頭痛も関係がありそうだとされていますが、明らかではありません。むしろ発作の前駆症状として甘い食べ物を渇望するようになる為、結果として関連づけられているとの考えもあります。
 女性の方でダイエットのため食事を抜く方がいらっしゃいます。食事の時間が不規則であったり、脱水(つまり水分が充分摂取されていない)があったりすると、それは片頭痛の発作の誘引となると考えられていますのでご注意ください。

 その他コーヒー愛好家ではカフェインの摂取中断で発作が誘引されるとされていますので、普段頻繁にコーヒーを摂取する方は頭痛と摂取回数との関連に気をつけてみてください。 他にナッツ類、バナナ、柑橘類、アイスクリームなどが頭痛発作誘引になるという報告もありますが、まだはっきりと分かっておりません。
ただし、片頭痛を起こすきっかけは人によって異なります。片頭痛をお持ちの方は、食習慣やそのときの御自分の状態がどうか、慎重に観察してみると、発作を予防する上で大変役に立つと思われます。

治療には薬物療法(西洋薬:予防薬と発作時の薬)でかなりの効果があげられています。東洋医学のほうでは、発作の有無に関わらず鍼治療を継続すると、その西洋薬の服用より頭痛の頻度を下げる効果があったとドイツからエビデンス報告されました。鍼治療をしている私としては興味深く思いました。


posted at 2006/11/13 19:37 | kojitomika |
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 武蔵野皮膚疾患病診連携研究会という集まりが、9日にありました。スギ花粉皮膚炎の話が面白かったのですが、これはまたシーズンに入ってからさせていただくことにして、抗アレルギー剤について話題がありましたので、そちらを書きます。

 もともと抗アレルギー剤は、蕁麻疹や花粉症などに良く処方される薬です。美夏Dr.は「痒い人」です。蕁麻疹が時々出ますし、スギの花粉症も重症で、1年のうち2―3か月は抗アレルギー剤のお世話になります。
 この抗アレルギー剤は、アトピー性皮膚炎などの痒みを抑える薬としても処方されます。

 今回の研究会でビデオで流された話題は
 アトピー性皮膚炎の患者さんのなかで、アレロックという抗アレルギー剤と外用薬(塗り薬)を最低2週間併用して、痒みが消失またはほぼ消失した患者さんをまず選択しました。その患者さんを二つのグループに分け、けてその後12週にわたって外用薬と抗アレルギー剤を連続して併用した群と、外用薬は併用し抗アレルギー剤を痒みの起きたときのみ使った群で比較しました。
 今回の試験は1094例という大規模試験でした。その結果眠気などのトラブルは軽いもので19例のみ。試験終了後抗アレルギー薬(この場合アレロック)を連続して投与された群では68%で痒みの再発が抑えられ、間歇的投与群(痒いときのみ内服した群)では56%で痒みの再発が抑えられたそうです。

 つまり、アトピー性皮膚炎の患者さんで内服で痒みが抑えられる人は、12週痒くても痒くなくても抗アレルギー薬の内服を続ければ、痒みの再発が少ないという結果だった。つまり100人のうち12人は継続して内服したほうが痒みの再発は少ない。

 なかなか微妙な結果ですね。あまり抗アレルギー薬で眠気やふらつきが出ない人には、良いかもしれません。

 痒みや花粉症の話がメインの研究会で、ポリポリあちらこちら掻きながら、お話を聞いている美夏Dr.は少々恥ずかしかった。まあ自分が痒いと、痒い患者さんの気持ちは分かるので、その点ではメリットです。
 また美夏Dr.は、内服薬のコンプライアンスが悪いので(と書くとかっこよく聞こえますが、単にすぐに飲み忘れてしまうだけ)、12週アレロックを内服し続けるのは大変です。でも花粉症の時期は飲まないと生活できないので、その時期にポリポリ引っかいている頻度が下がるかどうか、面倒くさがり屋ナースにカウントしてもらって、結果を出してみましょうか?

posted at 2006/11/11 14:00 | kojitomika |
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 ボトックスは、美夏Dr.の好きな薬です。でもどんな治療法にも利点欠点があります。今回は欠点についてお話します。

 ボトックスの一番の欠点は、加熱されていますけれど、血液製剤のアルブミンが入っていることにあります。加熱によって死滅しない病原体で現在分かっているのは、クロイツフェルトヤコブ病です。言い換えると、肝炎やエイズなどのウイルスは加熱することでなくなっている。

 皺治療に、年に2-3回の注射で効果が確実なので、私は時々打ってもらいます。加熱してあるアルブミンによるリスクは、交通事故にあうより低いと自分では思っています。でもリスクが皆無な訳ではありません。


 もうひとつの大きなリスクが抗体産生です。ボトックスはたんぱく質なので、個体の感受性によって、ボトックスにたいする抗体が産生される可能性があります。
 抗体ができちゃうと、ボトックスは効かなくなる。ボトックスは、筋緊張性頭痛や裂肛や腰痛など、筋肉の動きを止めることで痛みを止めることもできる。かなり色々な分野の治療に可能性があります。効かなくなっちゃうとボトックス治療の可能性がなくなるので悲しい。
 今年の内科学会で抗体産生しないボトックスの開発が進んでいるという発表があったそうです。


 ボトックスは筋肉の動きを止める薬なので、ボトックスを注射した顔が好きか嫌いかという点もあります。医師はある程度(ある程度というのは、片方の筋肉の動きを止めた場合に拮抗筋という反対側の筋肉の強さが人により様々で、予測しきれない)注射した結果を予測して、治療しています。 でもね、その顔がご本人の好みかどうかは、やはり予測しきれない。

 先日注射してもらい、やや上がり眉になりました。私はそれなりに面白くて、気に入っています。ちょっと表情が変わったのか、患者さんに「何かやったでしょう!?」と聞かれます。他の人には良く分からないくらいのちょっとした変化で若くみえるのって面白いでしょう?
 でも、これがクレームになることはあります。

 あとの欠点は、良かれ悪しかれですが持続期間が平均3-4月、人によって差があります。いくら気に入った結果でも維持するためには繰り返しの治療が必要です。(良かれの方はーーー結果が気に入らなくてもいずれ元へ戻るということです。)
 
 ということで、汗の治療でも他の治療でも、ボトックスを追加で(ブースターで)注射するのは最低限にしてね。また、打つ回数も最小限に。

 井の頭公園の記事を書いた後、ネットサーフィンをしていましたら、ほっとするウェブサイトを見つけました。(本日暇だった証拠ですけれどーー)

http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/

 カエルの合唱やら、鳥の映像やら、とても心が安らぐウェブでしたので、ご紹介いたします。見てみてくださいね。

posted at 2006/11/04 18:05 | kojitomika |
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面倒くさがり屋ナースが「美夏クリニックのしみ治療最前線」というファイルを、クリニック内のパンフレット用に作ってくれました。拝見いたしましたら、これがまたよく出来ている。本人の許可を得ましたので、このブログにも載せますね。

~美夏クリニックのしみ治療最前線~
日々の大きな変化は望まないローリスク・ローリターン派?
それとも、気合の入ったハイリスク・ハイリターン派

①どのような治療法がありますか?あなたのしみはどのような種類なのでしょうか?
それによって治療法が異なりますので、まずは洗顔していただき、診断に必要な写真を各種撮らせていただき、Drによってしみの種類を診断します。
②費用はどのくらいかかりますか?
しみの種類や範囲、治療法によって異なりますので、ぜひご相談ください。

<ご来院してからの流れ>
洗顔→各種写真撮影→Drによるしみの種類診断→
各種治療法の説明・ご相談・必要時スキンケア指導→治療→身支度してお帰りいただく。

<しみを作っている原因は?それに伴う予防法をお教えします>
あなたの行動パターンやスキンケア情報をお伺いし、
しみができる原因や、しみの予防方法をみつけます。
例えば・・・
・日焼け止めはまめに使っていますか?2~3時間おきに塗り足します。汗と皮脂で落ちてしまいます。
・犬の散歩によくいかれますか?ちょっとの時間だけだから日焼け止めは塗らなくてもいいか。ということはされていませんか?毎日の積み重ねですから。
・活動は主に室内?屋外ですか?日当たりのよいところで生活なさっていますか?室内だからといって、あなどってはならないです。
・洗顔はどのような方法でされていますか?こすったらしみが取れるかも?なんてゴシゴシやっていませんか?タオルも乱暴にこするようにして拭いていませんか?いずれもしみを悪化させてしまいます。

<治療>ハイリスクハイリターンもの
(レーザー照射・トレチノイン療法・オバジクリームプログラムなど)
ある期間、治療部位が赤くなったり、皮が剥けたりするので、薬剤コントロールが必要。
レーザー照射ではテープを1週間貼り続けなければならない。けれども、効果は「期待大」である。なお、紫外線が強い時期はよりハイリスクになるため、行わない。
ローリスクローリターンもの(化粧品・ハイドロキノン・イオン導入など)
治療効果が出るにはかなり時間がかかる。けれどもダウンタイムがないので、いつのシーズンでも気軽に行いやすい。

裏面に、しみの種類と治療法の組み合わせの表がのせてあります。(すみません、こちらは上手くアップできないので、そのうちにHPの方に載せます)
しみの種類がわかる方はぜひ参考にしてください。       美夏クリニック http://www.mika-clinic.com


moreも読んでね


いやあ、私のブログはブロックブログと言ってどうやらプロユースらしくって(?)、jugemさんのように、きれいな色を簡単に使うとか、スキンの選択肢が少ない。面倒くさがり屋ナースのカラフルな色使いが再現できなくて残念です。
 単にやり方がわかっていないだけって言われればその通りです。
 それにしても、面倒くさがり屋ナースのブログはいつもながら面白い。

リンクを貼っておきますね
http://mika-ns.jugem.jp/
こちらの記事はスキンケアですが共感をお持ちになる方多いと思います。
http://mika-ns.jugem.jp/?day=20060809
http://mika-ns.jugem.jp/?day=20060917

ナースBナスのブログもお忘れなく
http://mika-nasubi.jugem.jp/

この2人は文体も内容も異なっていて、対照的でものすごく面白い。

posted at 2006/11/04 11:48 | kojitomika |

それで昨日外来終了後井の頭公園に出かけました。すぐ近くにある公園なのに、本当に久しぶり。半年ぶりくらいだったかも知れません。
 さくらの葉はすでに落ち、それでも他の木々は紅葉には早い。陽射しが柔らかで、秋が深まってきています。夕方から急速に気温が下がって、私は肌寒く感じました。

 七井橋という公園の中央にある橋は、いつも人がたくさんいます。小さいお子さんから、ご高齢の方まで、おふやパンなどをまいている姿が見られます。その餌に群がる鳩とからすと鯉 というのがいつもの姿なのですがーーー。

 北から渡ってきた鴨は何種類か、鴨ってきれいな鳥ですね。目の色も黄色いのや赤いの、黒いの。羽もオシドリをはじめ美しくて見ていて飽きません。
 http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/seibuk/inokashira/tori.html
鴨は、橋の周辺でも、ボート(昨日乗りました。気持ちが晴れ晴れ致します)も追いかけてきて、餌をねだっています。炭水化物で健康に悪いのではと、つい心配になります。

 ところがいつもの太った鯉がいない。
 井の頭公園の鯉は、パンパンになるまで太っていて、オレンジや黄色や白のそれは華やかです。そのたくさんの鯉が餌に群がっている姿は、見方によっては貪欲です。
 その鯉がほとんど見当たらない。

 井の頭公園池でもコイヘルペスというウイルスが流行って、大量死してしまったのだそうです。
 武蔵野市役所や東京ズーネットのウェブサイトに記事がありました。ご紹介しておきます。 http://www.city.musashino.lg.jp/cms/news/00/00/27/00002711.html
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&inst=&link_num=4830

 コイヘルペスは、ヒトには感染しません。
ヒトのヘルペスについては、more 以降に少々ご紹介しておきますね。

 ヒトに感染するヘルペスウイルスで代表的なものに
1、単純ヘルペス:口唇ヘルペスとか性器ヘルペスと言われるもので、免疫機能が低下している状態(紫外線を浴びた後、疲労状態、感冒などの病後などなど)で、何回でも再発してくるのが特徴。ぴりぴりちくちくなど違和感のあと水疱(水ぶくれ)を形成し、だいたい1週間くらいで痂皮を作って治癒する。
2、水痘帯状疱疹ウイルス:子供のときには水ぼうそうとして発症し、場合によって一回帯状疱疹として再発するウイルス。
3、EBウイルス:伝染性単核症(発熱、リンパ節腫脹、異型リンパ球の出現が3主徴) 発疹とリンパ節腫脹でおいでになる患者さんでこのEBウイルス感染の方が時折おいでです。

 そのほかに、サイトメガロウイルスや突発性発疹のウイルス、エイズのカポシ肉腫のウイルスも、ヒトに感染するヘルペスウイルスです。

posted at 2006/11/02 09:46 | kojitomika |
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表題は「睡眠不足は肥満の始まり」

美夏Dr.としては「ストレスは肥満の始まり」という表題で、私のストレスを減らす方法や治療について書いて欲しかったのですが、睡眠不足のお話でした。みなさん美と健康のために、よくお休みくださいね!!それではDr.筑田のレポートをどうぞ

 最近、肥満の原因として睡眠不足が問題であると多施設から報告され、注目されています。
 研究報告では、8時間の睡眠をとる群とそれ以下の群で比較し、睡眠時間の少ない群はより体重が重いことがわかりました。また、4時間以下の睡眠不足群では73パーセント以上で肥満が認められました。睡眠とホルモンは密接に関係していますが、特に肥満との関連で知られているホルモンでは、ghrelinとleptinが在ります。
 Ghrelinは空腹感を増強し、他方leptinは満腹感で食欲を抑制するように働きます。報告では5時間以下の睡眠不足群ではghrelinが15パーセント増加し、逆にleptinは15パーセント減少していたとされています。

 すなわち、睡眠時間の短い人は空腹感を感じやすく、甘いものや、炭水化物を多く食べ肥満になりやすくなります。最近では子どもの肥満が問題視されていますが、睡眠不足の子どもが増えていることとも密接に関係しています。睡眠は時間の浪費ではなく、健康な身体のためにはとても大切なことを再認識することが重要です。


 

posted at 2006/11/02 18:20 | kojitomika |
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