2007年2月アーカイブ

 暖かい冬ですね。お正月にも参りました妙高赤倉にスキーに行ってきました。週に6日フルタイムで働いていましたら、結構心身ともに疲れてしまって、よい休日になりました。リフレッシュして帰ってきましたよ。

 長野から北東へすすむ信越線沿線は本来豪雪地帯です。それが麓にはほとんど雪がない。私が大学生の頃過ごした松本は、あまり雪は降らないのですが、凍みる(しんしんと冷える)地域でした。一度雪が降りますと、気温が上がらないので、いつまでも路肩に雪が残ります。貧乏学生は自転車を愛用していました。みんな良く転んでいるなあ、私もあの角は気をつけなくちゃと思っていると、気をつけている私自身もやはり自転車で転倒するのが常でした。
 寒い地域に住んでいると、春が来るのが待ち遠しい。

 松本の春は、ある日突然やってきます。
女鳥羽川が雪解け水で流量が増え、ああ水の音が聴こえると思うと、梅や桜、桃、木蓮など花々が一斉に開きます。この春が本当に美しい。

 それがまだ2月だというのに、豪雪地帯のはずなのに、妙高赤倉の上からの眺めはもう春。赤倉ホテルの方によると、100年に一度の雪のない年だそうです。
 杉の原スキー場は、高い位置から長い距離をすべることが出来ます。このゲレンデが、午後になると陽のあたるところはじゃりじゃりと春スキー。休憩所などでも、雪が溶け出しています。夕方には気温が下がり、日陰はアイスバーン。快適だったんですが、やはり春スキーの雰囲気でした。

 今日出勤途中、こぶしが咲き始めていました。このこぶしの花の時期が早いか遅いか分かりません。
 たまたま暖かい冬なのかもしれませんけれど、それでもやはり地球温暖化なのかなと心配になります。

http://www.futsugou.jp/時間を作って見に行かなくてはと思っています。

posted at 2007/02/28 10:33 | kojitomika |
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 しみには色々種類があります。
 脂漏性角化症は、少し皮膚平面より出っ張っている、だけどほくろではないしみです。色がほとんど肌色で目立たない人から、黒っぽい場合までいます。
 40歳過ぎるとみんなどこかに持っています。でも多い人と少ない人がいます。どうやら遺伝性があるのか、このしみが多い家系があります。

 白ゴマ(または黒ゴマ)が皮膚に乗っているような、皮膚と接着している面積が小さいのは、スキンタグとかアクロコルドンと言います。商品の値札などをタグといいますね。皮膚についているタグ。そんな感じ。
 この場合は、はさみでちょんちょん切除するのが一番きれいに仕上がります。(おうちのはさみでやらないでくださいね。)

 皮膚にくっついている部分の面積があるものは、炭酸ガスレーザーが一番簡単。 エムラクリームまたはペンレステープという局所麻酔薬を塗るか貼って1時間待ちます。この1時間でレーザー照射の痛みが本当に軽くなります。全く感じない人もいる。痛みに強い人は面倒くさがり屋ナースのように、麻酔なしでもok。

面倒くさがり屋ナースが炭酸ガスレーザー体験談を書いてくれました。読んでね。照射後の写真付きです。
http://mika-ns.jugem.jp/?eid=305


 照射後の痂皮が目立つのが嫌な場合には、照射直後に痂皮部分を除去して、創傷被覆剤(ハイドロコロイド)で覆うやり方もあります。広い面積にたくさんの時には、痂皮そのものを被覆剤にしておくほうが、いいかなと思っています。
 また反対にひとつのしみの面積が大きい場合(5mmを越すようなもの)には、ハイドロコロイドで覆ってお帰りいただきます。面積が大きいときには、やはり炎症後色素沈着が起きるので、実際にきれいになるには時間がかかります。

 黒ゴマくらいの大きさでしたら、お顔や首の脂漏性角化症で炎症後色素沈着が起こる人は10%くらいで、痂皮がとれた直後からきれいになる人のほうが多いですよ。

posted at 2007/02/23 18:56 | kojitomika |

 しみには色々種類があります。脂漏性角化症は、少し皮膚平面より出っ張っている、だけどほくろではないしみです。色がほとんど肌色で目立たない人から、黒っぽい場合までいます。
 40歳過ぎるとみんなどこかに持っています。でも多い人と少ない人がいます。どうやら遺伝性があるのか、このしみが多い家系があります。

 白ゴマ(または黒ゴマ)が皮膚に乗っているような、皮膚と接着している面積が小さいのは、スキンタグとかアクロコルドンと言います。商品の値札などをタグといいますね。皮膚についているタグ。そんな感じ。
 この場合は、はさみでちょんちょん切除するのが一番きれいに仕上がります。(おうちのはさみでやらないでくださいね。)

 皮膚にくっついている部分の面積があるものは、炭酸ガスレーザーが一番簡単。
 エムラクリームまたはペンレステープという局所麻酔薬を塗るか貼って1時間待ちます。この1時間でレーザー照射の痛みが本当に軽くなります。全く感じない人もいる。痛みに強い人は面倒くさがり屋ナースのように、麻酔なしでもok。

面倒くさがり屋ナースが炭酸ガスレーザー体験談を書いてくれました。読んでね。照射後の写真付きです。
http://mika-ns.jugem.jp/?eid=305


 照射後の痂皮が目立つのが嫌な場合には、照射直後に痂皮部分を除去して、創傷被覆剤(ハイドロコロイド)で覆うやり方もあります。広い面積にたくさんの時には、痂皮そのものを被覆剤にしておくほうが、いいかなと思っています。
 また反対にひとつのしみの面積が大きい場合(5mmを越すようなもの)には、ハイドロコロイドで覆ってお帰りいただきます。面積が大きいときには、やはり炎症後色素沈着が起きるので、実際にきれいになるには時間がかかります。

 黒ゴマくらいの大きさでしたら、お顔や首の脂漏性角化症で炎症後色素沈着が起こる人は10%くらいで、痂皮がとれた直後からきれいになる人のほうが多いですよ。

posted at 2007/02/23 18:56 | kojitomika |
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PIH1.jpg
 だいぶ陽の光が強くなって、サンスクリーンも丁寧に使う時期になってきましたね。美夏クリニック  の1日もそろそろ終わりかなと言う頃に日が暮れてきます。

 レーザー照射によるしみ治療も、そろそろ終盤戦です。

 しみ治療が炎症後色素沈着との戦いであるというお話をしたことがあります。たまたま従妹にQレーザー照射して、炎症後色素沈着を起こしていましたので、画像をお見せしますね。勿論本人の了解済みです。
 勿論このような状態でも、紫外線に当たらない様にしてこすらないようにしていれば、1年経てばしみは取れている予定です。

 4月以降になりますと、しみ治療はフォトセラピーや場合によってトレチノイン療法は致しますが、レーザー治療は紫外線にあたる機会があまりない患者さまに限ってさせていただいています。炎症後色素沈着が来たときに、紫外線にあたりますと、どうしても色が取れにくくなります。

 

 ここしばらく忙しくて、あまり書くことが出来ず済みませんでした。また少しずつ書きますのでよろしくお願い申し上げます。

posted at 2007/02/21 17:49 | kojitomika |
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 「高等霊長類はもともと水が嫌いである」という話を以前お聞きしました。水を怖がるのですって。

 冬になると大人でも皮脂欠乏性湿疹の方が増えます。膝から下や肩などがかさついて痒くなり、湿疹病変ができる。美夏Dr.もすぐ乾く。

 冬になると普通の屋外の空気も乾いているうえに、エアコンでさらに湿度を下げ、寒いからお風呂の温度を高くし、長めの入浴をしてしまいがちです。小さいお子さんには、肩までお湯にちゃんと浸かって10数えてなんてしていませんか?
 かわいいお子さんなので、さらに毎日のようにタオルやガーゼに石鹸やボディシャンプーを使って、磨きたてていませんか?

 皮膚は垢となって落ちる前の角層と皮脂で覆われて、本来身体を守るバリアをさらに補強しています。このバリアを壊さないように、身体にもともと備わっている外の環境から身を守る仕組みを大事にするように、していただけたらなと、いつも感じています。
 最初の文に戻りますと、生物として身体を考えた場合に、毎日高い温度のお風呂に入り、身体を洗いすぎるのはナンセンスだということです。

 私たちは(成人であれば化粧も含め)、生活習慣でわざわざ身体本来に備わっている恒常性を壊しています。
 特に小さなお子さんは、それを避けるすべを持ち合わせていません。どうぞ子供さんが、「熱いよ、早くお風呂出たいよ」と言っているのに、あと10数えてねとか、むやみに磨くように洗いたてるのは止めてくださいね。

 以前の記事を再掲しておきます。
1、お風呂はぬるめのお湯で短い時間にしましょう
2、身体を洗うには、香りのない余分な成分の入っていない石鹸を手のひらで泡立てて
3、ナイロンタオル、ボディブラシは避けて、手のひらで優しくなでるように洗ってください。
4、背中も手のひらで洗うと、肩関節も柔らかくなって、一石二鳥です。
5、お風呂からあがったら、タオルで押し当てるように軽く拭きましょう。
6、乾きやすい人は、ここで保湿剤を。かぶれないお好みの乳液やクリームを。価格の高いものよりも、返って値段の安い余分なものが入っていないものをお勧めしています。

posted at 2007/02/14 10:44 | kojitomika |
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patch.jpg
 暖かい陽気で、ちっとも雨が降りません。スギ花粉皮膚炎でおいでになる方がちらほらおられます。それでスタッフと一緒にスクラッチテストをしてみました。

 スクラッチテストは、皮膚に小さな針で傷をつけ、エキスを滴下して15分待って判定します。

 左側に赤くなっているのが、皮膚科の言葉でいう紅斑で中心の膨らんでいるのが膨疹です。右の方のスペースにも対照といって、生理的食塩水で同じテストをしていますが、全く反応していません。
 ちなみに、この腕は美夏Dr.です。花粉症だものね。

 花粉皮膚炎の診断には、本当はこのスクラッチテストをした上で、さらにそこにパッチをはり48時間後判定。アレルギーの中で、遅延型反応と呼ばれる反応ですからね。美夏Dr.はこの状態でもう充分痒みがあって、根性がなくて、終了にしてしまいました。情けない!!

詳しくは、下記のウェブサイトに説明があります。http://medical.radionikkei.jp/igakushoten/final/pdf/060206.pdf

posted at 2007/02/09 17:27 | kojitomika |
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 飽食時代といわれる今日、肥満、メタボリックシンドロームなどが良く話題になります。
 
 また、アンチエイジングも最近良く目にする言葉です。 これらの関連で最近興味深い報告がされました。
 米国オレゴン保険科学大学のJanko Nikolich-Zugich教授らの発表でアカゲザルにカロリー制限をさせたところ、通常食の群に比べ、加齢で減少していくナイーブT細胞(免疫担当細胞)が長期間にわたり保たれていることが証明されました。(Medical Tribune vol.40No.6)
 
 加齢による免疫能低下は寿命に関係する事から、カロリー制限は寿命を延ばすと解釈されます。 さらに、カロリー制限は糖尿病、心疾患、癌の発生を抑制する事から、飽食時代の今日、腹8分を日常健康のモットーとしたいものです。

 私たちのクリニックではアンチエイジング治療として、これらの事も含め、統合的に予防医学の観点から指導しています。

 カロリー制限って言ったって、飢餓状態が良いって話ではないでしょ?もう少し説明してくださいな?

 「このアカゲザルにおける比較は、健康維持には充分であるがカロリーを制限した群と通常食の群に分けて、行われている。個体が満足するまで食べちゃったら、それはカロリーオーバーになる。前に基礎代謝は年齢が高くなれば、低下してくるという話をしたと思う。若いときと同じだけ、食べていれば、過食になるということだよ。」

posted at 2007/02/09 18:18 | kojitomika |
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ストレスが溜まってしまったり、思い悩むことが多いときには、皆さまどうされていますか?

 美夏Dr.はお掃除です。
 床やテーブルを磨き始めるとスタッフはこれは相当ストレスを溜め込んでいるなと察して、労わってくれます。

 掃除は元々嫌いではないのですが、ガラス拭きや磨くことはあまり普通はやりません。でもせっせと磨いていると、身体もそこそこ使いますし、周辺はきれいになるし、一石二鳥です。最近消しゴムタイプで湯垢が落ちる製品を発見し、これと「激落ち」で磨いています。マンションの浴室は湿度がこもりやすく、油断するとすぐ汚らしくなります。すこし手間隙かけても、日々の手入れが必要だなあと感じています。

 なすびNsは毎日入浴後拭きあげているそうです。私もそうしてみたら快適な浴室になってきました。

posted at 2007/02/08 17:28 | kojitomika |
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週末に中近東文化センターに行ってまいりました。
 
 お目当ては特別展として開かれていた「古代ユーラシアの青銅器」でした。色々な青銅器の什器や武器などで、実在のまたは想像上の動物や神様がレリーフで描かれていたり、塑像になっていたりしていました。古代の人の想像力創造力が楽しくて、おもしろくて、拝見してきました。

 また、常設展のほうもなかなか楽しい。ロゼッタストーンやらハムラビ大王(あのハムラビ法典の)の塑像のコピーやエジプトミイラの棺などのほかに、イランから出土した器やビザンチンのタイルだとか、相当数展示されています。美しくて貴重な展示物が一杯。トンボ玉のネックレスやサイの置物ーーー。
 小学生にはクイズまで準備してあって、これも小さなお子さんは楽しめそうでした。

 中近東文化センターは、三鷹駅からバスで行けます。武蔵野や三鷹市民であれば、入館料100円!!とても楽しい場所ですので、時間があったら行ってみてね。

 http://www.meccj.or.jp

 しばらく皮膚科関連の話題が多かったので、本日は美容の話をさせていただこうと思います。

 だんだん年齢が高くなり、ほうれい線(鼻唇溝)が気になってきます。そのときの治療としては、フェイスリフトやサーマクールなどリフトアップの手技を選ぶか、Fillerとよばれるヒアルロン酸やコラーゲンの注入をするかという選択肢があります。

 どちらにするかの決め手は、フェイスラインが気になるかどうかになります。
 下あごの両脇が少し緩んで、たるんでいるのが気になる場合は、原則として頬の引き締めが必要になってきます。
 フェイスリフトの手術では、頬全体を引き上げるようにSMASという脂肪の中間にある線維組織と皮膚を引き上げて、耳の前では患者さんによって差はあるものの、2-3cmくらいの幅で皮膚を切除します。フェイスラインについては、ダイレクトに皮膚を引き上げる効果が得られますので、顎の下から頬にかけてのラインがシャープになり、満足度の高い治療方法です。腫れる期間があって、ダウンタイムがあるのが欠点です。

 サーマクールは、フェイスリフトのように、つまり皮膚面積にして10-20cm2 も短縮することはとても難しい。でも、ダウンタイムなくリスクも極めて低い。皮膚のはり感や結果が出るのは遅いものの、引き締めを1時間足らずで可能で、腫れたり痛んだりするような期間がないというメリットがあります。
 フェイスリフトの手術は怖いんだけれど、という方にはこの手術とサーマクールの間の施術がなかなかないのが現状です。(スレッドリフトという手技がありますけれど、異物を残すリスクと結果の持続性に難点があります)
 フェイスラインはあまり気にならないけれど、ほうれい線が深くなってしまって、その影が気になる方はFiller(ヒアルロン酸注入)が、短時間ではっきりした効果が得られ、満足度が高いと思います。
 麻酔のクリームを塗って1時間お待ちいただき、注射そのものは10分くらいで終了。腫れもミニマムで、きれいに仕上がります。最近のサージダームやカプチークなどのヒアルロン酸の製剤は、以前のレスチランなどに比べ、やわらかく自然に仕上がります。美夏DR.は施術後に患者さんが鏡をご覧になって、とてもうれしそうなお顔になるのを拝見するのがとても楽しみです。

 Filler注入のテクニックも、美夏Dr.が始めてヒアルロン酸の注入を始めた5年前に比べてずいぶん変化しました。以前は真皮に注入し、どちらかというと平面を持ち上げるという方法が主流でした。

 現在では3次元的に、立体を作ってゆきます。注入の深さも真皮とはかぎりません。
 顔全体のバランスから注入する部位や深さを決めていきます。3次元的な顔の見方が出来ないとなかなか難しい。同じ1本のFillerを使っても、結果は医師によってずいぶん異なると思います。

 本日話題のほうれい線に限ったはなしでも、鼻翼基部の注入法や口角すぐ横の表情で出やすいしわをどうするかで、結果がちがいます。本当にわずかな違いでお顔の印象がまったく変わるので、怖い手技だと思っています。お帰りになる時の患者さまの笑顔がとても励みになります。

posted at 2007/02/03 18:46 | kojitomika |
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保育園や小学校のお子さまで、時々髪が痒くて、白いフケのようなものがついていて、アタマジラミでないかと受診なさいます。

 アタマジラミは昆虫で、2-4mmくらい。結構動きが早くて、見つけにくいのですが、髪に付着している卵を確認すれば確定診断がつきます。

 この時代にと思う方もおいでだと思いますが、季節を問わず結構流行ります。最近では「いじめ」の問題もあって、登校登園している施設に隠してしまうこともあって、余計細々と人から人へとシラミは移転しながら生き残って、結果的に施設内で飼ってしまっているようです。

 新宿区保健所の中に、本当に良く整理されているウェブサイトがあります。ご紹介しておきます。
http://www.ihdc.co.jp/ihdc/products/atama/atamazirami.pdf
そして、その新宿区保健所の文章の中の
「速やかな発生状況の情報が家庭から集団に、集団から家庭へ正確に流れることが蔓延予防につながります」
「シラミの発生している児童がいじめの対象になる可能性があることで、検査や先生から児童への説明の際には細心の注意を払う必要があります。」

を強調させていただきたいと思います。

 治療としては
1、スミスリンパウダーやスミスリンシャンプーなどの殺虫剤を使う。(殺虫剤は卵には効きませんので、2-3日間隔で3回程度繰り返して散布する)
2、シラミ用の梳き櫛を使う。
3、生活環境に残存するしらみを退治する
の3つです。

 この原稿を書くにあたり、ネット検索をしていたら、池袋保健所もおなじようなウェブサイトを作っていました。
http://www.city.toshima.tokyo.jp/seisaku/book/atamajirami2007.pdf
これによると、スミスリンに抵抗性のしらみが出てきているようですね。スミスリン抵抗性シラミは本日始めて知りました。

 LiceMeisterという全米シラミ協会推奨のシラミ用梳き櫛もあります。市販されていますし、場合によっては貸し出しをしている保健所や施設がありますので、所属している保育園や学校にお尋ねくださいね。

 ちなみにスミスリンは処方薬ではありません。ドラッグストアで購入できますし、反対に医療機関は処方できません。


 1年に何回かですけれど、アタマジラミの流行があります。最近でも何件か問い合わせを受けています。

 同じ昆虫では、ニキビダニという毛包にすむダニもあります。こちらは常在菌(菌といっていいかどうかは別ですけれど)で、誰もが持っていますけれど、脂っぽくなったりステロイドの長期投与などで、場合によって増えてしまうもの。

 アタマジラミは、人から人へと感染して移って行くもの。一応常在菌ではない。
 似たような例では、カンジダは常在菌であるカビで、水虫は感染してうつるカビ。

 カビやムシにとっては、根絶されるのは種の保存の点でもあまり良い話ではありません。生き残るための種としての戦略があるんですね。

 同じ新宿保健所の記事に「アタマジラミが低学年児童以下に多く見られ、高学年以上の生徒や大人にほとんど見られないのは、洗髪に一因があります。小さい子供は自分で頭を洗いたがり、また洗髪を嫌ったりする傾向があります。きちんと洗髪することでシラミを減らすことができますが、洗髪が不完全なためにこれが多く残って増殖してしまいます。特に、この傾向は髪の長い女児にみられ、また、子供はブラッシングやドライヤーの使用をすることが少ないこともしらみを増やす原因となっています。」とあります。アタマジラミもまた、生活習慣と疾患の関連が強いんですね。
 もっともシラミ対策でブラッシングやドライヤーを使うというのも、本末転倒ですし、それだけの費用対効果があるかどうか疑問ですけれど。

 生活習慣病は内科的な病気だけでなくて、皮膚科の疾患にもたくさんあることが分かります。生活習慣は(顔の洗い方や入浴の仕方、掻くなども含めて)治しにくいので生活習慣による疾患は当然治りにくいんですね。

posted at 2007/02/02 17:30 | kojitomika |
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穏やかで暖かい日が続いています。今年はノロウイルスの流行はありましたけれど、インフルエンザの患者さんも少なくよい冬だと思っていました。 でも国立感染症研究所によると、報告数がインフルエンザの全国的な流行開始を示唆する1.0を越したそうです。(定点数)

http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/YR06/flu3-2007/jmap03.html

 午前中は、患者さんの数も少なく思わずスタッフに呼びかけて、予防接種の2回目(追加接種)を皆で致しました。幸いなことにまだ新型インフルエンザの報告は国内ではないようです。このまま無事で過ぎ、次のシーズンではワクチンが出来ていることを祈ります。
 ワクチンの製造って、かなり時間がかかるのでしょうか?美夏Dr.にはわかりません。

 インフルエンザって本当に辛いんですよね。皆さまもお気をつけて

 2回の予防接種(追加接種)が勧められるのは、高齢者、幼少児、基礎疾患を持つ人だと思います。

 美夏Dr.は追加接種の適応には当てはまりません。でも以前一回接種後ウイルスのタイプは合ってたのにかかってしまい、とても辛かったので追加接種致しました。
 どんな病気であっても、完全な治療や完全な予防方法というものは存在しませんが、それでも確率的により安全なほうがうれしいですよね。

posted at 2007/02/01 16:57 | kojitomika |
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