2007年9月アーカイブ

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マムシ草は、その名前どうりで、マムシのような斑模様の茎の上に鎌首を挙げ、舌を出しているような大変奇妙な形をした草花です。 子どもの頃山で見かけ、自分なりにマムシ草と呼んでいましたが、実際その名で呼ばれているのをあとで知ったものです。

 

この写真は、昨年の6月裏磐梯で撮影しています。(美夏カメラマン)

 

 

 

 

 

 

 

 

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今の時期では鎌首は無く、珊瑚の色をした小豆大の実の塊が太い茎の上についていて、遠くからでもすぐ目に付きます。

 正式名は天南星で、サトイモ科のこの種類の半夏は漢方で大変重要な生薬です。

 薬効では浮腫を改善し、痙攣を沈める作用が有ります。 急性胃腸炎によく効く半夏瀉心湯、喘息、気管支炎に処方される柴朴湯などでこの半夏が重要な役目を果たしています。

 その他、たくさんの薬草を身の回りで見ることが出来ます。自然の恵みの有り難さを思い、そして私たち人間もその自然の一部である事を実感します

 

この写真は本年9月八島湿原(霧が峰)で撮影。(美夏カメラマン:もう少し上手になるよう頑張ります。他の方のウェブサイトやブログを拝見すると、とてもよい写真が一杯あって、かなり恥ずかしいのですがーー)

 

 美夏DR.はもともと形成外科医なので、手術をするのは慣れています。

 どのようなほくろを切除し、どのようなものなら安全にレーザー照射ができるか鑑別するのは、ある意味腕の見せ所です。勿論とても怖い思いをする事があります。

  最近おいでくださった患者さんで、「他の人のためになるなら画像を載せてもいいです。」と言ってくださった方がいます。鼻のほくろのように見える黒っぽい腫瘤です。

 

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 「最近出てきた物で、他のほくろと違うと思う。だんだん大きくもなってきている。」とおっしゃっていました。 

 ダーモスコピーで拝見すると、色が何やらむらむらとあやしい。 

  小さいものなので、手術時間は5分ほどで終了です。美夏Dr.は年齢とともにすっかり怖がりになってしまって、1mm離して軟骨膜を含めて切除しました。

 確定診断は「基底細胞癌」でした。

 取り残しの可能性が全くないのを病理の先生に確認してもらい(武蔵野市医師会検査センターではとっても優れたことに、札幌皮膚病理研究所の先生にお願いしてくれます。ヤッホー!!本当にここの先生は頼りになります。悪性腫瘍であると診断した場合には、切片を追加して多方向に検討してくれますし、状況においては、私のような開業医でも電話で症例検討をしてくれます。いつも感謝しています。)、自分でもプレパラートで確認し、治療終了です。

 

  この癌はあまり悪性度は高くないのですが、場合によって再発を繰り返す嫌なやつです。最初の治療できっちり切除することが一番重要です。  

 

 ところで、一番困るのはーーー。 肉眼的に診ても、ダーモスコピーで診ても、診断を迷う足の裏の荷重部の黒い色と、爪の下の黒い色。 

 明らかに良いものと明らかに悪いものは、これは迷う必要がなく、治療方針が決まってきます。ところがその中間で、顕微鏡レベルでないと診断出来ないのに、その診断のための手術がとても患者さんの負担になる(大きさや場所で)場合は本当に困ります。経過で決めることになることが多いように思います。

 

 
9月17日に霧が峰に行って見ました。

 高原の楽しみは、風の匂いで季節を感じ、草木を見つけたり、湿原の位置を推測したりーーー五感を開放し自然の中に溶け込む事です。

 同じ場所でも季節ごとに咲いている花も変わり、飽きる事はありません。 草花を見て自然の造形美にいつも感心します。それでも、ついその薬効は何かと考えてしまいます。


今回八島湿原で特に目に付いたものに山トリカブトとマムシ草があります。

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トリカブトは烏帽子のような形をした青紫色の花ですぐ目に付きます。名前が示すように特徴的な形で、一度見たら忘れる事はありません。
 トリカブトは、かつてアイヌの人々は熊狩りにその毒を利用したほどで、花、葉、根に猛毒を有し、間違ってもそのまま口に入れないように注意が必要です。 春先に山菜とりの際、おいしいモミジガサやニ輪草と若草はよく似ているため間違ってこのトリカブトを食べ、死亡した例もあります。


 

 

 

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  しかし、トリカブトの毒は扱いようでとても重要な薬となり、漢方薬ではなくてはならない存在です。 薬として用いる時には、トリカブトの根(附子)を蒸して乾燥し毒を弱める必要があります。 附子の薬効は血液をめぐらせ体を温め、痛みを取り去ります。 真武湯、麻黄附子細辛湯などにこのトリカブトが入っていて、寒気を感じ、節々に痛みを覚える体力の低下した人によく処方されます。 
 西洋薬では手に負えないこじれた風邪などに劇的に効く事があります。

 富士にかかるお月さまを見つけました。
桜と富士の写真集からなのですが、雪は結構溶けていて季節が良く分かりません。でもこちらの方がお月見の雰囲気ですね!!

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 旧暦8月15日を中秋の名月といって、お月見をする日になっているそうです。今年は昨日25日でした。この旧暦と実際に月が満月になる日はずれていることが多く、今年の場合明日27日だそうです。
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昨日ススキとリンドウの花束を飾りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 残念ながら、美夏Dr.は月が見えませんでした。曇っていたからか、たまたまビルの死角になっていたのか、良く分かりません。月の画像を入れますね。
 これで、今日も明日も見えなくても大丈夫??

 

  お月見ダンゴも挑戦してみたのですが、あまり美味しく出来ませんでした。少々検索して美味しそうなレセピを見つけましたら、ご紹介しますね。

 週末にたまたま父と会いました。もう80歳になろうとする父なのですが、突然瞼のたるみが気になる。「何とかしろ」と突然言われました。「あのう、手術ご希望でしょうか?」と聞いたところ、すぐにでもやってくれと。言った方も気が短いのですが、美夏Dr.も短気で、本日手術をしてしまいました。

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ちょっとそのまま出すのは、気の毒だったので(あんまりおじいちゃんになっちゃっていたのでーーー)、黒線が入っていますが、これが本日手術前です。

 

典型的なbaggy eyeです。

皮弁法といって眼輪筋の上を剥離するやり方で処理しました。眼輪筋の緩みは著しかったのですが、皮膚そのものはそれほどでもありません。筋肉を上下方向と左右に再建し、眼窩脂肪を切除し、手術終了です。

 

術後の写真も出そうとおもったのですが、テープやら出血やらで今ひとつ見苦しかったので、それは次回にします。

宣伝でも何でも使ってくれと言われたので、さっそくアップしちゃいました。


 鍼治療をしている臨床医は、変形性膝関節症に鍼治療が効く事を実感しています。残念ながら、日本からの報告は少ないのですが、欧米から大規模臨床試験がいくつか報告されてきています。

 Annals of Internal Medicineに2006年にHanns-Peter Scharfらによる「Acupuncture and Knee Osteoarthritis; A Three-Armed Randomized Trial」 という報告が在ります。
 この研究では1007人の変形性膝関節症の患者さんを対象に行っています。比較の対象は次の3群です。
(1)理学療法に、必要に応じ鎮痛消炎剤を投与し、さらに鍼治療を施した群、
(2)標準的な鍼治療とは異なるコントロール鍼施術群、
(3)鍼をしないで単なるドクターの訪問群
 結果は、鍼治療群で53%、コントロール鍼治療群で51%、そしてドクター訪問では29%でWOMACの治療効果判定スケールでの改善を得ています。

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 もう一つは、Eric Manheimer らがまとめた「Meta-analysis: Acupuncture for Osteoarthritis of the Knee」です。この論文は、2007年1月まで報告された信頼に足る厳選された九つの論文を検証したものです。

 結果は以下の通り。
 鍼治療を加えた群とコントロール鍼治療を加えた群では、治療待機群と鍼を行わない通常治療群と比較して痛みと機能改善については優位に改善効果を認めた。 しかし、鍼治療群とコントロール鍼治療との間での疼痛と機能改善度には有意な差が認められなかった。

 

 問題点として、コントロール鍼治療のとり方が一様ではなかったようです。

 でも、二つの論文に共通して、鍼を置く場所、鍼の穿刺深度に関係なく治療効果が認めらた点は興味深く思いました。
 事実、鍼の穿刺深度は中国鍼、日本鍼そして米国の鍼治療では異なり、操作法にも違いがあります。 また電流流す鍼治療もあります。それぞれ治療効果は充分得られており、治療法による差は大きなものでは無いようです。 この事実は、これらの論文のコントロール鍼の効果を考える上で重要な参考となるように感じます。

 結論は、鍼治療の作用機序は現在まだ明らかではないが、鍼治療は変形性膝関節炎患者さんの関節の痛みを軽減し、機能改善に貢献し、QOL改善することから、第一次選択ではないとしても、理学療法と組み合わせて行うことで有効な治療法と考えられます。

 補足です。(ここから美夏Dr.)
 鍼治療群とは、その患者さんの証や状態に応じて、いわゆる経絡にのっとったツボに経験ある鍼治療師が鍼治療を行ったグループです。コントロール鍼治療群とは、鍼を刺すのですが、その鍼はいわゆるツボからはずしたり、浅くうったりしていて、経絡やツボを無視したグループです。

 面白いですね。筑田Dr.がNo.2で主張していたような的確な鍼治療でなくても、針刺し行為そのもので、疼痛や機能改善度が向上するという結果ですよね。経絡やツボそのものが一体何なのか良く分からない部分が多い。今後証や経絡、ツボが西洋医学的な立場から説明できるようになると、この結果も分かりやすくなるのでしょう。反対論者からは、偽薬効果ではないかと反論されそうですけれど、医療は結局患者さんにとって楽になり、助けになることが重要なので、偽薬(プラセーボ)効果もまた効果であると思います。または、針を刺すということそのものの効果も検証する必要があるでしょう。

 

 変形性膝関節症に対する鍼治療のひとつに大腿四頭筋に対する通電療法があります。

 変形性膝関節症の場合、痛みや炎症などで活動制限を徐々にきたしてくると膝の周囲の筋肉の衰えが生じやすく、特に太ももの筋肉が廃用性萎縮をおこしてきます。この結果、さらに膝に負担をかけ血流の悪化や炎症さらには、関節の変形をもたらすことがあります。


鍼治療では痛みだけではなく、膝を支える筋肉も治療します。

 大腿直筋や内側広筋などに鍼を行い通電(パルス療法)します。この結果、 血行改善や筋力強化を図ります。鍼治療は、罹患初期の方から、進行してしまい痛みが強く活動制限を強いられている方、又すでに廃用性萎縮をきたしており運動療法が非常に困難である方まで幅広い適応があります。内臓に負担をかけないので治療対象の年齢を問わないのも魅力です。鍼治療中は筋の収縮する感覚はありますが痛みは伴いません。
治療はこんな感じです    

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以上、鍼灸師のKナースからのレポートでした。

 

鍼治療って、結局痛みを軽くするだけでしょって皆さま思っていませんでしたか?自分で筋トレしない、または出来ない人でも、鍼治療で筋肉強化ができるんですねえ。そういえば普通の鍼治療そのものもどちらかというと、「果報は寝て待て」的なところがありますけれど、この筋肉強化メニューは痛みの強いひとや歩くのが負担な方にはとてもよいプログラムだと思います。

 

それに、これって時々眼にするヒップアップやおなかの引き締めの通電装置ですよね。

そういえば、スタッフのなかでこっそり試してはヒップアップを試みている人がいましたねえ。アクシダームも同じ原理かな?

希望の人は、今ならスペシャル価格ですってよ。

お問い合わせは火木金曜日Kナースにして下さいね。

 美夏クリニック http://www.mika-clinic.com には、お気に入りの小品がいくつか飾られています。その中の1枚を紹介します。

画家は谷口金治さん、八王子在住の方で詩情のある絵を描いておられます。

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仕事帰りの農夫がロバに乗っています。夕日を背にして、乾燥した空気の中を帰ってくるようです。音のない世界を感じます。

もう20年くらい前になるでしょうか?トルコのイスタンブールで美容外科学会があり、恩師鬼塚教授のかばん持ち20人あまり、出かけたことがあります。カッパドキアを観光いたしました。

石の中の家、乾いた大地、雨に侵食されたのか独特のきのこのような地ーーー。とても印象に残っています。(また、行きたいな)

 

この金治さんの絵をみていると、そのときの風景が眼に浮かびます。

 

 

金治さんのウェブサイトを紹介します。http://www2.bbweb-arena.com/takedog/index.html

写真が上手に撮れていません。もしよかったら、現物をクリニックに見に来てくださいね。

 

 

金治さんの絵を始めて拝見したのは、ウェブサイトの記事を拝見すると1993年の銀座のギャラリーの個展だったでしょうか?たまたま筑田先生と銀座をぶらぶらしていて、最初に入ったのが安井賞の展覧会でした。私は日本の絵画の流れには詳しくありません。でもいずれにしても安井賞にあった絵は、少々暗い印象の絵が多く、気が滅入っていました。ある意味印象的だったのかもしれません。

 その後地上に出てすぐの朝日ギャラリーにあった個展にひょいと立ち寄りました。金治さんのブラジルの大きな油彩が一杯飾られていました。躍動的で明るいエネルギッシュなブラジルの人と風景!!どちらかというと素朴な印象がありましたけれど、その人や生き物の命の瑞々しさ、生命のたくましさに魅かれました。

 その後時にお目にかかる機会があり、いくつかリトグラフや小さな油彩を購入させていただきました。金治さんの絵は、大きな油彩で真価を発揮していると思っています。私の力では及ばず、クリニックにある絵は小さなものばかりです。でも私のお気に入りです。

 先日「フォトフェイシャルファーストで頬のそばかすを取る」と、スタッフの写真を出しました。同じ人が2年前に、トレチノイン療法をしています。元陸上部、紫外線にあたってばかりいるママです。

色調は撮った場所が違うので、トレチノインの為にピンクっぽくなったわけではありません。

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2年前です。全体に小さなそばかすがたくさんあります。

 

 

 

 

 

 

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0.2%トレチノインと乳酸のハイドロキノンを用いたトレチノイン療法およそ7週後です。画像サイズを小さくしたため、分かりにくいのですが、コメドがへり全体の皮膚の肌理が整い、毛穴も縮小しています。耳の前の小さなほくろは、Qヤグレーザーで色を薄くする照射をしています。

 

頬の高い部分を中心にぱらぱらと落ちているそばかすが薄くなっています。頬の部分は、ほとんど残りがありません。

 

 


トレチノイン療法とフォトフェイシャルファーストを比較してみましょう。

oyaoya9.jpgこの赤い枠の中が一番効果が高いですね。(この写真は治療前)

同じ顔の中でも、薬の吸収する量は場所によってずいぶん異なります。額やフェイスライン、鼻の周囲は吸収が悪いんですね。すると鼻や鼻の横の部分がどうしても色が残りやすい。

 めがねのノーズパッド(鼻でめがねを支えるところ)のあたるところは、どうしてもこすれてしまうのでしみになりやすい。でも結構トレチノイン療法では取りにくい時がある。

 

 

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フォトフェイシャルファーストだとこちらの赤い枠の中の効き目が高い。(こちらは治療後、上から2番目の写真と比較してくださいね。) 頬の高い部分は、肝斑がなければ、シャープに照射できるのですが、この部分はかなりリスキーです。そうすると比較的鼻に近い場所の方が、しみ抜きされていて、頬の高い部分は回数がかかる。

 

この比較ではトレチノイン療法は7週くらい経過したあとで、フォトフェイシャルファーストのほうは、照射後2週間。普通、フォトフェイシャルファーストでは7週のうちに2回または3回照射します。この画像では1回のみの照射です。言い換えると、期間あたりの結果ではありません。

 映画「不都合な真実」を、見に行きたいとにずいぶん前に書きました。結局時間が作れなくて見られなかったのですが、昨日レンタルビデオで拝見いたしました。

http://www.climatecrisis.net/
http://www.futsugou.jp/

 元アメリカ副大統領ゴア氏の講演が基調です。
大気中の二酸化炭素濃度の上昇と気温の上昇を長期間のデータに基づいて分析しておられます。
その温暖化現象で今既に起こっていることは、
1、台風、ハリケーンなどが大型化していること
2、世界各地の雪が溶け始めている。キリマンジャロの雪は早々になくなるだろうなど
3、低い地域が水没してきている
4、生態系の変化 サンゴの消滅、昆虫類の生息地域や生息種類の変化
5、それに伴う新しい病気の出現や流行 西ナイルウイルス、マラリアの拡大など

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環境や地球の破滅を引き起こしかねない事態に対して、現実的な対応を取ろうとゴア元副大統領は呼びかけています。

 私は、ゴア氏の自分で出来ることから始めよう。より良い未来に向けて悲観的にならずに、実行して行こうと呼びかけている姿勢に共感を覚えます。


 

 

 ルミナスワンIPL intensive pulse light フォトフェイシャルファーストをスタッフに照射してみました。


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30歳女性

自転車で通勤、こどもの送り迎えをこなす元陸上部のママ。

サンバイザーをかぶり、日焼け止めをしっかりつけて生活しているはずなのですが、そばかすが治療で消えたと思うと、再燃し、また治療を受けるという繰り返しです。美夏クリニックは、美夏Dr.もアウトドア好きですぐ真っ黒になってしまうのですが、類は友を呼ぶのか、スタッフも同じような人がいますね。

でもサンプルとしては、すぐ黒くなるので、色々試せて良い。(ごめんね!!)

 

照射前の写真です。

角度が一緒でなくてすみません。 

 

 

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照射4日目 頬に小さな痂皮(かさぶた)がついているのが分かりますか?

 

 

 

 

 

 

 

照射後1週間 頬の高い部分はまだ残っていますが、かなりきれいになっていますね。

 

 

 

 

 

UVカメラの写真です。鏡像ですので、左右反対です。

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UVカメラはブラックライトを照射して取る写真です。表皮内メラニンを強調して映し出します。臨床的には、しみの元となるメラニンのある深さを判定するのにも使用します。そのほかに、光治療が照射の仕方によっては、肝斑を悪化させるというデータが出てからは、肝斑やまだ眼には見えないけれど隠れている肝斑を見逃さないために、使います。

さて、この女性に肝斑があるかどうか

少々議論があると思います。

 

 

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私は左の写真のように軽く存在すると思います。たぶん、同じ写真でも「ない」と診断する先生もおられるかもしれません。

 

光照射をするばあいには、「ない」と診断すれば強力に鋭く照射できます。でも、それが誤りだと、後で肝斑の悪化をきたす可能性があります。

「ある」と診断すれば、640nmまたは695nm以下の光をカットして照射します。ただその場合やや照射方法としては、マイルドになりますので、少しずつしみを抜いてゆくことになります。

 

関節は機械でも関節=蝶番です。
筑田Dr.の選んだイメージ画像です。joint.jpg

 

 

 

 

 

 膝の変形性膝関節症の治療には、膝関節の使いすぎ(過剰な負荷)を減らすことが重要であるというお話をいたしました。その膝の負担を減らす方法として、1、体重を減らすこと。2、筋力強化ーーつまり運動療法3、使いすぎないが重要なわけです。

 

 その上で、痛みを取る方法の一つに鍼治療をお勧めしています。

 鍼治療について、8月15日にBMJから論文が発表されました。
タイトルはAcupuncture as an adjunct to exercise based physiotherapy for osteoarthritis of knee:Randomized controlled trial; Nadine E Foster 等によるものです。

 要旨は以下のようなものです: 352名の変形性膝関節所と診断された患者さんを3群に分け、経過での疼痛減弱効果を比較しました。 3群の内訳は 1)疼痛軽減のためのアドバイスと運動療法、2)アドバイスと運動療法に鍼治療を加えた群と、 3)皮下に針を挿入しないコントロール群です。

 結論は、6ヶ月の経過で全ての群で治療前と比較し疼痛軽減効果がみられた。 しかし、3群での疼痛軽減効果の差は軽度であり、鍼治療を運動療法に加える相乗効果は極く軽度に過ぎなかった。 

 この研究にはいくつかの問題点があります。
 その一つは、この研究で鍼治療のための特定の使用ツボが決められていますが、鍼治療は個々の診断に基づいての治療が肝要で、ツボの組み合わせは個々で異なってきます。
 その二として、施術の技量も大切な事があまり考慮されていない点があります。

 
誰が投与しても同じよな投薬治療のようなわけには行かないのです。 手術結果が術者によって異なるのと同じ事です。 また、治療コントロール群をどのように設定するのかも難しい点です。

 

いくつかの問題点はあるものの、この研究結果では、運動療法などの理学療法が慢性進行性変性疾患である関節症には大変有効である事、鍼治療が有効としても、運動療法を上回る効果は少ないと解釈されるのです。 鍼治療の有効性を無視する結果とは解釈できません。

その結果解釈には注意が必要と思われます。鍼治療がどうして効くのか、どんなメリットがあるのか、続きをお楽しみに

 変形性膝関節症の痛みは辛いものです。痛みを軽くする治療はいくつかあります。その中で鍼の治療効果がどうなのか、シリーズで筑田Dr.がレポートします。

 

 関節は身体の形を変え、動きを作る大事な部分です。関節の周囲には、いくつもの筋肉がついていて、どの筋肉が収縮するかで動く方向が決まります。ヒトが直立して歩くようになったために、腕や肩で支えていた部分の体重をも、背骨や下半身で支えるようになりました。

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 関節は機械で言えば、蝶番です。蝶番は、使ってゆくうちに磨耗してゆきます。もともとの四足歩行よりも直立歩行になって体重が下半身にかかる分負担が増え、長期間使用してだんだん膝の関節のガタが来た状態が変形性膝関節症です。医学用語では、変形性膝関節症は、関節軟骨の変性破壊と炎症によって起こる膝関節の慢性疾患であるといいます。

 膝関節症になると、とにかく痛いので日常の生活が大変制限されます。 結局は使いすぎと重みによる変化で、年齢と共に発生頻度は増加し、とくに中年以降の女性に多く認められます。

 使いすぎてガタが来ている疾患なので、いっそ関節を新しくしてしまおうという治療があります。これが人工関節置換術です。

 でも種々の理由で、手術をしない治療を選ぶ場合があります。
そうすると治療は、痛みを軽くして、いかに関節機能をなだめながらうまく使ってゆくかです。
 今ある機能を上手く使うためには、まず体重をへらして関節の負担を減らす。周囲の筋力を増やして関節の負担を減らす事が重要です。(理学療法での運動機能保改善、関節支持組織の運動強化療法で、この中で病気の性格上運動療法がとても重要です。 )

 いかに疼痛を軽減して日常生活に支障ないように出来るか
これが今回の主題です。疼痛軽減には鍼治療が有効であると多く報告されております。 特に鎮痛剤の長期服用で消化器系に副作用を認める人には鍼治療はひとつの救いです。 膝関節症治療法では運動療法が第一選択ですが、さらに鍼治療を組み合わせて効果はどう変わるか?

この項続く

 レーザー治療は、盛り上がりのない日光色素斑(老人性色素斑)やそばかす(雀卵斑)などには、1回の治療ですみ、スタンダード治療です。

 治療の欠点

 1、テープを10日間貼っておく必要がある。(施設によってはガーゼで覆うところもあります)

 2、炎症後色素沈着(レーザー焼け)といって、痂皮がとれた後一度黒ずむ期間がある

 の2点だと思います。

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前回お見せした従妹の左の頬です。照射前の写真が見当たらず、お見せできないのが申し訳ありません。照射して1月半後に撮影した炎症後色素沈着の様子です。

 

結構黒ずんでいます。多分もともとのしみよりかなり黒くなっていると思います。その半年後です。

 

 

 

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 だいぶ薄くなりました。

 

 

 

 

 

 

  炎症後色素沈着はどういう場合に起このるか

1、皮膚の性質ーーーヤケドや切り傷で色の残りやすい人と残りにくい人がいるように、炎症後色素沈着が起こりやすい皮膚の性質をお持ちの方がいます。

2、術後経過ーーー痂皮で下の新しい皮膚が覆われている期間が長いほど、炎症後色素沈着は起きにくい。テープが途中で剥がれてしまった、掻いてしまったなど、治る過程に問題があるとおきやすい。

3、照射のパワーが高かったーーーパワーがぎりぎりだと、残ってしまう場合があります。それで強めの照射をすると取れない確率は下がりますが、炎症後色素沈着の確率は高くなります。

 炎症後色素沈着を防ぐ方法はあるのか

1、照射したあとのケアは充分に丁寧に施行する(特に痂皮は長く大事にして、なるべく剥がさない

2、ハイドロキノンを照射1月前から1日2回塗っておく

3、照射後イオン導入をしてビタミンCを補給する

4、トレチノイン療法をする

 レーザー照射をした後半分の患者さんは、炎症後色素沈着が起こります。この私の従妹のように黒くなる方はそんなに多くはありません。印象では10%くらいかしら?

でももっと薄かったり、早く治ったりする炎症後色素沈着を含めると、統計上50%の人には起こるものです。

 半年から1年すると、炎症後色素沈着は治ってしみのない肌になります。炎症後色素沈着のある間は、紫外線にあたらないこと、皮膚をこすらないことが必要です。

 テノールのパバロッティが亡くなったと聞きました。私はなかなか新聞やテレビを見る時間がなくて、今朝来てくださった患者さんからお聞きしました。寂しいですね。

 パバロッティは、身体そのものが楽器です。あの大きな身体から澄んだ美しい声が響きます。皆様はパバロッティの何の歌がお気に入りでしょうか?

 プッチーニの「誰も寝てはならぬ」も素敵でしたし、「道化師」のパバロッティも印象に残っています。でも私はドニゼッティの「愛の妙薬」のパバロッティが、結構コミカルで好きです。何かこの「愛の妙薬」のパバロッティを拝見すると、この偉大な声楽家の、失礼ながらお茶目な一面が見えるような気がして、いつも楽しく拝見します。「リゴレット」も印象の深いディスクでした。私の拝見したのは、データが手元にないのですが、多分30年くらい前かしら、若いパバロッティです。悪役ですよね、リゴレットの悲しみと公爵のおごり(?)が対照的でした。

 思い違いや勘違いがあったらごめんなさい。

 後楽園球場で、少々ミーハーだと思いながらも三大テノールのコンサートを聴きに行ったのがいつだったのでしょうか?とても思い出に残っています。
ご冥福をお祈りいたします
 

昨日の従妹の写真はしみの治療におけるQヤグレーザーの結果としてお見せしました。もう少し詳しく説明します。

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この写真の中で赤い矢印は脂漏性角化症です。こちらは、炭酸ガスレーザーを照射しています。小さな膨らんだしみには炭酸ガスレーザーが一番早くて確実です。

黒の矢印が、Qヤグレーザーです。こちらもすっきり取れています。

矢印がありませんが、眼のすぐ横や瞼の外側の小さな黒味の強いしみもQヤグレーザーを照射していると思います。

青の矢印が肝斑です。ぼわーっと見えるのがお分かりいただけるでしょうか?鑑別診断の難しい場合が結構あります。この頬の一番高い部分にしみがあると、これがレーザーや強力な光照射をしてよいかどうか難しい部分です。



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顔全体はキュテラ社のライムライトを照射しています。キュテラ社の好意で1月に10日間デモンストレーションしていただいて照射しています。ライムライトはIPL、光治療器でカットフィルターのないタイプです。そうするとこの青の部分については弱く照射するか、さもなければ照射しません。

もしルミナスのフォトフェイシャルファーストであれば、640nmのフィルターを使用して照射するということになります。

1回のみのコンビネーション治療(炭酸ガスレーザー:赤矢印、Qヤグ:黒矢印、IPL=光治療:全体)で、8か月後。

ちっとも顔を見せてくれないので、一体どうなっているのかと思いましたが、結果は良好です。

 

ただ、左は紆余曲折がありました。次回続きをお楽しみにね!!

 メラニンがターゲットのしみを抜くためのQスイッチレーザーは、ヤグ、ルビー、アレクサンドライトと3種類あります。ヤグレーザーは532nmと1064nmと二つの波長で照射します。

美夏クリニック http://www.mika-clinic.comでは、MAX社のスペクトラVRMⅡというヤグレーザーを使用しています。

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この機械です。なぜか3代目。少しコンパクトになったとはいえ大きいので、場所移動は大変です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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左が照射前、右が照射後8月です。私の従妹です。

頬全体はキュテラ社のライムライト(IPL)を1回照射し、大きなしみの2個にレーザーを照射しました。きれいに取れていますね。

 サーメージthermage社が昨年(多分)から、瞼にも使えるサーマクールのチップを出しています。上の瞼なら手術する方がコストパーフォーマンスがよいと思っていたので、あまりサーマクールを瞼に照射する意欲がありませんでした。
 でも、ジェイメックの方が昨日デモンストレーションをと、スタッフに照射してくれました。サーマクールアイです。


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照射中の風景です。額と頬の上の方に、3.0cmの普通に頬にもつかうチップで丁寧に150発ほど照射し、睫毛のすぐ上の薄い皮膚に小さいチップで100発照射します。(睫毛のすぐ上に小さい格子のマークがありますね。ここの部分です)

角膜を保護するために、半透明のアイプロテクターのコンタクトレンズを入れています。このコンタクトレンズは、ベノキシールという麻酔液を点眼した後に、やさしく入れます。痛くないから心配ありません。このコンタクトレンズがサーマクールのようなモノポーラの高周波から角膜を守ります。

 

 

 左の下が照射前、右が翌日つまり今朝です。

 もともと奥二重のスタッフは照射直後から、「瞼が軽いってこういうことなのね」とうきうきしています。「目ぢからが上がるんだってジェイメックの人が言っていたけれど、本当だね」などと、ほかのスタッフも誉めています。

 奥二重のラインが外のほうで見えるようになり、特に外側のぼてっとしていた部分がすっきりしています。眉毛の位置が少し高くなっているのが分かります。これが前頭筋によるというよりも、位置が上がったのだろうと推測されます。根拠は額のしわの深さが変わっていない。 

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 今回は痛みがあまりない範囲で照射していました。「サーマクールは痛くなるほど照射する必要がないんですよ」とジェイメック社の人は言っています。まあはっきり言って、エネルギーが入った方が引き締め効果は高いと形成外科医は感じていると思いますけれどーーー。

このような瞼のタイプであれば、小さい瞼用チップは必要がないかもしれません。角膜からの厚みが2mmあれば、大きい方のチップで充分だそうですし、今回の結果はどちらかと言うと大チップの効き目のように見受けられます。

本来サーマクールは半年かけて少しずつ引き締められていく機械です。この後6か月でさらに引き締められてくると、楽しみですねえ

 

  秋風が吹くと、そろそろしみ治療の時期です。以前にアップした記事に手を加えさせていただいて公開します。

しみは種類や治療方法が様々です。
美夏クリニック http://www.mika-clinic.com のウェブサイトでもご紹介しております。 http://www.mika-clinic.com/kamoku/geka04.html 
  表皮内メラニンによるしみについて書きました。照射する治療の適応があるしみについて、ご参考までによければお読みください。


 肝斑や炎症後色素沈着は、トレチノイン+ハイドロキノンを塗る治療がお勧めです。トランネキサム(トランサミン)内服+ハイドロキノン外用+イオン導入という方法でも良いと思います。

 Qレーザー照射 
しみの部分に照射するもので、確実性が高い のですがその部分のみの治療です。照射後10日間テープ(ハイドロコロイドの創傷被覆剤)を貼らなくてはなりません。照射してしみが取れた後しばらくしてから、炎症後色素沈着(レーザー焼け)といって、色が黒ずむことがあります。炎症後色素沈着は6か月から1年で消失します。

トレチノイン+ハイドロキノンの二つの薬を塗る治療
 赤くなり乾燥してむけるという時期があります。 複数のしみや顔の広い面積にぱらぱらあるしみに向いています。毛穴がしまり、皮膚のはり感も得られます。


Obagiのクリームプログラム 
 フルフェイスでトレチノインとハイドロキノンを毎日家で塗るというプログラムです。1クール6週で3クールが基本(4か月半)です。顔全体が赤くなり、口の周りが剥けて乾燥するという辛い時期があります。 トレチノイン量が多いので、大変な分、結果は一番良く個人差が少ないプログラムです。


トレチノイン療法(東大吉村先生による)
 しみの部分のみに2種類の薬を塗るプログラムです。1クール8-12週、場合によって2クールします。頬にしみがある人が多いため、Obagiに比べると皮膚の剥けが少なくメイクで隠しやすいのがメリットです。紫外線を浴びると返って悪くなることがあります。結果に個人差が大きい。とても結果のよい方とあまり効果が見られない方がいます。


トリプルAジェル+ハイドロキノン
レチノールがトレチノインの代わりに使用するというのは、医師にとっては常識外。でも、美夏Dr.の顔は結構トレチノイン並に効いていた。このシーズンは少しずつ取り入れてみようと思っています。穏やかですが、油断して紫外線にあたってはいけませんよ。

フォトセラピー(光治療) 
 使用機械はメディラックス ルミナスワンのフォトフェイシャルファーストです。
 原則3週毎に5回を目安に照射します。
 光治療は顔全体に照射する治療方法で、お顔全体の茶や赤の色を薄くし、全体の色を整えます。
 メディラックスは肝斑のない、メラニンが表在性にある方のみに適応があります。
 ルミナスワンは、出力波長パルス幅など自由に設定が出来、プロ仕様の機械です。設定により、どのような患者さまにも照射可能です。
光治療はテープを貼る必要がなく、炎症後色素沈着もミニマムで済み、社会生活への影響があまりありません。とはいえ、レーザー並に鋭く照射すれば、当然痂皮はしっかり形成され、炎症後色素沈着は起こります。取れないしみや薄くなっただけのしみが残ることがあり、繰り返しの治療が必要になることがあります。
 

 ひとつだけ目立つしみのある方は、レーザー治療がお勧めです。
皮膚の性質は千差万別です。日々のスキンケアの方法や紫外線を浴びる量も人によりかなり違いがあります。炎症後色素沈着が強く出る人、トレチノインが効きやすい人や効きにくい人、テープや治療中の赤み乾燥が辛い人平気な人、皆さまの条件は様々です。患者さまのご希望やしみの種類、治療の進み具合で治療方法を選択し、変更してゆきます。ご希望や心配な点は、医師やスタッフにお気軽にご相談ください。
 また、しみ治療はメラノサイトを破壊する治療をしているわけではありませんので、再発するものです。治療中は勿論治療後も、皮膚は紫外線にあたらないよう、こすらないよう注意なさってくださいませ。

 美夏Dr.は学生時代を松本で過ごしました。この学生時代には時々美ヶ原に遊びに来ていたので、この美術館を訪れていても不思議はありません。1981年開館なのでその時4年生だと思います。でも訪れた記憶がありません。試験などで忙しくなってから、この美術館が出来たのか、それとも他に理由があるのか、忘れているだけなのかーーー。

 美術館のウェブサイトはこちら http://www.utsukushi-oam.jp/
 
 箱根の彫刻の森美術館の姉妹館です。信州の高地にあるので、冬季は閉鎖されています。

 

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奥のほうの平野が上田の方です。広々とした高原地帯に点々と彫刻が置かれています。

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これはオオバギボウシでしょうか。他にもリンドウやウメバチソウ、ツリガネニンジンなどきれいな花が一杯ありました。

10日くらい前の画像です。

 

 9月になったと思ったら、すっかり朝夕涼しくなりました。
霧が峰のアキノキリンソウです。可憐で黄色の色がとても綺麗です。

akinokirinnsou.jpg

アキノキリンソウはアレルギーのRASTという検査の項目にもなる草花です。RASTは免疫グロブリンEを測る検査です。

 記事を書くにあたってネット検索をしていたら、アキノキリンソウそのものはあまりアレルギー疾患を引き起こすことはなさそうです。

 アキノキリンソウに良く似た植物で、アレルギー関連の話で良く出てくるのが、セイタカアワダチソウブタクサです。

 セイダカアワダチソウはキク科の植物で、低地にも一杯生えている。アキノキリンソウの別名がアワダチソウで、セイタカアワダチソウはその外来種ということらしい。セイタカアワダチソウの姿は美夏Dr.はあまり好きではありません。
 このセイタカアワダチソウがアレルギー性鼻炎を引き起こすとされてきたのですが、虫が花粉を運ぶので(虫媒花)、風で飛散する花粉量はそんなに多いわけではない。

 ブタクサはそれに引き換え風媒花(風で花粉が運ばれる)で、花粉は飛散し、秋のアレルギー性鼻炎の大きな原因。

 RASTの検査項目では、セイタカアワダチソウではなくて、アキノキリンソウが大抵項目のなかにあります。どうやら一緒になっているようです。もともと同じ種類の植物で花粉の構造が良く似ているのだろうと推測いたしました。(あちらこちら調べてみたのですが、良く分からない。)

三菱系の検査会社のHPによれば、提出された検体のなかでブタクサやオオアワガエリでは陽性率が10%台。アキノキリンソウは陽性の高いリストにはでていませんでした。(つまり陽性率は低いのでしょう。ごめんなさい、見つけられなくて。少なくとも一般的には診断的意味があまりなさそうですね。)

後で調べてみて更に分かったことがあれば、お話しますね。

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