2009年7月アーカイブ

kaga1.jpg

 本の虫 bookwormという言葉をご存じですか?

 最近は何かと忙しく、bookworm である余裕がありません。それでも 「そうだ私はbookwormだった」ということを思い出すときがあります。 bookwormは、本の中に住み続けているのが一番好き。 長い長い小説が好き。

 1-2か月加賀乙彦の「永遠の都」を読んでいました。文庫本で7巻。(bookworm向きでしょ?) 加賀乙彦は精神科医で「フランドルの冬」「宣告」などの長編小説があります。たまたま文庫本を物色していて目をひかれました。

 「永遠の都」は1930年代半ばから1947年を、外科医時田利平を中心に太平洋戦争をはさんで書かれています。主人公の追想という形で、幼少児期の記憶や日露戦争(1904-05)の思い出が書かれており、実際には40年以上の期間にわたります。

 タイプの異なる登場人物のそれぞれの生き方が丁寧に書かれています。どの人もそれぞれの人生を歩んでいて、良いとか悪いとかそのような判断ではなくて、その一人一人はそう生きる必然があったのだというように読めてきます。

 また2.26事件や東京大空襲、など歴史の上で知っているけれど、現実味のなかった出来事が、ページの向こうから色と音を備えて立ち上がってくるように現れてきます。(小説の醍醐味です。) 

 わたくしの母は1930年に生まれ1994年に亡くなっています。死ぬ時に「激動の時代だった」と言っておりましたが、あまりに世界の動きが激しかった時代で、個人の選択肢は極めて小さかった。その時代が舞台。 夏の夜長の友にお勧めです。

 ちなみに今は「永遠の都」の続編「雲の都」を読んでいます。どちらも主人公が医師なので、より身近に感じるのかもしれません。

obagimika1.jpg
obagimika5.jpg

 "Every patient hates this program in the first 6 weeks." 

 オバジのnu-dermで一番つらい6週間がいつの間にか過ぎてしまいました。

 今週末と来週末に学会があるので、昨日からトレチノインとエクスフォダームを止めています。

 肝斑は薄くなっており、特に頬骨の上は随分目立たなくなっていると思っています。

 もう12週で消えるところまでゆくか、そしてその場合にメンテナンスをどうするか思案のしどころです。

 ヒアルロン酸とレディエッセも注入して1か月。触った感じは滑らかになり固まりとしては触れません。なじんでなくなっちゃったのかと思うくらいですが、この2枚の写真で比べると明らかに改善されています。

 薬類は大体60gなので、1日1gのクリアをのぞけば、使用量の標準は1日0.5gです。1本で120日3クール分はある計算になります。ふむ、コストパーフォーマンスを考えると随分よい治療です。

  それでは、Obagi nu-derm program が一番力を発揮するのは、どんな場合でしょうか

 それはやっぱり肝斑だと思います。肝斑は身体の中のホルモン状況が皮膚に映しだされているものでしょう。だから再発再燃が極めて多い。勿論フォトフェイシャルもレーザーも(一部の治療を除いて)、効果は認められない。トレチノイン療法は、理論的には結果がでるはずなのですが、統計はとっていないけれどどうやら半分の患者さんは悪化している。(物理的な刺激を受けたか紫外線を浴びてしまったのでしょう。) でもnu-dermなら取れるーーー。(これから証明していかなくてはならないけれど)

 Obagi nu-derm systemであっても、紫外線に当たりすぎたり、物理的な刺激が強い、プログラムの組み立て方に誤りがあるなどの場合は取れない。 nu-dermは、ハイドロキノンとトレチノインの量が多く、刺激によってメラノサイトが活発になってメラニンを生産するようになっても、それに勝る速度でメラニンを追い出してしまう。それがnu-dermの真髄だと思います。

 トレチノイン療法は、繊細な治療方法だと思います。わずかの因子で成績が左右され、結果に個人差があります。このトレチノイン療法で上手く行かなかった人がnu-dermにトライするというのも、お勧めのやり方だと思いました。

 

mom.jpg

 恒例のBotoxとFillerのお値引きのキャンペーンです。

 どちらの治療も注射による治療です。

 ボトックスはその場で冷やしながら、チョコチョコ注射してゆきます。だいたい4日目くらいから、筋肉の動きがブロックされ、表情筋によるしわが改善されます。 そのほかにわきの汗を減らす、顎のエラ(咬筋のボリュームダウン)を少なくして顔をほっそりさせるなどの治療があります。ボトックスの記事はこちらです。

 filler はコラーゲン、ヒアルロン酸、カルシウムハイドロキシアパタイト(レディエッセ)などの種類があります。どれも吸収性の製剤でその分安全です。へこんでいるところ、膨らませたい所に注入します。眉間や法令線、マリオネットラインなどのへこみ、鼻やアゴを出したい時など。

 麻酔のクリームを1時間前に塗って、お待ちいただきその後注射をします。ご希望の方には局所麻酔やブロック麻酔も可能ですよ。 

 私も美夏クリニックのスタッフも大好き。 注射の好きな人はいませんが、短時間できちんとした結果がでるので、多少の痛いのも我慢できてしまいます。ニコニコしているスタッフをみると、どこか注射したいのかなって私は勘繰ってしまうくらい

 恒例のお値引きです。お待ちになっていた方がおいでだと思います。遅くなってごめんなさい。今回は、合わせて31,500円以上で5%、84,000円以上で10%のお値引き です。

レディエッセについては、この%による値引きよりも導入キャンペーンの方がお得だと思います。レディエッセと同じ日のボトックスや他のFiller施術は、10%の割引をさせていただきます。

 そうそうレディエッセのサイトがあるそうです。こちら

LeGuay.jpg

7月17日武蔵野市民会館小ホールで、クレール・マリー・ルゲ(ピアノ)とティエリー・エスケシュ(パイプオルガン)のデュオリサイタルを聞きました。

  チケットを買ったときには、オルガンとピアノってどちらも鍵盤楽器。この二つの組み合わせって一体どんな音楽になるのだろうと思いました。

 それが聴いて見ると、ピアノは鍵盤楽器のピアノそのものなのですが、オルガンは何十何百の金管楽器。こんなに相性の良い組み合わせはないように思えてきます。

  エスケシュとルゲはパリ音楽院で活躍している旬の音楽家。左の写真のように 美人ピアニストでリストの演奏が甘さが抑えられていて、とても素敵。

 「フランス音楽」という言葉があるのかどうか、私は知りません。今回のプログラムは、ラングレ、ヴィドール、リスト、サン=サーンスなどとエスケシュ本人の作曲+バッハでした。

どの音楽もドビュッシーやラベルと同じく音と音がつながり、絵画をみるような世界。音が紡ぎだされてくるのを聴いていると、ああこれがフランス音楽なのだろうと思います。光がさざめき風がそよぐ。下の写真のエスケシュは今回のプログラムにもありましたが、作曲家としてもすごい。

Escaich.jpg

 パイプオルガンは教会音楽という印象があるかもしれませんが、音色は現代的でとても華やかです。現代的に感じるのはシンセサイザーを思い起こすからかもしれません。

 オルガニストは2本の手と二本の足をフルに使って、しかもストッパーという右にならんだボタンで一つの鍵盤から作られる音を選びながら演奏します。

 エスケシュは鍵盤の上にある短めのパイプの前の扉まで開いたり閉じたり。種類の違う音を自由自在に繰ります。不思議な多重奏の世界を一人で作ってしまう。 視覚的にもダンスを見ている(もちろん演奏はパーフォーマンス)ように楽しい。

 オルガンのソロでエスケシュは即興で「夏の思い出」 尾瀬を歌った歌を変奏して聞かせてくれました。この即興でエスケシュがどのように作曲するのか、一端を知った気がします。(私は残念ながらというか才能なく、勿論作曲はしないので、少し垣間見た位のものですけれど)。

 コンサートは10回聴きにいって、楽しくて楽しくて仕方がないのはたぶん1-2回だと思います。今回のコンサートはそういう私にとって素晴らしいコンサートでした。

focus.jpg

新型インフルエンザへ対策―抗体―ワクチン

 新型豚インフルエンザは現在日本では鳴りを潜めて居ますが、夏も過ぎますと再度感染者は増えてくるように予測されています。

 この新型インフルエンザは、若い人の感染者が多く、国立感染症研究所から60歳以上ではこのウイルスに対して抗体を持っていると発表されていました。

 米国CDCからも同様な発表がありましたが、東京大学医科学研究所からの最近の研究結果では、90歳代では抗体が認められたが60-80歳代では抗体を持っていないとの結果でした。

 また、感染毒性も、今までの季節型のインフルエンザより広範に肺で増殖し、サルを用いての実験では増殖量も桁外れに多い事がわかり、油断せず対応すべきとの報告です。もともと高齢者では、肺炎を起こすと重大な転帰をとる可能性が増します。

 幸い、秋には新型インフルエンザに対してのワクチンが出来るのでないかと予測されていますので、発売されたならできるだけ早期に2回の接種はした方が良さそうです。 予防に勝る治療なしです。

obagimika4.jpg

 オバジ開始30日-5週目の私です。

 古い話で恐縮です。7年前にロサンゼルスのオバジのクリニックのnu-dermの講習会に参加した時、ディナーにMrs.Obagiに皆で招待されました。Dr.Obagiがおられたかどうか忘れてしまいました。

 その席ですっぴんの美しいMrs.Obagi

「このシステムの一番良いところは、いつも素顔でいられるようになることなのよ。」 と言っておられました。Obagi nu-derm system のキャッチコピーは、 「赤ちゃんのような皮膚に」ですものね。


 面倒くさいとか、痛いとか文句を言いつつ、私も、"I hate this program"の時期が半分すぎ、なにやら肝斑も薄くなってきました。

 でもね「素顔でいるためのプログラム」って言われたって、化粧がほとんど載らない(皮膚が日焼け直後みたいに剥けているから)。素顔でいられるプログラムじゃあなくて、素顔でいるしか方法がないプログラムじゃあないかって思わず毒づいてしまいます。

 おかげさまで、クリーム類を塗った後の化粧は簡単。だって眉毛をちょいちょいって書いて、口紅を塗っておしまい。今までも3分化粧ですって公言していたが、ついに30秒化粧になってしまった。 眉だけは、ナースBナスにうるさく言われたので、なるべく整えるようにしている。すっぴんの顔を、皆様にさらしてしまうとはーー。

 また機会があればUV写真をお見せします。

 正直な話、ルミナスワンみたいな高機能で個人のニーズと状態に合わせて治療できる光治療器やQレーザーもあり、タイトニングもサーマクールではっきりとした結果がでる時代に、今さらこんな面倒で大変なプログラムをやる必要があるのかしらって思っていました。でも自分でやってみると、nu-dermの改善度はやっぱりいいの。

 多少のトラブルや誤差は新陳代謝を早めることで、無理にでも良い結果を出してしまう、ちょっとブルドーザーみたいな治療ねって思いました。赤みのコントロールを正しい時期に行う こと。炎症後色素沈着を起こしうる手技を予定しているときには、きちんとそれをスケジュールに入れておくことが大事です。

Radiesse.jpg

 レディエッセは、しわやくぼみを持ち上げる、鼻や顎を膨らます目的で使用する注射による治療です。

 ヒアルロン酸注入やコラーゲン注入と同じタイプの治療。つまりFillerの一種です。麻酔のクリームを塗って1時間ほどお待ちいただき、注射をします。施術に必要な時間は10分程度です。

 吸収されない製剤はトラブル(しこりを作る、形に不満がある、アレルギーを起こしたなど)があれば、場合によって切除する手術が必要です。リスクを避けるためには、吸収される製剤のほうがより安全

 ヒアルロン酸もコラーゲンもレディエッセも、吸収される製剤です。

 レディエッセはジェルの中にカルシウムハイドロキシアパタイトを含みます。このハイドロキシアパタイトって、歯磨きで入っているものがありますよね?形成外科医には、骨の基材としてなじみの深い物質です。特徴を述べます。

1、吸収されるまで1年から1年半と、長時間持続する。(まだ新しい製剤だから、本当の所は分からない)

2、注射するときに、ヒアルロン酸は周辺にすっと広がります。場合によってへこんでいる所に留まっていてくれない。それに比べると、注入した箇所にしっかり留まるので目的が達成されやすい。

3、鼻筋や顎のように骨膜の上に載せると、とても自然です。輪郭形成に向いている。(ヒアルロン酸だと皮膚に注入するので、時に表情で動くのが見える。ぼうっと影が見えるときもある。) 反対に唇では、硬く触るときがあって向かない。

4、注入後1年後の満足度が高い。(吸収が少なくて長持ち し、自然だからなんでしょうね。ヒアルなら1年後には消えているから)

5、ヒアルロニダーゼのように溶かす薬はない。

6、アレルギーを起こす可能性が低い。

 美夏Dr.が注入してみた感想

顎の形はすっきり自然でとてもよい感じ。注入されたレディエッセと実際の骨の間は区別がつかない。 (多分さわっても誰にも分からないーー)

 口角のすぐ横はヒアルロン酸だと横に広がってしまって、なかなかへこみそのものを浮かすのは難しい。レディエッセは注入した場所から移動しないし広がらない ので、形が造りやすい。

 思っていたより随分よい。形成外科医はいつも三次元的にものを見る訓練がされています。立体が作リやすいレディエッセは、とても魅力的です。

 今回法令線にはヒアルロン酸を注入しましたけれど、次回は自分の法令線に注入するときはレディエッセにしようかな。ご希望があれば、違いを知るために私の顔を触って見てね!!

レディエッセ1本1.3ml 105,000円で注入します。  10人限り

 

 

 

prettyleg.jpg
 例年より始まりが遅れ気味ですが、脱毛のキャンペーンをします。大体20%のお値引きなので、悪くないーーと思います。

 脚を出す季節。

 大腿の脱毛 3回で151,200円 (通常価格189,000円/3回)
 下腿の脱毛 3回で126,000円 (通常価格157,500円/3回)

 もう 美夏クリニックで1回とか2回とかしちゃったよって方は、半額の所では2回照射できます。つまり2回目からの人は2-5回目まで、3回目からの人は3-7回目分です。

男性の顔脱毛人気です。痛みが辛い人は希望があれば、局所麻酔とブロックをします。遠慮なく言ってくださいね。

顔の半分とアゴ下の部分の脱毛+イオン導入の治療が、5回セットで105,000円。顎の下の部分がお得です。首のヒゲを脱毛したい人は、ナースに見積もってもらってくださいね。

 密集している間はコメット(ダイオード+RF)で、少し減ってきたらポイントを絞ってルミナスワンのロングパルスヤグレーザーで、とレーザーを使い分けています。

 キャンペーンは8月末日まで

 あと何本か濃い毛が残っている という時には、210円/1shot でロングパルスヤグレーザーを照射することも出来ますよ。

ecchymosismika.jpg

  ヒアルロン酸やコラーゲン注入などで、内出血しやすい条件

1、抗凝固剤などの薬を飲んでいる

2、顔の赤み が強い(赤いのは血流ですものね。血流が良ければ当然出血しやすい)

3、同じ場所にしつこく針を刺す (丁寧にという言い方も出来る。ジャーゴンですね!!)

4、もともと腫れやすい場所:マリオネットライン、瞼の下、唇

5、高齢の方

この写真は私。上口唇は大目にしっかり注入し、しっかり内出血しました。針を刺して薬をいれるので、内出血は仕方がないと思っています。腫れ方としては中くらいかな??大体1週間で色が消えます。

 法令線や眉間はあまり腫れない部位です。

 局所麻酔をして注入。麻酔中の出血も少しはあるかもーー。

preradiessemika.jpg
postradiessemika.jpg
  なんだか忙しくて、記事を書く時間がありませんでした。Filler注入前後の正面写真を出しますね。

 法令線(鼻唇溝)と上口唇に、ジュビダームウルトラ (注入用ヒアルロン酸)があわせて2本、マリオネットライン(口角のすぐ下の小さい範囲)と顎の先にレディエッセ(注入用ハイドロキシアパタイト)を2本(2.6ml)、福田慶三Dr.は注入してくれました。結構多めの量です。

 丸い顔ってchildish って感じ。少し顎の先に入れると顔全体の上下が長くなるので、少し大人っぽい印象になります。(まあ50歳が大人っぽくなったと言って、喜ぶべきかどうかは不明ですが)

Filler注入後 です。顔面下1/3のもたつき感がかなり改善しました。

 だんだん露悪的になってゆくのが怖いーーー。

カテゴリ

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 6.3.5

このアーカイブについて

このページには、2009年7月に書かれた記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2009年6月です。

次のアーカイブは2009年8月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。