2010年1月アーカイブ

kidshand2.jpg 子宮頸がんは日本で年間1万2千人発症し、約3千五百人が死亡しています。

 子宮頸ガンの発生は、発ガン性のあるヒトパピローマウイルス(HPV)の持続的な感染が主な原因とされています。 HPV感染は性交渉によりヒトからヒトに移ります。

 HPVには約15種の型が子宮頸癌に関連し、その中の16型、18型が特に注目されています。 腺癌の人ではHPV16/18の陽性率は90%と高頻度です。 という事は、子宮頸癌予防にはHPV感染の予防が最も重要です。

 ようやくヒトパピローマウイルスワクチンが認可されました。それを接種すればHPV感染は予防できます。

  欧米先進国ではすでに学校で接種し、11歳―26歳の女性には無料、あるいは公費負担で接種するなど、癌の予防に積極的に取り組んでいます。

 日本でもようやく昨年11月より抗HPVワクチンが使用できるようになり、当クリニックでも接種開始しております。 現在世界で使用されている抗HPVワクチンにはCervarix, Gardasilの2種類がありますが、今日本で認可され接種できるのはCervarixのみで、臨床試験ではまだHPVに感染していない人での癌発生予防は98-100%とのことです。そして特別な注意すべき副作用も無かったといわれています。 

日本人の全死亡率の1/3は癌で、これが予防されることを期待しますが、現在のところ癌に有効な予防接種はこの抗HPVワクチンのみです。 子宮ガン撲滅を目指し、国を挙げて取り組んでいただきたいと望んで止みません。

 美夏Dr.から ヒトパピローマウイルスは沢山の型があります。今回のサーバリックスというワクチンは頸ガンの原因となるHPV16,18に対するワクチンです。

cedar.jpg 先週からスギ花粉症の患者さんがおいでになるようになりました。 2月には本格的な花粉症のシーズンに入りますが、敏感な患者さんでは症状がすでに出ています。

 風邪かなと相談に来られる患者さんで、花粉症が疑われる場合には、その場で鼻汁の好酸球を染色してみます。 花粉症などのアレルギー性鼻炎では細胞内にイクラの様な赤い顆粒を持った好酸球が見られ、風邪や蓄膿症などの鼻炎と鑑別が出来ます。

 この鑑別は適切な治療を行うためには必ずやっておく必要があります。

 さらに、血液を採取して行う検査で、血清の特異IgE抗体で何にアレルギー反応を起こしているのかが判り、予防対策が立てやすくなります。

 花粉症の良い治療とは、花粉が飛び始める少なくとも2週間前から点眼、点鼻薬と経口剤でしっかりと予防しておくことです。 これで、症状はとても軽く抑えら、花粉が飛んでいるの?と思われるほど患者さんは楽に過ごせます。

 もちろん治療が遅れてしまった方でも花粉の飛んでいる期間は治療を速めに始めることは大切です。一般にドラッグストアで買い求める抗アレルギー剤、特に抗ヒスタミン剤は服用で眠気がくる事が多いのですが、クリニックでは眠気の少ないものを処方します。 漢方薬も大変よく効き、眠気は全く起こさず、むしろ頭が冴えて来ますので、就寝前には避けたほうが良いかもしれません。 スギ花粉は大体4月いっぱいまで続きますが、スギアレルギーの方はヒノキにも感作されている事があり、其の場合ですと5月に入ってももうしばらく悩まされる事になります。 早めに、しっかりと花粉対策に取り掛かりましょう。

teatrodonizetti.jpg 昨日1月19日に武蔵野市民文化会館で、ベルガモ・ドニゼッティ劇場の引っ越し公演「愛の妙薬」を見てきました。

 「愛の妙薬」はドニゼッティが作曲したオペラです。

 地主の娘アディーナに、おひとよしのネモリーノは恋をしています。でもアディーナはすげない。それでネモリーノはいかさま師のドゥルカマーラから、「愛の妙薬」つまり媚薬を購入します。それでドタバタと色々な出来事が起こった末にめでたくアディーナとネモリーノが結ばれるという喜劇です。

 最初から最後まで楽しく見られて、憂さが晴れてしまうようなオペラです。

 指揮がモンタナーリさん。遠くから拝見すると黒い衣装にスキンヘッドに見えました。短髪だったのかもしれません。抑え気味のテンポで、バランスのよい演奏でした。何せ曲目が軽快なので、思わず指揮も走ってしまいそうなのに、そんな事はありません。 途中突然ピアノが聞こえてきてびっくりしました。もともとピアノの場面だったのかどうか知りませんが、モンタナーリさんが弾いておられました。管弦楽の音とピアノの音って、すこし質が違うんですよね。

 アディーナリンダ・カンパネッラさん。小柄でキュート。コケティッシュな地主の娘の役にぴったり。役と見た目や声がぴったりあっておられましたよ。ずっと歌いっぱなしで、最後はちょっと疲れ気味のように見受けられました。

 ネモリーノロベルト・イウリアーノさん。私はパバロッティのネモリーノがとても印象に強い。パバロッティは朗々とした高い美声で、ネモリーノ役もぴったりで素敵なんですけれど、アディーナに翻弄される素朴な田舎の青年には見えない。イウリアーノさんは、ちょっといじけ気味のネモリーノ、妙薬ならぬ安ワインで陽気になるネモリーノになりきっていました。2幕後半の「人知れぬ涙」は、感情をこめたとても素晴らしいアリアで、このイウリアーノさんのファンになりました。

 ドゥルカマーラマッテオ・ペイローネさん。登場の時から調子のよい曲です。彼は何にでも効くという薬を販売しています。私も欲しい!!ペイローネさんは身長が高い方で、ちいさなカンパネッラさんを見下ろすように歌います。このドゥルカマーラ の歌はいつ聞いても楽しくて大好きです。ペイローネさんをひと目見てドナルド・サザランドを想い出しました。舞台化粧で眉が大きな山を書いていて、そう思ったのかしら?

 舞台装置の色合いが、田園地帯の緑と土の色。幕が上がったときから、はっとするような美しさでした。(レニングラード歌劇場のオネーギンの舞台にあった透明感と緊張のある美しさとは別の美しさです。)

 イタリアは北の方はしっとりした色合いで、南は乾燥した色なんですよね。20年も前に旅行した時のことを想い出しました。

 とても素敵なオペラで、カーテンコールはキャストたちの惜しまぬサービスもあったにせよ、観客は皆立ち上がり拍手がやまず、後味がとても良かった。 北イタリアに行く機会があったら是非ベルガモに寄り、ドニゼッティ劇場に行こうと思いました。そして「愛の妙薬」は元気がないような時、笑いが必要な時に見るにはとても適したオペラだと思います。

 

 

snow2.jpg 体調がずいぶん良くなってきた筑田Dr.が土曜日午前外来を開いてくれるんですって。以前より、東洋医学外来や薄毛脱毛症などでご希望の患者さんがおられ、お待ちかねでした。しばらく内科の土曜日は午前中のみです。  筑田Dr.からのメッセージを載せますね!

 AGA治療の土曜外来を開始しました。

  頭髪が最近急に薄くなってきた、抜け毛が多くなって心配だと来院した患者さんにはそれぞれの原因を詳しく検討し、症状に応じた治療により良好な結果が得られ喜ばれております。治療は、その原因を知ることから始まります。

 脱毛症の原因は次のように多種多様で、それぞれの原因に応じた治療が必須です。

 男性型脱毛症、加齢性脱毛症、休止期脱毛症、円形脱毛症、代謝及び内分泌異常性脱毛症、皮膚疾患続発性(アトピー、脂漏性皮膚炎等)、自己免疫性疾患、薬剤性脱毛症など。医学的な検討が大変重要な事はいうまでも有りません。原因を考えず、育毛剤を塗っても良くなる事は無く、逆に症状を悪化させることがあり、注意が必要です。

 遺伝型の男性型脱毛症では、プロペシアがおおよそ半数に効果が期待できますが、効果があまり認めない方の中には皮膚疾患を合併している場合があります。疾患にたいする治療も勿論ですが、プロペシアと共にメソセラピーを行いますと、脱毛は目に見えて、改善されます。

  女性の瀰漫性脱毛症は、意外に多く、ストレス性、皮膚疾患随伴性、免疫疾患性など。 原因により、漢方薬、ホルモン剤、ステロイド剤、免疫抑制剤を使用しますが、効果を認めるまでは時間がかかります。 皮膚炎症等を伴っている場合、メソセラピーを併用しますと、3-4回の治療で脱毛は著明に改善されてきます。 一般的治療で改善が認めない方は是非試みるべき治療法の一つです。 

 脱毛症の治療では、毛髪のみでなく、身体全体を診ての治療がとても重要な事なのです。 当クリニックでは、土曜日は脱毛症の専門外来は行っていませんでしたが、患者様の要望が多いため、土曜日の午前中をオープンする事に致しました。 予約制ですので、お早めにご相談ください。

kuboyama2.jpg 東京フランセーズ第3回公演の案内が来ましたよ。

 「シャンブル・マンダリン」~巴里のホテルとおかしなお客たち~  ロベール・トマ作

サスペンスの香り漂うお洒落クラシカル・コメディですって。 久保山真衣ちゃん演出 チラシの裏面からご案内しますね

フランスのサスペンス劇作家ロベール・トマの、とある巴里の「駅前ホテル」を舞台にした心躍るエンタテイメント。このホテルに次々と訪れるのは、「訳あり」のおかしなお客たち。新米メイドのルルにボーイのアドリアン、ずる賢い支配人も加わって、繰り広げられるのは陽気なラブロマンス?それともサスペンス?そして待ち受ける不思議な結末とは!?ミュージカル風ダンスで綴る粋でお洒落なクラシカルコメディです!

期日 2010年2月26日(金)~28日(日)

場所 中野ウエストエンドスタジオ 場所が分かりにくいそうです。確認してね

チケット取り扱い 090-8312-8917

           tokyo.francaise@gmail.com

面白そう!!私も見に行くつもりです。それでは会場で!!

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