子宮頸癌予防にヒトパピローマウイルスワクチンを(Dr.筑田)

kidshand2.jpg 子宮頸がんは日本で年間1万2千人発症し、約3千五百人が死亡しています。

 子宮頸ガンの発生は、発ガン性のあるヒトパピローマウイルス(HPV)の持続的な感染が主な原因とされています。 HPV感染は性交渉によりヒトからヒトに移ります。

 HPVには約15種の型が子宮頸癌に関連し、その中の16型、18型が特に注目されています。 腺癌の人ではHPV16/18の陽性率は90%と高頻度です。 という事は、子宮頸癌予防にはHPV感染の予防が最も重要です。

 ようやくヒトパピローマウイルスワクチンが認可されました。それを接種すればHPV感染は予防できます。

  欧米先進国ではすでに学校で接種し、11歳―26歳の女性には無料、あるいは公費負担で接種するなど、癌の予防に積極的に取り組んでいます。

 日本でもようやく昨年11月より抗HPVワクチンが使用できるようになり、当クリニックでも接種開始しております。 現在世界で使用されている抗HPVワクチンにはCervarix, Gardasilの2種類がありますが、今日本で認可され接種できるのはCervarixのみで、臨床試験ではまだHPVに感染していない人での癌発生予防は98-100%とのことです。そして特別な注意すべき副作用も無かったといわれています。 

日本人の全死亡率の1/3は癌で、これが予防されることを期待しますが、現在のところ癌に有効な予防接種はこの抗HPVワクチンのみです。 子宮ガン撲滅を目指し、国を挙げて取り組んでいただきたいと望んで止みません。

 美夏Dr.から ヒトパピローマウイルスは沢山の型があります。今回のサーバリックスというワクチンは頸ガンの原因となるHPV16,18に対するワクチンです。

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