博物館の最近の記事

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 妙心寺は1337年に造られた京都のお寺です。広大な敷地に、多くの塔頭寺院(たっちゅうじいん)があります。

 その歴史あるお寺の宝物が、上野の国立博物館で3月1日まで公開されています。妙心寺展は こちら

 目的は 狩野山楽筆 龍虎図屏風(りゅうこずびょうぶ) 右の屏風では竜が強い風とともに舞い降りてきています。草木はなびき、虎の威嚇するフーッという音まで聴こえてきています。この時代ヒョウがメスの虎だと思われていたんですって。虎はそのヒョウをかばうように牙をむいています。 全幅の写真は こちら  下の方です。

 もう一つ これも同じリンクの下のほうにある 白隠慧鶴筆による達磨像(だるまぞう)。とても筆に動きがあって、迫力のある達磨さんです。

  この記事を書くのにあたり、妙心寺についてネット検索をいたしました。妙心寺のことも全く知らなかったし、不信心者で、日頃丁寧な生活をしているわけでもありません。妙心寺派の教えとして、ネットに出ていた次の言葉は心に沁みました。 元のウェブサイトは こちら

妙心寺派の生活信条

一日一度は静かに坐って 身と呼吸と心を調えましょう
人間の尊さに目覚め 自分の生活も他人の生活も大切にしましょう
生かされている自分を感謝し 報恩の行を積みましょう

信心のことば

わが身をこのまま空なりと観じて、静かに坐りましょう
衆生は本来仏なりと信じて、拝んでゆきましょう
社会を心の花園と念じて、和やかに生きましょう

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上野はたくさん美術館があって、楽しい所です。いくら時間があっても足りないーー。本日休診で、国立博物館に出かけました。

 お目当ては「対決 巨匠たちの日本美術」です。

 スレッドリフト研究会に出かけるときに、井の頭線吉祥寺駅にたくさんポスターが貼ってあって、とても魅力的で私を呼んでいるように感じました。(まさかね!でもね呼ばれた気がした!!)

 一対の巨匠の作品を並べて、個性を浮き立たせるという趣向です。こちら 

最初が運慶と快慶 地蔵菩薩像ですけれど、運慶の動的で力強い像に比べ、快慶の像は繊細で端正で静的です。運慶の作品って、とてもダイナミックで印象に残ります。

雪舟と雪村 雪舟の絵をこんなにまとめて拝見したのは、たぶん始めてです。計算されつくした完成度の高い絵です。慧可断臂図 こちら の下のほうにあります。輪郭の線が正確で、ピカソのデッサンの線を思い出しました。 その雪舟にくらべると、雪村の絵は、思わず微笑みが浮かんでしまうユーモアと感情が自由に放たれるような自在さを感じました。

狩野永徳長谷川等伯 中学生だったか高校の時だったか、等伯の水墨画の水の流れに驚嘆したことがあります。その絵を検索したのですが、残念ながら見つかりません。 こちらの「松林図」 霧の中に浮かぶ松の木々。ひんやりした空気や静けさ、等伯の心の中が見えるようでとても静かな感動を呼びます。あんまりたくさんの人がおいでですと、分りにくいかもーー。今回の展覧会の一番印象に残った絵かしら?

このほかにも円空や木喰とか、歌麿と写楽とか、なかなか興味深い。 再発見するものがたくさんあると思います。

 わたくしは、等伯の絵を見ながら自分のアイデンティティが東洋の中の日本にあることを確認し、日本の美をより近く感じました。 襖絵として、これだけ質が高く人の心を打つ絵を身近にしてきた感性を、私たち自身養ってゆく必要があると思ったのです。

 反対に、音楽におけるアイデンティティがどうして日本の歌曲の中に見出せないのか少々不思議に思いました。

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 三鷹に中近東文化センター付属博物館があります。前にもご紹介の記事を書いたことがあります。こちら

 昨日は桜が満開で、吉祥寺は人の山、山、山ーー。あまりにもにぎやかなので吉祥寺を避けて、あきこさんから招待状も頂戴し、筑田Dr.と出かけました。(あきこさん、ありがとうございました)

 11-14世紀のペルシア陶器が展示され、ペルシア陶器シリーズの第二弾です。 今回はラッキーなことにこの博物館の学芸員の方による解説もお伺いすることが出来ました。(土日曜日の午後1時から例外はあるけれど、解説なさっているそうです。)

 歴史の流れの中でどのように陶器が変化したか、特に政治情勢や人のニーズなどと共にお話くださって、展示物がそれによって生き生きと輝くような感じがして、本当に楽しいひとときでした。陶土の工夫、技法も染付けやら蛍手やら浮き彫りなどで、どんどん変化して来たのですね。

 トルコ石と同じ明るい青コバルトによる群青色、そしてそれが何百年も経て銀化した色、色の変化一つとっても、とても美しく興味深く拝見致しました。

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この博物館の駐車場から撮った桜です。上手な写真ではありませんが、お花見にお出かけになれない方へ。

 この博物館の常設展もとても楽しい展示です。陶器やレリーフ、彫塑類、日本の印鑑のような形をしているけれど文字は側面に書かれている印章、ミイラの木棺トキのミイラ、美しいタイル、レプリカのハムラビ法典やらロゼッタストーンなど。小学生むけのクイズまであるーー。

 人が少なくて穴場です。でもとっても素敵な博物館なので、美術の好きな方、中近東の文化文明に興味のある方は是非どうぞ。

週末に中近東文化センターに行ってまいりました。
 
 お目当ては特別展として開かれていた「古代ユーラシアの青銅器」でした。色々な青銅器の什器や武器などで、実在のまたは想像上の動物や神様がレリーフで描かれていたり、塑像になっていたりしていました。古代の人の想像力創造力が楽しくて、おもしろくて、拝見してきました。

 また、常設展のほうもなかなか楽しい。ロゼッタストーンやらハムラビ大王(あのハムラビ法典の)の塑像のコピーやエジプトミイラの棺などのほかに、イランから出土した器やビザンチンのタイルだとか、相当数展示されています。美しくて貴重な展示物が一杯。トンボ玉のネックレスやサイの置物ーーー。
 小学生にはクイズまで準備してあって、これも小さなお子さんは楽しめそうでした。

 中近東文化センターは、三鷹駅からバスで行けます。武蔵野や三鷹市民であれば、入館料100円!!とても楽しい場所ですので、時間があったら行ってみてね。

 http://www.meccj.or.jp

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