しみの治療の最近のブログ記事
この膨らんだ肌色から茶色のしみは、脂漏性角化症と言います。
どうも家系的に多い人がいるように思います。一つ一つがやや大きめです。
ヒトパピローマウイルスによる疣とは別のものです。(合併している場合はある。) 脂漏性角化症はもともと良性で 、悪性腫瘍になることは普通はない。もし悪性腫瘍があれば、それは元々癌だったというのが、現状の理解だと思います。
「あんなに気をつけていたのに黒くなっちゃった」って言うときには、やはりイオン導入です。
帽子をかぶり、SPF50でもやっぱり海に行けば肝斑は真っ黒。「センセ、外来どうするんですか?」とスタッフの冷たい視線を浴びても、このイオン導入を2-3回やってもらえば、何とか沈静化させて白く出来る。「だからって、そんなにアウトドアやらないで下さい」って怒られています。
問題は、化粧をおとして15分大人しく寝ていなくてはならない。これが、落ち着きのない美夏DR.には辛い。そうでなければ、結果が良いのは分かっているので毎日でもしてもらうのですがーー。それで今回はこの別冊ニュートンを読むことにしました。題名から言っても面白そうでしょ?
それでイオンしてもらっていたら、少々重かったこともあるのかすやすや寝てしまいました。
「ピラミッドには御遺体は安置されていた様子がないので、お墓ではないかも」までしか読めなかった。残念!!
お天気が良くて、暑くなってきましたね。しみ治療は守りの時期です。
紫外線を浴びながら、色を白くするのは大変です。日焼け止めや帽子、日傘でがっちり紫外線をガードして、うっかり日焼けしてしまったらビタミンCやトランサミンのイオン導入で回復を図るのが、良い方法です。
それでも気になるしみを何とか治療したい方は、日常の紫外線リスクをなるべく避けた上で、フォトフェイシャルファーストが一番お勧めです。 光治療も冬の時期よりカットフィルターを右よりにし、その代わりにややエネルギー量を高くして、照射しています。人によって、季節によって、設定が自由にできるルミナスワンのフォトフェイシャルファーストのメリットが生かせます。
美夏クリニックでは、レーザー治療やトレチノイン療法はしばらくは開店休業状態、秋になって紫外線が弱くなってからの治療がお勧めですよ。
暑くなって多汗症のボトックス治療を希望される方が増えてきています。
白いブラウスの汗じみが気になる、汗でぬれるのが気持ち悪い、汗の臭いが気になる、という方には手軽でよい治療です。ボトックスはアポクリン汗腺には作用せず、エクリン汗腺由来の汗を減らします。麻酔のクリームをしっかり塗ってしっかり待った後、キンキン冷やしてなるべく痛みがないように治療しています。そういえば今日の患者さんはお時間がなくて、冷やしただけで注射しましたが、それでも痛くないっておっしゃっていました。ボトックスの多汗症治療について、過去の記事はこちらです。 ボトックスの治療についてはこちら 多汗症は下の方です。
ところで、中国製のBTXAや韓国製のニューロノックスをボトックスとして使用しているクリニックがあります。同じ作用であるボツリヌストキシンAではあります。
美夏クリニックは、ずっとアラガンのボトックス。FDA(アメリカ食品医薬品局)が認可し、顔面痙攣や眼瞼痙攣などで日本の厚生労働省も認可しているアラガンのボトックスの方が、安全だと思っています。
このシーズンもしみ治療をかなりさせて頂きました。
レーザー治療や薬による治療、フォトフェイシャルファーストなどの組み合わせ治療でよい結果が出ていると思っています。でも、しみは再発します。
皮膚にはメラノサイトというメラニンを産生する細胞があります。メラニンが他の部位よりも多い部分がしみです。
作られたメラニンを、かさぶたにして追い出すか、破砕しておいて白血球に食べてもらうか、薬で追い出すかしみ治療では3種類の方法で治療します。
メラノサイトを破壊してメラニンを作らないようにしてしまえば、結局は色素脱失といって色が抜けてしまいます。皮膚の深い部分まで損傷してしまった傷で色が抜けてしまう時がありますよね。
つまりメラニンを作るメラノサイトが活発になれば、皮膚の色は黒くなるし、しみは再発再燃する。
もし皮膚の意見を聞いてみる事が出来れば
「身体の中に紫外線を始め種々の有害な刺激を入れないように、一生懸命皮膚は厚くなって、黒くなろうとしている。黒くなれば、紫外線がブロックできて身体を守れるのにどうして白くしてしまうんだ。」ってことになるでしょう。
色の白い繊細な皮膚はバリアとしては無能なんですね。ごわごわと厚い黒い皮膚こそ、頑張って身体の中を守っている皮膚でしょう。そして頑張って頑張ってバリアとして活動してきた皮膚は、力つきると皮膚癌を発症してしまうとも言えると思います。
白く輝く皮膚でいたい。
そうであるならば、皮膚に負担をかけないのが一番論理的です。紫外線を浴びない。物理的化学的な刺激を与えない(こすらない、色々塗りすぎない、乾燥させない、洗いすぎないなどなどーーー)。基本が大切なわけです。
顔全体に雀卵斑(そばかす)や紫外線による小さな色素斑がある場合には、一つ一つレーザーを照射するよりお顔全体を治療するほうが結果がよいと思います。
パロマー社のメディラックスに加えて、ルミナス社のルミナスワンーフォトフェイシャルファーストーを導入してもう8か月くらいになりました。フォトフェイシャルは月に1回くらい数回照射するようなメニューを良く見かけます。自分で丁寧に丁寧に照射していると、フォトセラピーの弱点も分かってきます。 つまり肝斑と炎症後色素沈着が残ってくることと、肝斑の上にある小色素斑の改善にやや回数がかかるーーー。そこで最近はなるべく一つの治療方法にこだわらず、複合治療を心がけています。
つまり トレチノイン療法のようなトレチノインとハイドロキノンという薬を塗る治療と、フォトフェイシャルファーストやレーザー治療などを組み合わせるようにしています。
患者さまの写真でお見せできるのが今のところありませんので、スタッフの写真でお話しします。前にもお見せしている写真で、結果はそれぞれの一つの治療です。
当クリニックに勤務していた元陸上部ママさんです。2年前に始めて治療する前の写真です。細かい雀卵斑+日光色素斑が沢山あります。
トレチノイン療法を7週終了後、頬の高い部分の色素斑点がきれいに取れて、肌も若々しくなっています。
こちらは、さんざん紫外線を浴びて最初と同じように色素斑が出現し、フォトフェイシャルファーストを1回照射した後。特に顔の下半分から鼻の横がきれいになっています。
フォトフェイシャルファーストを全顔2回+下瞼周辺にさらに1回照射した後 です。
頬の高い部分には若干肝斑が見られるために、シャープな照射ができず、色素斑の消失が下の方に比べると悪い。うっすら肝斑が残っているのが分かりますか?
結局鼻や鼻の横、頬の下の方はフォトフェイシャルファーストの結果がよい。反対に頬骨の高いところはトレチノイン療法の結果がよい。
そうしてみると肝斑がわずかでもある人では、フォトフェイシャルファーストを2-3回+トレチノイン療法という組み合わせがかなり良い結果が得られます。その両方の治療は同時に行うこともありますし、どちらかの治療を先行させることもあります。
いずれにしても、しみは、紫外線を浴びちゃったり、物理的な刺激を加えればすぐ再発再燃します。日焼け止めを上手に使って、こすらないケアをして、きれいな肌を保ちましょうね。
肝斑の治療にトランネキサムを使うのは、現在の美容系の医療機関ではほぼ定番です。美夏Dr.も色々心配しながら、内服している人としていない人ではやっぱり飲んでいる人のほうが白いと思っています。
ただ梗塞リスク(血栓症のリスク)が心配であったり、飲むのを忘れてしまったり(美夏Dr.ですね。)、皮膚の色に対して薬 を飲むというコンセプトに抵抗感のある方には、トランネキサムの化粧品も悪くないかもーーー。ということで、Navisionというトランネキサムを主剤にした化粧品の取り扱いを始めました。とりあえずトランネキサムの入っているのだけ。
http://www.shiseido.co.jp/navision/index.htm
今のところダブルブラインドの結果(たくさんの人で使った結果と使っていない結果を比較すること)は拝見していません。(ちなみに内服のリスクのダブルブラインドの結果も拝見していませんけれど。)
美夏Dr.は一昨日から塗ってみる事にしました。トランネキサムのイオン導入の結果もご報告しなくちゃ。1回だけではUVカメラではよく分からなかった。ビタミンCのCクエルによるイオン導入のほうが、はっきり分かるかもしれません。
大体肝斑って、日内変動、月内変動、年内変動して、ちょっと紫外線に当たるだけで黒くなるから、短期的な評価って難しい。
肝斑に一番効果的なのは、紫外線に当たらないように地下室で生活して、ビタミンDだけ補充することでしょうけれどーーー。
今年は寒くなるのが早くって、もう雪が降っているんですって。そう聞いてしまうと、スキー場へ行きたくなります。肝斑が黒くなるのは嫌だし、スキーはしたいしーーー。仕方がないので黒くなるのを覚悟で、大きなフェイスマスクをして、週末はスキーの予定です。(ああ、情けないーーー。)
「理想の皮膚って何?」となれば、バリアとして優秀な皮膚ってことになります。
http://mika-clinic-blog.com/2007/11/post_87.php
でも「理想のお肌って?」となると、ずいぶんニュアンスが違います。左の写真は素材辞典のモデルさんです。このブログでは分かりにくいかもしれませんが、しみひとつない肌理の細かい皮膚にうっすらと色のない細い産毛が生えています。このお肌であれば、水滴は玉となって転がり落ち、まさに楊貴妃の肌でしょうね。
とても美しいお肌だと思います。
日本美容抗加齢学会のイオン導入について話題があったと書かせて頂きました。そのときに、トランネキサム(トランサミン、トランシーノ、後発品ではニコルダとして内服薬が出されているもの)のイオン導入のお話をしました。
http://mika-clinic-blog.com/2007/11/post_81.php
今週から導入の準備が整いましたので、美夏クリニックでも治療を始めることにしました。
トランネキサムを内服するのはちょっとねという方にも、内服しておられる方でもう少し強力にとお望みの方にも朗報だと思います。
トランネキサムのイオン導入で一番効果を期待できるのが、肝斑のある方です。美夏クリニックでの成績は今から出すところなのですが、メーカーの話では理想的には週に1回、それが難しくて2週間に1回であっても、結果が出るとのお話です。もちろんその間に日焼けしてしまっては駄目ですよ。
トレチノインをお使いの人でしたらそのまま、トレチノインを使っていない人ならば2週間に1回マイルドなケミカルピーリングと併用すると、薬の浸透性が良くなるので、効果が得られやすくなると思います。
ナースFはピーリングして、トランネキサムのイオン導入+モイスチャージェルのイオン導入をして、「肌のくすみが取れて白くなった。赤みも引いて、化粧ののりが良い」と大喜びしていましたよ。トランネキサムの鎮静効果が効いているのでしょう
費用はウェブサイトをご覧下さい。
手順としては(ご希望でピーリングしてから) トランネキサムのイオン導入、その後ビタミン(モイスチャージェル)のWイオン導入なので、今までより時間がかかりますよ。
美容抗加齢医学会第2回に参加して面白かったこと No.2、昨日の続きです。
レーザー治療後の炎症後色素沈着について
1、イオン導入をする
2、ハイドロキノンを使う
3、トレチノイン療法をする、オバジのnu-derm(クリームプログラム)をする
などの方法があります。
しみのレーザー治療の前後に1-3などの治療をするかどうかの議論がありました。
その中で、葛西形成外科の酒井めぐみ先生は、前後とも処置せず、皮膚を刺激しないように指導するとお答えでした。
根拠は、ハイドロキノンや日焼け止め(サンスクリーン)などでも接触性皮膚炎がおこることがある。色々なものを塗れば塗るほど、摩擦の力がかかって色素沈着が増悪する。色々前または後療法しなくったって抜けるものは抜けるの3点です。
おっしゃる通りだと思います。少なくともハイドロキノンやサンスクリーンでかぶれてしまったり、こすっていたりすれば、結果は思わしくありません。
ほかの先生方は、大体何らかの治療を必要に応じてなさっておられるようでした。
二つめに面白かったのは(今回の会に限らずですが)
トレチノインをとても嫌いな先生がおいでな事です。トレチノインは新陳代謝を促すビタミン剤なので、炎症を引き起こします。その炎症が、肝斑などを場合によって増悪させますし、皮膚は痒くなれば掻いてしまって傷を作る。その上、トレチノインは感受性に個人差がある。
そんなこんなで、治療成績が安定しない部分があるので、特にお化粧をなさらない男性の先生方のなかで嫌う方が多いように思います。
結構使い勝手の良い薬で、美夏Dr.はお気に入りですけれどーーー。
そうそう臨床治験中と聞いていましたけれど、いつ認可されるのかしらん??
3つめにトランネキサムの内服の仕方
トランシーノという名前で「肝斑が消える」と宣伝されていると聞きました。(美夏Dr.はTVを見ている時間がないので、本当のことは知りません。)消えるってのは少々大げさな話だとおもいます。
リスクについてはっきりと分かっているとは言えないと感じていますが、1日500mg推奨の方から1500mg推奨の医師までおいでのようでした。有効最小量がなんなのか、どのくらいの期間が適当なのか、次回への宿題となりました。またなぜトランネキサムが肝斑に効果があるのか、その機序についてはよくわからないという、こちらは目新しい結果とはなりませんでした。
昨日第二回日本美容抗加齢医学会に行きました。美容系の仕事をしている形成外科医が中心となっている会で、鎌倉湘南病院の山下理絵先生が会長でした。なかなか盛況で面白かったので、今週はその話題から紹介しようと思っています。
今日は、イオン導入の話です。
かおる美容外科の佐藤薫先生が昨日発表されていました。イオン導入は、電流を流すとイオン化した物質(ビタミンCやアミノ酸、トランネキサム)などが、皮膚のバリアを超えて深い層にまで入れることが出来るというdrug delivery systemの一つの手段です。つまり塗っただけではなかなかバリアを通過しない薬を、電流で導入する。
他の治療を円滑に勧めるために、ビタミンCの細胞修復能力を借りる、穏やかに美白する、皮膚の深い部分にまで水分を入れて保湿するなどに使われます。
佐藤先生が強調されていたことは、治療中のトラブルや思いがけない出来事のお助けマンとしてとても有用であるし、場合によっては治療の主役に実はなっていることがあるという事です。
美夏Dr.( http://www.mika-clinic.com )も同感です。イオン導入がそのパワーを発揮するときとは、
1、 美夏Dr.の場合、しみ抜きを仕事としてしながら、アウトドアの誘惑に勝てず紫外線のもとで休暇を過ごしてしまいます。その結果ときたら情けない話ですが美夏Dr.は肝斑持ちですので、当然肝斑が悪化します。恥ずかしいけれど、真っ黒にしみが浮き出てしまう。このように非日常で紫外線によるダメージを受けたときには、集中的にイオン導入をします。http://mika-clinic-blog.com/cat66/cat132/
2、お顔にやけどや擦過傷を負ってしまった。
炎症後色素沈着が心配ですね。
3、皮膚表面の処置後
大体美容外科的な処置って、皮膚の新陳代謝をあげて、無理矢理治すなんてところがあります。でも処置後イオン導入をするとこの15分で皮膚は沈静化して、結果がよくなる。だから美夏クリニックではサーマクールの後にも、フォトフェイシャルの後にも、ピーリングの後にもイオン導入を一緒にして頂いています。(たいていはコストも込みにさせていただいています。合併症の確率が下がるもの。
元陸上部の自転車通勤ママさん、美夏クリニックのスタッフがフォトフェイシャルファーストを2回半照射した写真をお見せします。
これは照射前です。
1回照射後1週間。前にお見せした画像です。特に鼻の横、顔の中心部分が効いていますね。
それで3週間後に顔全体に結構細かく照射し、ちょっと残りがあった下瞼の狭い範囲にその1週間後ビシバシ照射しました。(それで2回半という表現になりました)
頬全体のくすみがとれ、ちいさな色素斑はこの2.5回で大方取れています。耳の前の小さな色はほくろです。
本人もよほど嬉しかったのか、カメラを向けると笑ってしまって表情が前二つと全く異なります。
フォトフェイシャルは、ダウンタイムがないのが取り得です。でもね、テープは貼らなくても良いのですが、小さい細かいかさぶたはついた位のほうがやはり結果は早い。ロングパルスヤグレーザーは周辺が少し赤く腫れるくらいのほうがやはり、シャープに効きます。
しっかり照射するためには、プレパレーションが重要です。かぶれない人はハイドロキノンは4週間くらい前から塗りましょう。
「痂皮がついたり、紅くなったりする。それじゃあ、フォトフェイシャルのいいところないじゃん」という方には優しく優しく照射することも可能です。でもね、怖がりで痂皮や腫れは絶対嫌っておっしゃっていた方が、一回シャープな照射をなさって結果を実感なさると、しっかり当ててというリクエストに変わります。
肝斑の方には、優しく照射します。肝斑の人は優しい照射でもプレパレーションが必要です。
また、良い発見をしました。皮膚につやと弾力が出てきています。さわるとぷるるんとした感じです。あざの治療でレーザーを照射した部分の皮膚はテキスチャーも色も良くなるというのは、良く知られていることです。フォトフェイシャルファーストも同じように色に対しての治療ですし、エネルギーが皮膚に入りますので当然のことかもしれません。
美夏Dr.が最初に予測していたよりもよい若返り効果で、嬉しく思いました。
1、波長の選択が7種類と多い (カットオフフィルターで選択)
2、パルス幅が自由自在なこと3msから30msくらいまで選択できる。
3、パルス数がシングルパルスからトリプルパルスまで選択できる
4、フルエンス(照射エネルギー量)も高い。(最大限35Jくらいまで)
と状態によって自由に設定できることによります。
ルミナスワンは左です。
その中で、右がフォトフェイシャルファースト、真ん中が美夏クリニックではアルマ(FACES)、左がロングパルスヤグレーザーです。
IPL(フォトフェイシャルファースト)のハンドピースはこれです。
フォトフェイシャルファーストは、いわばハンドピースを7つもつ光治療器です。ハンドピースの反対側にはカットオフフィルターがついていて簡単に交換できます。
ルミナス社の写真なのできれいですね。
ハンドピースの反対側です。今640nm以下の波長をカットするフィルターが装着されています。
7種類のこのフィルターを手元で交換することによって、簡単に波長を変えられます。例えば頬の高い部分は、薄い肝斑があるから、640nm以下の波長をカットしようとか、もともと地色が濃いから695nmのほうが更に安全だとか、ストレスなくフィルターが変えられる
比べて、元祖フォトフェイシャルは?
左の写真がルミナス社のナチュライトです。本体の上にハンドピースがついていますね。ナチュライトのハンドピースは3つ。波長を変えたいときには本体からこのハンドピースをガチャンガチャンと取り替えます。
ストレスがかかって、面倒くさいなと思いながら、ハンドピースを変えることになりますね。
このストレスなく波長が変えられ、その選択肢も広く、簡単にパルス幅、パルス数、フルエンスが設定できることが、ルミナスワンのフォトフェイシャルファーストが一番優れているところだと思います。
現在美夏DR.は同じ方に1回照射させていただく時でも、平均して波長は3-4種類変えています。それに加えてパルス幅出力も調整します。
先日「フォトフェイシャルファーストで頬のそばかすを取る」と、スタッフの写真を出しました。同じ人が2年前に、トレチノイン療法をしています。元陸上部、紫外線にあたってばかりいるママです。
色調は撮った場所が違うので、トレチノインの為にピンクっぽくなったわけではありません。
トレチノイン療法とフォトフェイシャルファーストを比較してみましょう。
この赤い枠の中が一番効果が高いですね。(この写真は治療前)
同じ顔の中でも、薬の吸収する量は場所によってずいぶん異なります。額やフェイスライン、鼻の周囲は吸収が悪いんですね。すると鼻や鼻の横の部分がどうしても色が残りやすい。
めがねのノーズパッド(鼻でめがねを支えるところ)のあたるところは、どうしてもこすれてしまうのでしみになりやすい。でも結構トレチノイン療法では取りにくい時がある。
フォトフェイシャルファーストだとこちらの赤い枠の中の効き目が高い。(こちらは治療後、上から2番目の写真と比較してくださいね。) 頬の高い部分は、肝斑がなければ、シャープに照射できるのですが、この部分はかなりリスキーです。そうすると比較的鼻に近い場所の方が、しみ抜きされていて、頬の高い部分は回数がかかる。
この比較ではトレチノイン療法は7週くらい経過したあとで、フォトフェイシャルファーストのほうは、照射後2週間。普通、フォトフェイシャルファーストでは7週のうちに2回または3回照射します。この画像では1回のみの照射です。言い換えると、期間あたりの結果ではありません。
30歳女性
自転車で通勤、こどもの送り迎えをこなす元陸上部のママ。
サンバイザーをかぶり、日焼け止めをしっかりつけて生活しているはずなのですが、そばかすが治療で消えたと思うと、再燃し、また治療を受けるという繰り返しです。美夏クリニックは、美夏Dr.もアウトドア好きですぐ真っ黒になってしまうのですが、類は友を呼ぶのか、スタッフも同じような人がいますね。
でもサンプルとしては、すぐ黒くなるので、色々試せて良い。(ごめんね!!)
照射前の写真です。
角度が一緒でなくてすみません。
照射4日目 頬に小さな痂皮(かさぶた)がついているのが分かりますか?
照射後1週間 頬の高い部分はまだ残っていますが、かなりきれいになっていますね。
UVカメラはブラックライトを照射して取る写真です。表皮内メラニンを強調して映し出します。臨床的には、しみの元となるメラニンのある深さを判定するのにも使用します。そのほかに、光治療が照射の仕方によっては、肝斑を悪化させるというデータが出てからは、肝斑やまだ眼には見えないけれど隠れている肝斑を見逃さないために、使います。
さて、この女性に肝斑があるかどうか
少々議論があると思います。
レーザー治療は、盛り上がりのない日光色素斑(老人性色素斑)やそばかす(雀卵斑)などには、1回の治療ですみ、スタンダード治療です。
治療の欠点は
1、テープを10日間貼っておく必要がある。(施設によってはガーゼで覆うところもあります)
2、炎症後色素沈着(レーザー焼け)といって、痂皮がとれた後一度黒ずむ期間がある
の2点だと思います。
前回お見せした従妹の左の頬です。照射前の写真が見当たらず、お見せできないのが申し訳ありません。照射して1月半後に撮影した炎症後色素沈着の様子です。
結構黒ずんでいます。多分もともとのしみよりかなり黒くなっていると思います。その半年後です。

だいぶ薄くなりました。
炎症後色素沈着はどういう場合に起このるか
1、皮膚の性質ーーーヤケドや切り傷で色の残りやすい人と残りにくい人がいるように、炎症後色素沈着が起こりやすい皮膚の性質をお持ちの方がいます。
2、術後経過ーーー痂皮で下の新しい皮膚が覆われている期間が長いほど、炎症後色素沈着は起きにくい。テープが途中で剥がれてしまった、掻いてしまったなど、治る過程に問題があるとおきやすい。
3、照射のパワーが高かったーーーパワーがぎりぎりだと、残ってしまう場合があります。それで強めの照射をすると取れない確率は下がりますが、炎症後色素沈着の確率は高くなります。
炎症後色素沈着を防ぐ方法はあるのか
1、照射したあとのケアは充分に丁寧に施行する(特に痂皮は長く大事にして、なるべく剥がさない)
2、ハイドロキノンを照射1月前から1日2回塗っておく
3、照射後イオン導入をしてビタミンCを補給する
4、トレチノイン療法をする
レーザー照射をした後半分の患者さんは、炎症後色素沈着が起こります。この私の従妹のように黒くなる方はそんなに多くはありません。印象では10%くらいかしら?
でももっと薄かったり、早く治ったりする炎症後色素沈着を含めると、統計上50%の人には起こるものです。
半年から1年すると、炎症後色素沈着は治ってしみのない肌になります。炎症後色素沈着のある間は、紫外線にあたらないこと、皮膚をこすらないことが必要です。
昨日の従妹の写真はしみの治療におけるQヤグレーザーの結果としてお見せしました。もう少し詳しく説明します。
この写真の中で赤い矢印は脂漏性角化症です。こちらは、炭酸ガスレーザーを照射しています。小さな膨らんだしみには炭酸ガスレーザーが一番早くて確実です。
黒の矢印が、Qヤグレーザーです。こちらもすっきり取れています。
矢印がありませんが、眼のすぐ横や瞼の外側の小さな黒味の強いしみもQヤグレーザーを照射していると思います。
青の矢印が肝斑です。ぼわーっと見えるのがお分かりいただけるでしょうか?鑑別診断の難しい場合が結構あります。この頬の一番高い部分にしみがあると、これがレーザーや強力な光照射をしてよいかどうか難しい部分です。
顔全体はキュテラ社のライムライトを照射しています。キュテラ社の好意で1月に10日間デモンストレーションしていただいて照射しています。ライムライトはIPL、光治療器でカットフィルターのないタイプです。そうするとこの青の部分については弱く照射するか、さもなければ照射しません。
もしルミナスのフォトフェイシャルファーストであれば、640nmのフィルターを使用して照射するということになります。
1回のみのコンビネーション治療(炭酸ガスレーザー:赤矢印、Qヤグ:黒矢印、IPL=光治療:全体)で、8か月後。
ちっとも顔を見せてくれないので、一体どうなっているのかと思いましたが、結果は良好です。
ただ、左は紆余曲折がありました。次回続きをお楽しみにね!!
メラニンがターゲットのしみを抜くためのQスイッチレーザーは、ヤグ、ルビー、アレクサンドライトと3種類あります。ヤグレーザーは532nmと1064nmと二つの波長で照射します。
美夏クリニック http://www.mika-clinic.comでは、MAX社のスペクトラVRMⅡというヤグレーザーを使用しています。
秋風が吹くと、そろそろしみ治療の時期です。以前にアップした記事に手を加えさせていただいて公開します。
しみは種類や治療方法が様々です。
美夏クリニック http://www.mika-clinic.com のウェブサイトでもご紹介しております。 http://www.mika-clinic.com/kamoku/geka04.html
表皮内メラニンによるしみについて書きました。照射する治療の適応があるしみについて、ご参考までによければお読みください。
肝斑や炎症後色素沈着は、トレチノイン+ハイドロキノンを塗る治療がお勧めです。トランネキサム(トランサミン)内服+ハイドロキノン外用+イオン導入という方法でも良いと思います。
Qレーザー照射
しみの部分に照射するもので、確実性が高い のですがその部分のみの治療です。照射後10日間テープ(ハイドロコロイドの創傷被覆剤)を貼らなくてはなりません。照射してしみが取れた後しばらくしてから、炎症後色素沈着(レーザー焼け)といって、色が黒ずむことがあります。炎症後色素沈着は6か月から1年で消失します。
トレチノイン+ハイドロキノンの二つの薬を塗る治療
赤くなり乾燥してむけるという時期があります。 複数のしみや顔の広い面積にぱらぱらあるしみに向いています。毛穴がしまり、皮膚のはり感も得られます。
Obagiのクリームプログラム
フルフェイスでトレチノインとハイドロキノンを毎日家で塗るというプログラムです。1クール6週で3クールが基本(4か月半)です。顔全体が赤くなり、口の周りが剥けて乾燥するという辛い時期があります。 トレチノイン量が多いので、大変な分、結果は一番良く個人差が少ないプログラムです。
トレチノイン療法(東大吉村先生による)
しみの部分のみに2種類の薬を塗るプログラムです。1クール8-12週、場合によって2クールします。頬にしみがある人が多いため、Obagiに比べると皮膚の剥けが少なくメイクで隠しやすいのがメリットです。紫外線を浴びると返って悪くなることがあります。結果に個人差が大きい。とても結果のよい方とあまり効果が見られない方がいます。
トリプルAジェル+ハイドロキノン
レチノールがトレチノインの代わりに使用するというのは、医師にとっては常識外。でも、美夏Dr.の顔は結構トレチノイン並に効いていた。このシーズンは少しずつ取り入れてみようと思っています。穏やかですが、油断して紫外線にあたってはいけませんよ。
フォトセラピー(光治療)
使用機械はメディラックス ルミナスワンのフォトフェイシャルファーストです。
原則3週毎に5回を目安に照射します。
光治療は顔全体に照射する治療方法で、お顔全体の茶や赤の色を薄くし、全体の色を整えます。
メディラックスは肝斑のない、メラニンが表在性にある方のみに適応があります。
ルミナスワンは、出力波長パルス幅など自由に設定が出来、プロ仕様の機械です。設定により、どのような患者さまにも照射可能です。
光治療はテープを貼る必要がなく、炎症後色素沈着もミニマムで済み、社会生活への影響があまりありません。とはいえ、レーザー並に鋭く照射すれば、当然痂皮はしっかり形成され、炎症後色素沈着は起こります。取れないしみや薄くなっただけのしみが残ることがあり、繰り返しの治療が必要になることがあります。
ひとつだけ目立つしみのある方は、レーザー治療がお勧めです。
皮膚の性質は千差万別です。日々のスキンケアの方法や紫外線を浴びる量も人によりかなり違いがあります。炎症後色素沈着が強く出る人、トレチノインが効きやすい人や効きにくい人、テープや治療中の赤み乾燥が辛い人平気な人、皆さまの条件は様々です。患者さまのご希望やしみの種類、治療の進み具合で治療方法を選択し、変更してゆきます。ご希望や心配な点は、医師やスタッフにお気軽にご相談ください。
また、しみ治療はメラノサイトを破壊する治療をしているわけではありませんので、再発するものです。治療中は勿論治療後も、皮膚は紫外線にあたらないよう、こすらないよう注意なさってくださいませ。
この方のように皮膚の浅い部分に、皮膚のベースの色とコントラストが強い色が多数ある方は光治療の最も得意とするところです。
フォトフェイシャルファーストの照射面(皮膚に直接触れるサファイアヘッド)は15x35mmと8x15mmの2種類の大きさがあります。鼻から頬へカーブが微妙に変化しているところは、照射面をきちんと皮膚に接触させるのが難しい場合があります。写真を拝見すると凹面の部分も小さいヘッドで綺麗に照射されていますね。
肝斑のある方では、肝斑を悪化させないように柔らかく照射してゆきます。
フォトフェイシャルはリスクが低い治療だと思いますけれど、それでもハイドロキノンを照射する1月位前から1日2回薄く塗っている方が安全性は高くなると思っています。
しみ抜きの治療で、補助療法としてハイドロキノンという薬を使います。肝斑のある美夏Dr.も使用中です。
薬は必要充分最小限がモットーの美夏DR.は、何とかハイドロキノンの使用量を減らそうと自分の皮膚でトライしてみますけれど、やはり中止すると黒味が見えてくるので、やめられません。
ハイドロキノンは、メラノサイトがメラニンを産生する過程を抑える薬なので、メラノサイトが働き始めれば黒くなるのは仕方がないのですけれどーーー。
ではハイドロキノンは、どのように使うのがいいのか。私の考え方をお話します。最終的には御自分の主治医と相談して、決めてくださいね。
まず、ハイドロキノンの副作用を説明します。
1、接触性皮膚炎
1-A:ハイドロキノンにはもともと刺激があります。たくさん塗れば皮膚の敏感な方は、刺激で赤くなったり、かゆみが起きたりします。
1-B:アレルギー性のかぶれを起こす人がいます。相性が悪いというもので、水疱や湿疹が強い。この場合は使えません。
2、白抜け 使っているところの皮膚の色が白く抜けてしまう。一部分に使っている場合にしみの周囲などが白く抜けてしまって、返って目立つときがあります。治すのは難しい。なるべく広い範囲に使用するか、色のついている部分のみで周囲に広がらないように塗るか、いずれかの方法で使う。
3、メラノサイトの失調
多量に使用している場合にメラノサイトがコントロールを失い、失調を起こすと言われています。色むらが出てくることがあるとされています。
4、急に中止すると、色素沈着が増強することがあります。
それらのことから、美夏Dr.は次のことをお勧めしています
1、使用前にはオープンパッチテストをしましょう
2、使用中に、かぶれの反応が出たならば、希釈系列のクローズドパッチテストが必要です。
3、しみ抜きの治療中には、しっかり1日に2回広い範囲でハイドロキノンを使いましょう
4、メインテナンスの時期には、濃度の低いハイドロキノンを出来るだけ薄く使用しましょう。可能であれば休薬しましょう。
5、休薬する場合でも、出来れば量と回数を漸減しましょう。
美夏クリニック http://www.mika-clinic.com
posted at 2007/05/19 13:52 | kojitomika |
しみには色々種類があります。
脂漏性角化症は、少し皮膚平面より出っ張っている、だけどほくろではないしみです。色がほとんど肌色で目立たない人から、黒っぽい場合までいます。
40歳過ぎるとみんなどこかに持っています。でも多い人と少ない人がいます。どうやら遺伝性があるのか、このしみが多い家系があります。
白ゴマ(または黒ゴマ)が皮膚に乗っているような、皮膚と接着している面積が小さいのは、スキンタグとかアクロコルドンと言います。商品の値札などをタグといいますね。皮膚についているタグ。そんな感じ。
この場合は、はさみでちょんちょん切除するのが一番きれいに仕上がります。(おうちのはさみでやらないでくださいね。)
皮膚にくっついている部分の面積があるものは、炭酸ガスレーザーが一番簡単。 エムラクリームまたはペンレステープという局所麻酔薬を塗るか貼って1時間待ちます。この1時間でレーザー照射の痛みが本当に軽くなります。全く感じない人もいる。痛みに強い人は面倒くさがり屋ナースのように、麻酔なしでもok。
面倒くさがり屋ナースが炭酸ガスレーザー体験談を書いてくれました。読んでね。照射後の写真付きです。
http://mika-ns.jugem.jp/?eid=305
照射後の痂皮が目立つのが嫌な場合には、照射直後に痂皮部分を除去して、創傷被覆剤(ハイドロコロイド)で覆うやり方もあります。広い面積にたくさんの時には、痂皮そのものを被覆剤にしておくほうが、いいかなと思っています。
また反対にひとつのしみの面積が大きい場合(5mmを越すようなもの)には、ハイドロコロイドで覆ってお帰りいただきます。面積が大きいときには、やはり炎症後色素沈着が起きるので、実際にきれいになるには時間がかかります。
黒ゴマくらいの大きさでしたら、お顔や首の脂漏性角化症で炎症後色素沈着が起こる人は10%くらいで、痂皮がとれた直後からきれいになる人のほうが多いですよ。
posted at 2007/02/23 18:56 | kojitomika |

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