レーザー治療の最近の記事

spectra.jpg 秋からヤグレーザーを数種類デモンストレーションを行いました。その結果ルートロニックのヤグレーザーが一番使いやすく高品質で、新たに導入しました。今まで使用していたVRM2の後継機になります。 レーザートーニングは、直径8mmという他メーカーの機種にはない大きいスポットです。(大体は6mmか5mmなの)。照射のタッチも軽く、早くて強力です。今までよりさらに短時間の照射で良い結果がでます。
  またロングパルスヤグレーザーの空中照射ができる。3mm径ではありますが、ロングパルスヤグレーザー0.3ミリ秒のパルス幅で20J/cm2を1秒間に10発(10Hz)の空中照射が可能です。いわゆるジェネシスモードです!20Jという出力は、Qスイッチレーザーをロングパルスにして使うとしては画期的ですよね、、元々レーザーピーリングとして使っていた時は、2.5J位までしか出力は出なかったのに、ハンドピースがコリメータタイプになって出力を上げることが出来るようになったんです。素敵!
  しみの治療のみならず、赤みやスキンリジュビネーションに持って来いの機械ですね、、、下瞼や目じりのお皺、または手背など、ダウンタイムのない照射系の治療としてはとても良い。乞うご期待!

lasertoning.jpg レーザートーニングを左半分にした直後の写真です。

 これはQスイッチヤグレーザーを1秒間に10発という速度で肝斑に照射すると、メラニンがはじけて白く見える という治療です。レーザートーニングという名前で、湘南鎌倉病院の山下理絵先生の論文があります。

 本来はトラネキサム酸、ビタミンC、E内服、ハイドロキノン外用などで1か月まえから準備しておき、週に1回を数回照射する という治療です。

 それで早速照射してみました。ハイドロキノンは塗っておられましたがビタミンなどの内服はしていません。

 助っ人の体感実習で顔面右半分にはカーボンピーリング左半分にはレーザートーニングをしてみました。明らかに左のほうが白い。

 あらあらと思って、私にも照射。私も照射した方が白い。ちょっと続けてみることにします。

 照射は、洗顔していただき、そのままカーボンを塗らずに照射します。ぱちぱち熱い感じです。両頬の上の部分でしたら、5分くらいかしら。あっという間に終わってしまいます。

 週に1回が推奨されている頻度で、色が白くなったらメンテは月に1-2回。 ヤグレーザー(spectra VRM2)を使用していて、美夏クリニックでは9月末まで1回5250円です。 白い状態を維持するにはメンテが必要なので、美夏DR.的金銭感覚だとこのくらいの価格で丁度良いように思います。 最低ハイドロキノンによるpreparationは必要です。

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 数年前にQスイッチヤグレーザーで刺青除去の治療をした方が、久しぶりに受診されました。3回照射。

 左の方は色が入ったままです。右のほうを良く見ると、所々残っている色が分かります。黒い色のみなので比較的治療が容易です。

 

 

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拡大図です。 もう一回照射するとほとんど分からなくなります。

写真を出してよいとの約束なので、お見せします。

 美夏クリニックでは、ほくろの治療は3種類の方法でしています。1、ほくろを手術で切除する。2、炭酸ガスレーザーでほくろを削る。3、Qレーザーで色を薄くする。http://www.mika-clinic.com/kamoku/geka10.html

 ほくろを取るというときには、炭酸ガスレーザーを照射してほくろの細胞を蒸散させるという治療がよく行われます。

美夏Dr.もよく使う手技ですし、主なる治療にしていた時期もあります。

 炭酸ガスレーザーによるほくろ治療のメリットは、ほくろが沢山あっても短時間で治療できる、麻酔の注射をしなくても麻酔のテープやクリームでも治療できる(つまり麻酔の注射って結構痛いのでーーー)ことにあります。

反面デメリットとして1、傷の色の目立つ期間が長い。2、傷そのものも治ってくるのに時間がかかる。3、最終的な傷跡がでこぼこして目立つことがある。肥厚性瘢痕になることがある4、場合によって再発して何回も照射する必要があるがあげられます。

Qヤグレーザーによるほくろを薄くしてゆく治療のメリットは1、治療後の社会生活の不自由--色や傷の目立つ期間--があまり無い2、傷のでこぼこがミニマム

デメリットは1、回数がかかる2、再発してくることがある、3、色の薄いほくろは色が無くなったところで治療不能となる。4、多少へこみが見えるときがある
 つまり2-4週に1回照射して、回数はかかるけれど治療中の面倒くささは最低限で傷跡もミニマムよという治療です。

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さっちゃんがトライして、経過を書いてくれました。

先日、初めてホクロのQレーザー治療を受けました。まずマスイのテープを貼り(顔に沢山ほくろがあるため、どのほくろにしようかな?と迷ってしまいました。)待つこと1時間---。いざ、レーザー室へ。

 瞳を保護するためにメガネ(?)をかけ、目の前が真っ暗になり、頼れるのは音をひろう耳だけ。美夏先生が話しかけてKれ、緊張を和らげようとしてくれましたが---なんせ初めてのことですから---レーザーのジリジリという音が私の恐怖感をあおり、手に汗を握り、心臓がバクバク。---

 あっという間の事でした。美夏先生の「はい、終わり!!」で我にかえりました。

 マスイのテープのおかげで痛みは全くなし。後は保護のテープを2-3日貼ってお仕舞いです。ほくろのQヤグレーザー治療は痛みもなく簡単に終わってしまいました。まだまだほくろはあるので、次はどれに挑戦しようかな。

 さっちゃんの治療後3日目の写真です。「まだほくろ残ってるじゃん」とお思いだと思います。そうなんです。こういうものなのです。全然気にならないでしょ?

 2-4週間に1回ずつこまめに照射していくと、色はどんどん薄くなってゆきます。何回かかるかはそのほくろの厚みによりけりーーー。

 周辺の赤い所が一時期茶色くみえる方もおいでですが、こんなお気楽であんまりでこぼこしないで薄くなるなら、やってみようかなというほくろにはぴったりです。何回か照射した後の写真もいずれお見せしますね。

 レーザー治療は、盛り上がりのない日光色素斑(老人性色素斑)やそばかす(雀卵斑)などには、1回の治療ですみ、スタンダード治療です。

 治療の欠点

 1、テープを10日間貼っておく必要がある。(施設によってはガーゼで覆うところもあります)

 2、炎症後色素沈着(レーザー焼け)といって、痂皮がとれた後一度黒ずむ期間がある

 の2点だと思います。

postyag2.jpg

前回お見せした従妹の左の頬です。照射前の写真が見当たらず、お見せできないのが申し訳ありません。照射して1月半後に撮影した炎症後色素沈着の様子です。

 

結構黒ずんでいます。多分もともとのしみよりかなり黒くなっていると思います。その半年後です。

 

 

 

postyag3.jpg

 だいぶ薄くなりました。

 

 

 

 

 

 

  炎症後色素沈着はどういう場合に起このるか

1、皮膚の性質ーーーヤケドや切り傷で色の残りやすい人と残りにくい人がいるように、炎症後色素沈着が起こりやすい皮膚の性質をお持ちの方がいます。

2、術後経過ーーー痂皮で下の新しい皮膚が覆われている期間が長いほど、炎症後色素沈着は起きにくい。テープが途中で剥がれてしまった、掻いてしまったなど、治る過程に問題があるとおきやすい。

3、照射のパワーが高かったーーーパワーがぎりぎりだと、残ってしまう場合があります。それで強めの照射をすると取れない確率は下がりますが、炎症後色素沈着の確率は高くなります。

 炎症後色素沈着を防ぐ方法はあるのか

1、照射したあとのケアは充分に丁寧に施行する(特に痂皮は長く大事にして、なるべく剥がさない

2、ハイドロキノンを照射1月前から1日2回塗っておく

3、照射後イオン導入をしてビタミンCを補給する

4、トレチノイン療法をする

 レーザー照射をした後半分の患者さんは、炎症後色素沈着が起こります。この私の従妹のように黒くなる方はそんなに多くはありません。印象では10%くらいかしら?

でももっと薄かったり、早く治ったりする炎症後色素沈着を含めると、統計上50%の人には起こるものです。

 半年から1年すると、炎症後色素沈着は治ってしみのない肌になります。炎症後色素沈着のある間は、紫外線にあたらないこと、皮膚をこすらないことが必要です。

昨日の従妹の写真はしみの治療におけるQヤグレーザーの結果としてお見せしました。もう少し詳しく説明します。

prephoto3.jpg

この写真の中で赤い矢印は脂漏性角化症です。こちらは、炭酸ガスレーザーを照射しています。小さな膨らんだしみには炭酸ガスレーザーが一番早くて確実です。

黒の矢印が、Qヤグレーザーです。こちらもすっきり取れています。

矢印がありませんが、眼のすぐ横や瞼の外側の小さな黒味の強いしみもQヤグレーザーを照射していると思います。

青の矢印が肝斑です。ぼわーっと見えるのがお分かりいただけるでしょうか?鑑別診断の難しい場合が結構あります。この頬の一番高い部分にしみがあると、これがレーザーや強力な光照射をしてよいかどうか難しい部分です。



postyag_s1.jpg

顔全体はキュテラ社のライムライトを照射しています。キュテラ社の好意で1月に10日間デモンストレーションしていただいて照射しています。ライムライトはIPL、光治療器でカットフィルターのないタイプです。そうするとこの青の部分については弱く照射するか、さもなければ照射しません。

もしルミナスのフォトフェイシャルファーストであれば、640nmのフィルターを使用して照射するということになります。

1回のみのコンビネーション治療(炭酸ガスレーザー:赤矢印、Qヤグ:黒矢印、IPL=光治療:全体)で、8か月後。

ちっとも顔を見せてくれないので、一体どうなっているのかと思いましたが、結果は良好です。

 

ただ、左は紆余曲折がありました。次回続きをお楽しみにね!!

 メラニンがターゲットのしみを抜くためのQスイッチレーザーは、ヤグ、ルビー、アレクサンドライトと3種類あります。ヤグレーザーは532nmと1064nmと二つの波長で照射します。

美夏クリニック http://www.mika-clinic.comでは、MAX社のスペクトラVRMⅡというヤグレーザーを使用しています。

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この機械です。なぜか3代目。少しコンパクトになったとはいえ大きいので、場所移動は大変です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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左が照射前、右が照射後8月です。私の従妹です。

頬全体はキュテラ社のライムライト(IPL)を1回照射し、大きなしみの2個にレーザーを照射しました。きれいに取れていますね。

  秋風が吹くと、そろそろしみ治療の時期です。以前にアップした記事に手を加えさせていただいて公開します。

しみは種類や治療方法が様々です。
美夏クリニック http://www.mika-clinic.com のウェブサイトでもご紹介しております。 http://www.mika-clinic.com/kamoku/geka04.html 
  表皮内メラニンによるしみについて書きました。照射する治療の適応があるしみについて、ご参考までによければお読みください。


 肝斑や炎症後色素沈着は、トレチノイン+ハイドロキノンを塗る治療がお勧めです。トランネキサム(トランサミン)内服+ハイドロキノン外用+イオン導入という方法でも良いと思います。

 Qレーザー照射 
しみの部分に照射するもので、確実性が高い のですがその部分のみの治療です。照射後10日間テープ(ハイドロコロイドの創傷被覆剤)を貼らなくてはなりません。照射してしみが取れた後しばらくしてから、炎症後色素沈着(レーザー焼け)といって、色が黒ずむことがあります。炎症後色素沈着は6か月から1年で消失します。

トレチノイン+ハイドロキノンの二つの薬を塗る治療
 赤くなり乾燥してむけるという時期があります。 複数のしみや顔の広い面積にぱらぱらあるしみに向いています。毛穴がしまり、皮膚のはり感も得られます。


Obagiのクリームプログラム 
 フルフェイスでトレチノインとハイドロキノンを毎日家で塗るというプログラムです。1クール6週で3クールが基本(4か月半)です。顔全体が赤くなり、口の周りが剥けて乾燥するという辛い時期があります。 トレチノイン量が多いので、大変な分、結果は一番良く個人差が少ないプログラムです。


トレチノイン療法(東大吉村先生による)
 しみの部分のみに2種類の薬を塗るプログラムです。1クール8-12週、場合によって2クールします。頬にしみがある人が多いため、Obagiに比べると皮膚の剥けが少なくメイクで隠しやすいのがメリットです。紫外線を浴びると返って悪くなることがあります。結果に個人差が大きい。とても結果のよい方とあまり効果が見られない方がいます。


トリプルAジェル+ハイドロキノン
レチノールがトレチノインの代わりに使用するというのは、医師にとっては常識外。でも、美夏Dr.の顔は結構トレチノイン並に効いていた。このシーズンは少しずつ取り入れてみようと思っています。穏やかですが、油断して紫外線にあたってはいけませんよ。

フォトセラピー(光治療) 
 使用機械はメディラックス ルミナスワンのフォトフェイシャルファーストです。
 原則3週毎に5回を目安に照射します。
 光治療は顔全体に照射する治療方法で、お顔全体の茶や赤の色を薄くし、全体の色を整えます。
 メディラックスは肝斑のない、メラニンが表在性にある方のみに適応があります。
 ルミナスワンは、出力波長パルス幅など自由に設定が出来、プロ仕様の機械です。設定により、どのような患者さまにも照射可能です。
光治療はテープを貼る必要がなく、炎症後色素沈着もミニマムで済み、社会生活への影響があまりありません。とはいえ、レーザー並に鋭く照射すれば、当然痂皮はしっかり形成され、炎症後色素沈着は起こります。取れないしみや薄くなっただけのしみが残ることがあり、繰り返しの治療が必要になることがあります。
 

 ひとつだけ目立つしみのある方は、レーザー治療がお勧めです。
皮膚の性質は千差万別です。日々のスキンケアの方法や紫外線を浴びる量も人によりかなり違いがあります。炎症後色素沈着が強く出る人、トレチノインが効きやすい人や効きにくい人、テープや治療中の赤み乾燥が辛い人平気な人、皆さまの条件は様々です。患者さまのご希望やしみの種類、治療の進み具合で治療方法を選択し、変更してゆきます。ご希望や心配な点は、医師やスタッフにお気軽にご相談ください。
 また、しみ治療はメラノサイトを破壊する治療をしているわけではありませんので、再発するものです。治療中は勿論治療後も、皮膚は紫外線にあたらないよう、こすらないよう注意なさってくださいませ。

 しみには色々種類があります。
 脂漏性角化症は、少し皮膚平面より出っ張っている、だけどほくろではないしみです。色がほとんど肌色で目立たない人から、黒っぽい場合までいます。
 40歳過ぎるとみんなどこかに持っています。でも多い人と少ない人がいます。どうやら遺伝性があるのか、このしみが多い家系があります。

 白ゴマ(または黒ゴマ)が皮膚に乗っているような、皮膚と接着している面積が小さいのは、スキンタグとかアクロコルドンと言います。商品の値札などをタグといいますね。皮膚についているタグ。そんな感じ。
 この場合は、はさみでちょんちょん切除するのが一番きれいに仕上がります。(おうちのはさみでやらないでくださいね。)

 皮膚にくっついている部分の面積があるものは、炭酸ガスレーザーが一番簡単。 エムラクリームまたはペンレステープという局所麻酔薬を塗るか貼って1時間待ちます。この1時間でレーザー照射の痛みが本当に軽くなります。全く感じない人もいる。痛みに強い人は面倒くさがり屋ナースのように、麻酔なしでもok。

面倒くさがり屋ナースが炭酸ガスレーザー体験談を書いてくれました。読んでね。照射後の写真付きです。
http://mika-ns.jugem.jp/?eid=305


 照射後の痂皮が目立つのが嫌な場合には、照射直後に痂皮部分を除去して、創傷被覆剤(ハイドロコロイド)で覆うやり方もあります。広い面積にたくさんの時には、痂皮そのものを被覆剤にしておくほうが、いいかなと思っています。
 また反対にひとつのしみの面積が大きい場合(5mmを越すようなもの)には、ハイドロコロイドで覆ってお帰りいただきます。面積が大きいときには、やはり炎症後色素沈着が起きるので、実際にきれいになるには時間がかかります。

 黒ゴマくらいの大きさでしたら、お顔や首の脂漏性角化症で炎症後色素沈着が起こる人は10%くらいで、痂皮がとれた直後からきれいになる人のほうが多いですよ。

posted at 2007/02/23 18:56 | kojitomika |

 レーザーによるしみ治療の話をします。

 日光色素斑とか、口の悪い人によれば老人性色素斑と呼ばれる境界がくるっとはっきりした、丸い平坦なしみは、レーザー照射で治療ができる代表的なしみです。

 使用するレーザーは、Qスイッチといって、レーザー光線の出ている時間を最短にしたものです。種類としては、ルビー、ヤグ、アレクサンドライトがあります。照射している時間を出来るだけ短時間にすることで、皮膚の表面に熱がかからないように、つまり熱損傷が起こらないようにしたものです。

 さて、レーザー照射でなにが一番問題でしょうか?

 それは、炎症後色素沈着です。レーザーを照射したあとにかさぶたができ、だいたい10日後テープを除去すると同時に、しみはなくなっているはずなのですが、その後いったん色が黒ずむ場合があります。
これが炎症後色素沈着。レーザー焼けとも言います。
 炎症後色素沈着は、Qレーザーを当てた半分は起こるとされていますから、かなりの確率です。炎症後色素沈着が起こっている間に紫外線にあてたり、こすったりしなければ、半年から1年後には炎症後色素沈着は改善し、しみのない皮膚になっているはず。

 でも初めてレーザーを照射された患者さんにとってはとても不安だろうと思います。だいたい10日間もテープを貼って我慢した上に、一度取れたと思ったしみが黒くなってしまう。
 医者はたくさんの方にレーザーを照射していますので、そのうちに色は取れてくると思っていて、あまり心配していませんが、患者さんは不安ですよね。とても辛いことだろうと思っています。

 炎症後色素沈着は、ある程度やむをえないものです。その人の皮膚の性質でもあります。ただ、もともと傷跡には一度色がつきやすく、なかなか取れにくい人は、レーザー照射の前にハイドロキノンを1-2月くらい塗るなどの準備をしておいたほうがよいかもしれませんね。

 また、いったん炎症後色素沈着が起こった場合には、ハイドロキノンの使用と早い時期であれば、ビタミンCのイオン導入などをなさるという選択肢もあります。
 でも紫外線にあてなければ、原則半年から1年で炎症後色素沈着は改善するものです。おかかりのクリニックに相談してみてくださいね

posted at 2006/08/30 19:37 | kojitomika |
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 毛穴を気にしておいでになる患者さんの数がこの2-3年増えています。

 色々な治療手段があります。治療で一番難しいのが、いじりすぎ、こすりすぎで、傷跡のように周辺が固くなってしまった毛穴です。どうしても色々ご自分で試された後の毛穴は、長期間外力がかかり、その場所に炎症がおきています。毛穴周辺に炎症惹起物質や白血球などがあつまり、その結果として線維性の固い傷になっています。

 私が思うには、以下の3つはかなり悪影響をもたらします。
1,粘着剤の力で角栓を引きはがす。(毛穴に傷がついちゃいます)
2,リキッドまたはクリームタイプのファンデーションを毛穴の上から、指でぽんぽん叩き込むような習慣(穴を広げるために、上から叩き込んでいるようなーーー)
3,ケミカルなあぶらとり紙(かえって毛穴の表面のマンホールの蓋を作っていませんか?)

 うっかり叩き込んだファンデを取り除くために、脂を溶かすように、界面活性剤をしっかり使いますと、今度は皮膚表面が乾きすぎ、さらに過剰な保湿が必要になります。保湿しすぎれば、当然皮膚の新陳代謝は低下するのでくすむ。
 悪循環ですね。

 
 ところで毛穴治療にいくつかの手技があります。
シルクピーリング wetな環境でダイヤモンドヘッドバーでピーリング。吸引圧がかかるので、角栓が抜けるのがウリ。

レーザーピーリング  カーボンを塗って、1064nmのレーザーを照射する。周辺から少しずつ毛穴の広い範囲が縮まるように効いてくる。熱が加わるというスペクトラピーリングー美夏クリニックのはこれーというのも、あります。

 (私はレーザーピーリングもスキンケアなので、1-2年すれば元へ戻ると思っていました。でも、1年2回くらいの照射でよい状態を保っておられる患者さんがいます。なぜメンテがうまくいっているのか。きっと日々のスキンケアで毛穴を広げることをなさらないようになったからだと思います。日々のスキンケアは本当に大事です。)

ケミカルピーリング お気軽に皮膚のくすみをとり、毛穴をお掃除するには悪くない。

サーマクール 皮膚のタイトニング目的なので、当然ですけれど。皮脂の分泌も抑えられる。いわゆる皮膚のゆるみが気になる年齢の方には、真皮がターゲットの治療ですが、ダウンタイムがなく、お勧めです。

 なすび 「だから、お粉がいいの。粉を毎日きちんとはたきなさいって言っているでしょう?毛穴も詰めないし、ニキビができやすくなることもない。ヘビーなクレンジングで、皮膚を痛めることもない。センセも、ちゃんとやってね。」

 美夏Dr. 「生活習慣病っていうでしょ。一般的には内科的な疾患で用いられる。最近はやりのメタボリック症候群ていうのも同じ。高血圧やら高脂血症やら肥満やら。 でも皮膚科的な疾患もまた、生活習慣病と言ってもよい状態ってたくさんあるよね。」

 なすび 「なかなか皮膚疾患が治りにくいのは、生活習慣が治りにくいからなのね」

 美夏Dr. 「粉で皮膚が治るとは言っておりませんので、誤解なきよう。でも、ファンデもお粉タイプのパウダリーファンデーションが皮膚には一番害がないのよね。」
posted at 2006/07/26 15:52 | kojitomika |
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