フォトフェイシャルファーストの最近のブログ記事
ハイドロキノンやイオン導入、トランサミン内服などは、よい結果の出にくい肝斑ではメインの治療ですが、一般的にはこれらは補助的に用いられます。積極的で効果的なしみ治療とは
1、フォトフェイシャルファーストをはじめとするIPL 光治療
2、レーザー照射
3、トレチノイン+ハイドロキノン トレチノイン療法やオバジのクリームプログラム
の3つがあります。どの治療を選ぶか の詳細は こちら
ルミナスワン(フォトフェイシャルファーストとロングパルスヤグレーザーの両方)を上手く使うと、効率的にお顔の皮膚の色を整えることができます。
メリットは、
1、日常生活への影響が最低限である。お化粧や洗顔などはもちろん、テープやガーゼも必要がない。
2、はっきりとした結果が出る。
3、赤い色、黒い色の両方治療できる。赤い色が治療できるのは素敵!!
4、お顔全体の治療が可能
デメリットは
1、確実性はレーザーより劣る。2、痂皮がつくことがある。3、炎症後色素沈着が起こることはある(レーザーに比べれば少ない)4、複数回の治療が必要なことが多い
お顔のなかに、さまざまな色がある方にはとても良い治療だと思います。
先日、ルミナスワンを美夏Dr.に照射してもらいました。
ルミナスは私の大好きな施術の一つです。
何故?かと言うと・・・
まず第一に顔全体にハリが出てしみが薄くなるからです。
そして一番気になっている ほうれい線が以前より目立たなくなりました。今までは口の下の方までほうれい線が伸びていて、腹話術のお人形のようだったのに・・・ルミナスをするとハリが出て、あまり気にならなくなりました。
ルミナスの後のイオン導入も好きです。ちょっと横になっている間に、みるみる肌の下の下の方まで、イオンが浸透して肌に弾力とうるおいを届けてくれるからです。
おすすめはWイオン(トラネキサム酸+ビタミン剤のイオン導入)にすることです。
Wイオンをした後に鏡を見ると、ひと皮むけたように・・・美白になって、さらに肌にもちもち感を実感することができるのです。これからますます寒くなる冬がやってきます。冷たい風や乾燥に負けない肌作りをしていきたいと思います。自信が持てる肌になりたいです。
さっちゃんはそうね、美夏Dr.の娘であっても良い年ごろ。若いのに、法令線が気になるの?ほくろの色がうすくなり、ソバカスや少し出てきたしみが目立たなくなると、さらに若々しくなります。若い頃から少しずつお手入れしていれば、その若々しさがきっとキープできますよ。
以前 手のスポッツが気になる という記事を書きました。こちら
手の甲にルミナスのフォトフェイシャルファーストを照射して、ずいぶんきれいになりましたが、小指側にまだ残っている。反応はしたのですが、取りきれなかった部分です。 そこで今回は強力に照射しました。
設定が515nmフィルター、ダブルパルス、パルス幅3ms、18ー19J。ルミナスはフィルターが7つあり、これは一番短い波長まで当てられるフィルターです。メディラックスは525msフィルター固定、シングルパルス、パルス幅が10-100msec なので、パルス幅だけでも鋭さがわかります。

照射して8日目。
全体に薄い痂皮が付いています。色黒にしっかり照射したので、やけどと言っても良い状態です。(前にしっかり照射して、随分患者さんに叱られたことがありましたっけ。)
光のターゲットは3つ。メラニンの茶色、ヘモグロビン(血液)の赤、そして水です。
メラニンの吸収は、波長が短いほどよい(メラニン吸収曲線ーー縦軸は対数なんです)。短いほど、メラニンに当たった光のエネルギーは、熱に変わって、痂皮になります。 痂皮がとれて、炎症後色素沈着が起きなければ、嬉しい結果です。
シャープに反応させれば、必要な照射の回数は少なくてすみますが、肝斑や炎症後色素沈着は悪化します。上手に緩急取り混ぜて照射しなくては、よい照射ではありません。
手のしみって2-4mmの小さなものなのに、見たくなくても見えてとても気になります。
しみの治療って、顔が一番簡単です。顔以外の場所ってレーザー照射をしても、なかなか炎症後色素沈着がとれない。
まして、手は働き者。しょっちゅう濡らし、ぶつけ、色々な物を触ります。テープを貼ってもすぐ取れてしまいますし、ガーゼがついていては家事も仕事もできません。
しみも脂漏性角化症と日光色素斑を合併したような厚みのあるしみが多いので、Qレーザーも根治性がありません。でも成績が悪いからってほっておいても改善しない。
ちょっと大上段に振りかぶりすぎですし、まだ考えがまとまっているわけではありませんがーーー。
医療機関で皮膚科の診療は、処置と呼ばれる手技もありますが、主として薬を用います。
美夏クリニックでは治療は患者さんの希望をなるべく生かした治療をするようにしています。疾患は、保険適応のあるものは原則として薬によるオーソドックスな治療をファーストチョイスにしています。
それで結局脂漏性皮膚炎については、ステロイドや抗真菌剤を使用することが多いですし、尋常性座そう(にきび)に最初は処置と抗生物質を処方することも多い。エビデンスもありますしね。
でも身体全体の恒常性を考えると、常在菌に対して殺菌的または静菌的に働く薬剤の方が好ましいのか、穏やかではあるにしても皮膚に直接働く美容皮膚科的な治療の方が好ましいのか、時々迷います。
微生物に働く薬剤は重要な武器ですが、常在菌叢のバランスを崩してしまったり、薬に効かない菌を残す(または遺伝子変異で耐性菌を作る)のはやむを得ない部分があります。オープンで、恒常性を崩しやすい皮膚に長く使う薬剤ではないように思います。
写真はルミナスワンです。赤い座そう(ニキビ)にフォトフェイシャルファーストを使うのは費用の面から行けば、財布に優しい治療とは言えません。でも抗生物質で薬剤耐性菌を作る可能性を考えると、身体には優しい治療だなと思います。
ああ、そうそう、ニキビの光治療のファーストチョイスは価格の安いメディラックスを照射しています。ルミナスワンでは、一番左のロングパルスヤグレーザーが、大きい赤い炎症性座そうには効果的。エネルギー量がIPL(intensive pulse light 光治療)に比べれば、とってもパワフル。メディラックス(IPL)だけでは大きな炎症性ざそうに、エネルギー量(熱殺菌するには)が不十分だった方にも、強力な武器になりました。
そうですね、薬剤と美容皮膚科的処置に分けると話が混乱しますね。いずれちょっと整理する必要がありそうです。
顔全体に雀卵斑(そばかす)や紫外線による小さな色素斑がある場合には、一つ一つレーザーを照射するよりお顔全体を治療するほうが結果がよいと思います。
パロマー社のメディラックスに加えて、ルミナス社のルミナスワンーフォトフェイシャルファーストーを導入してもう8か月くらいになりました。フォトフェイシャルは月に1回くらい数回照射するようなメニューを良く見かけます。自分で丁寧に丁寧に照射していると、フォトセラピーの弱点も分かってきます。 つまり肝斑と炎症後色素沈着が残ってくることと、肝斑の上にある小色素斑の改善にやや回数がかかるーーー。そこで最近はなるべく一つの治療方法にこだわらず、複合治療を心がけています。
つまり トレチノイン療法のようなトレチノインとハイドロキノンという薬を塗る治療と、フォトフェイシャルファーストやレーザー治療などを組み合わせるようにしています。
患者さまの写真でお見せできるのが今のところありませんので、スタッフの写真でお話しします。前にもお見せしている写真で、結果はそれぞれの一つの治療です。
当クリニックに勤務していた元陸上部ママさんです。2年前に始めて治療する前の写真です。細かい雀卵斑+日光色素斑が沢山あります。
トレチノイン療法を7週終了後、頬の高い部分の色素斑点がきれいに取れて、肌も若々しくなっています。
こちらは、さんざん紫外線を浴びて最初と同じように色素斑が出現し、フォトフェイシャルファーストを1回照射した後。特に顔の下半分から鼻の横がきれいになっています。
フォトフェイシャルファーストを全顔2回+下瞼周辺にさらに1回照射した後 です。
頬の高い部分には若干肝斑が見られるために、シャープな照射ができず、色素斑の消失が下の方に比べると悪い。うっすら肝斑が残っているのが分かりますか?
結局鼻や鼻の横、頬の下の方はフォトフェイシャルファーストの結果がよい。反対に頬骨の高いところはトレチノイン療法の結果がよい。
そうしてみると肝斑がわずかでもある人では、フォトフェイシャルファーストを2-3回+トレチノイン療法という組み合わせがかなり良い結果が得られます。その両方の治療は同時に行うこともありますし、どちらかの治療を先行させることもあります。
いずれにしても、しみは、紫外線を浴びちゃったり、物理的な刺激を加えればすぐ再発再燃します。日焼け止めを上手に使って、こすらないケアをして、きれいな肌を保ちましょうね。
元陸上部の自転車通勤ママさん、美夏クリニックのスタッフがフォトフェイシャルファーストを2回半照射した写真をお見せします。
これは照射前です。
1回照射後1週間。前にお見せした画像です。特に鼻の横、顔の中心部分が効いていますね。
それで3週間後に顔全体に結構細かく照射し、ちょっと残りがあった下瞼の狭い範囲にその1週間後ビシバシ照射しました。(それで2回半という表現になりました)
頬全体のくすみがとれ、ちいさな色素斑はこの2.5回で大方取れています。耳の前の小さな色はほくろです。
本人もよほど嬉しかったのか、カメラを向けると笑ってしまって表情が前二つと全く異なります。
フォトフェイシャルは、ダウンタイムがないのが取り得です。でもね、テープは貼らなくても良いのですが、小さい細かいかさぶたはついた位のほうがやはり結果は早い。ロングパルスヤグレーザーは周辺が少し赤く腫れるくらいのほうがやはり、シャープに効きます。
しっかり照射するためには、プレパレーションが重要です。かぶれない人はハイドロキノンは4週間くらい前から塗りましょう。
「痂皮がついたり、紅くなったりする。それじゃあ、フォトフェイシャルのいいところないじゃん」という方には優しく優しく照射することも可能です。でもね、怖がりで痂皮や腫れは絶対嫌っておっしゃっていた方が、一回シャープな照射をなさって結果を実感なさると、しっかり当ててというリクエストに変わります。
肝斑の方には、優しく照射します。肝斑の人は優しい照射でもプレパレーションが必要です。
また、良い発見をしました。皮膚につやと弾力が出てきています。さわるとぷるるんとした感じです。あざの治療でレーザーを照射した部分の皮膚はテキスチャーも色も良くなるというのは、良く知られていることです。フォトフェイシャルファーストも同じように色に対しての治療ですし、エネルギーが皮膚に入りますので当然のことかもしれません。
美夏Dr.が最初に予測していたよりもよい若返り効果で、嬉しく思いました。
1、波長の選択が7種類と多い (カットオフフィルターで選択)
2、パルス幅が自由自在なこと3msから30msくらいまで選択できる。
3、パルス数がシングルパルスからトリプルパルスまで選択できる
4、フルエンス(照射エネルギー量)も高い。(最大限35Jくらいまで)
と状態によって自由に設定できることによります。
ルミナスワンは左です。
その中で、右がフォトフェイシャルファースト、真ん中が美夏クリニックではアルマ(FACES)、左がロングパルスヤグレーザーです。
IPL(フォトフェイシャルファースト)のハンドピースはこれです。
フォトフェイシャルファーストは、いわばハンドピースを7つもつ光治療器です。ハンドピースの反対側にはカットオフフィルターがついていて簡単に交換できます。
ルミナス社の写真なのできれいですね。
ハンドピースの反対側です。今640nm以下の波長をカットするフィルターが装着されています。
7種類のこのフィルターを手元で交換することによって、簡単に波長を変えられます。例えば頬の高い部分は、薄い肝斑があるから、640nm以下の波長をカットしようとか、もともと地色が濃いから695nmのほうが更に安全だとか、ストレスなくフィルターが変えられる
比べて、元祖フォトフェイシャルは?
左の写真がルミナス社のナチュライトです。本体の上にハンドピースがついていますね。ナチュライトのハンドピースは3つ。波長を変えたいときには本体からこのハンドピースをガチャンガチャンと取り替えます。
ストレスがかかって、面倒くさいなと思いながら、ハンドピースを変えることになりますね。
このストレスなく波長が変えられ、その選択肢も広く、簡単にパルス幅、パルス数、フルエンスが設定できることが、ルミナスワンのフォトフェイシャルファーストが一番優れているところだと思います。
現在美夏DR.は同じ方に1回照射させていただく時でも、平均して波長は3-4種類変えています。それに加えてパルス幅出力も調整します。
しみ治療に良い季節になりましたね。
美夏Dr.は昨日品川でルミナス社のユーザーズミーティングに参加してきました。雨の中でしたけれど、かなりの数の医師が参加しておられました。 ルミナスはフォトフェイシャルを開発した会社です。ルミナスの主力製品は、何度もご紹介しているルミナスワンだと思います。
しみの治療をしていますと避けて通れないのが「肝斑」です。中年過ぎの女性で全く肝斑がない(潜在性肝斑も含めて)患者さんって、一体どの位おいでだろうと思っています。
潜在性肝斑も含め肝斑が多い現状を考えると、いわゆるプリセット型の光治療器(オートマテック型の光治療器)は使用出来る方は限られてしまいます。
しみが気になる年齢の方に安全に光治療をするためには、やはりカットオフフィルターがついている機械でなければ充分ではないと考えて、美夏クリニック http://www.mika-clinic.com ではルミナスワンを導入しました。
それで今回のユーザーズミーティングの討論です。
ハイドロキノンやトランサミンなどのプレパレーションをして、上手く波長とパルス幅、出力(フルエンス)を選択すれば、肝斑そのものも光治療で薄くすることが出来る。
プレパレーションをしなくても、肝斑上の日光黒子(老人性色素斑ーーそばかす様のもの、くるっとした盛り上がりのない色素斑)は、薄くすることが出来る。(勿論プレパレーションをしたほうが安全性は高まりますが)
患者さんにとって、うれしい情報ですね!!
先日「フォトフェイシャルファーストで頬のそばかすを取る」と、スタッフの写真を出しました。同じ人が2年前に、トレチノイン療法をしています。元陸上部、紫外線にあたってばかりいるママです。
色調は撮った場所が違うので、トレチノインの為にピンクっぽくなったわけではありません。
トレチノイン療法とフォトフェイシャルファーストを比較してみましょう。
この赤い枠の中が一番効果が高いですね。(この写真は治療前)
同じ顔の中でも、薬の吸収する量は場所によってずいぶん異なります。額やフェイスライン、鼻の周囲は吸収が悪いんですね。すると鼻や鼻の横の部分がどうしても色が残りやすい。
めがねのノーズパッド(鼻でめがねを支えるところ)のあたるところは、どうしてもこすれてしまうのでしみになりやすい。でも結構トレチノイン療法では取りにくい時がある。
フォトフェイシャルファーストだとこちらの赤い枠の中の効き目が高い。(こちらは治療後、上から2番目の写真と比較してくださいね。) 頬の高い部分は、肝斑がなければ、シャープに照射できるのですが、この部分はかなりリスキーです。そうすると比較的鼻に近い場所の方が、しみ抜きされていて、頬の高い部分は回数がかかる。
この比較ではトレチノイン療法は7週くらい経過したあとで、フォトフェイシャルファーストのほうは、照射後2週間。普通、フォトフェイシャルファーストでは7週のうちに2回または3回照射します。この画像では1回のみの照射です。言い換えると、期間あたりの結果ではありません。
30歳女性
自転車で通勤、こどもの送り迎えをこなす元陸上部のママ。
サンバイザーをかぶり、日焼け止めをしっかりつけて生活しているはずなのですが、そばかすが治療で消えたと思うと、再燃し、また治療を受けるという繰り返しです。美夏クリニックは、美夏Dr.もアウトドア好きですぐ真っ黒になってしまうのですが、類は友を呼ぶのか、スタッフも同じような人がいますね。
でもサンプルとしては、すぐ黒くなるので、色々試せて良い。(ごめんね!!)
照射前の写真です。
角度が一緒でなくてすみません。
照射4日目 頬に小さな痂皮(かさぶた)がついているのが分かりますか?
照射後1週間 頬の高い部分はまだ残っていますが、かなりきれいになっていますね。
UVカメラはブラックライトを照射して取る写真です。表皮内メラニンを強調して映し出します。臨床的には、しみの元となるメラニンのある深さを判定するのにも使用します。そのほかに、光治療が照射の仕方によっては、肝斑を悪化させるというデータが出てからは、肝斑やまだ眼には見えないけれど隠れている肝斑を見逃さないために、使います。
さて、この女性に肝斑があるかどうか
少々議論があると思います。
昨日の従妹の写真はしみの治療におけるQヤグレーザーの結果としてお見せしました。もう少し詳しく説明します。
この写真の中で赤い矢印は脂漏性角化症です。こちらは、炭酸ガスレーザーを照射しています。小さな膨らんだしみには炭酸ガスレーザーが一番早くて確実です。
黒の矢印が、Qヤグレーザーです。こちらもすっきり取れています。
矢印がありませんが、眼のすぐ横や瞼の外側の小さな黒味の強いしみもQヤグレーザーを照射していると思います。
青の矢印が肝斑です。ぼわーっと見えるのがお分かりいただけるでしょうか?鑑別診断の難しい場合が結構あります。この頬の一番高い部分にしみがあると、これがレーザーや強力な光照射をしてよいかどうか難しい部分です。
顔全体はキュテラ社のライムライトを照射しています。キュテラ社の好意で1月に10日間デモンストレーションしていただいて照射しています。ライムライトはIPL、光治療器でカットフィルターのないタイプです。そうするとこの青の部分については弱く照射するか、さもなければ照射しません。
もしルミナスのフォトフェイシャルファーストであれば、640nmのフィルターを使用して照射するということになります。
1回のみのコンビネーション治療(炭酸ガスレーザー:赤矢印、Qヤグ:黒矢印、IPL=光治療:全体)で、8か月後。
ちっとも顔を見せてくれないので、一体どうなっているのかと思いましたが、結果は良好です。
ただ、左は紆余曲折がありました。次回続きをお楽しみにね!!
秋風が吹くと、そろそろしみ治療の時期です。以前にアップした記事に手を加えさせていただいて公開します。
しみは種類や治療方法が様々です。
美夏クリニック http://www.mika-clinic.com のウェブサイトでもご紹介しております。 http://www.mika-clinic.com/kamoku/geka04.html
表皮内メラニンによるしみについて書きました。照射する治療の適応があるしみについて、ご参考までによければお読みください。
肝斑や炎症後色素沈着は、トレチノイン+ハイドロキノンを塗る治療がお勧めです。トランネキサム(トランサミン)内服+ハイドロキノン外用+イオン導入という方法でも良いと思います。
Qレーザー照射
しみの部分に照射するもので、確実性が高い のですがその部分のみの治療です。照射後10日間テープ(ハイドロコロイドの創傷被覆剤)を貼らなくてはなりません。照射してしみが取れた後しばらくしてから、炎症後色素沈着(レーザー焼け)といって、色が黒ずむことがあります。炎症後色素沈着は6か月から1年で消失します。
トレチノイン+ハイドロキノンの二つの薬を塗る治療
赤くなり乾燥してむけるという時期があります。 複数のしみや顔の広い面積にぱらぱらあるしみに向いています。毛穴がしまり、皮膚のはり感も得られます。
Obagiのクリームプログラム
フルフェイスでトレチノインとハイドロキノンを毎日家で塗るというプログラムです。1クール6週で3クールが基本(4か月半)です。顔全体が赤くなり、口の周りが剥けて乾燥するという辛い時期があります。 トレチノイン量が多いので、大変な分、結果は一番良く個人差が少ないプログラムです。
トレチノイン療法(東大吉村先生による)
しみの部分のみに2種類の薬を塗るプログラムです。1クール8-12週、場合によって2クールします。頬にしみがある人が多いため、Obagiに比べると皮膚の剥けが少なくメイクで隠しやすいのがメリットです。紫外線を浴びると返って悪くなることがあります。結果に個人差が大きい。とても結果のよい方とあまり効果が見られない方がいます。
トリプルAジェル+ハイドロキノン
レチノールがトレチノインの代わりに使用するというのは、医師にとっては常識外。でも、美夏Dr.の顔は結構トレチノイン並に効いていた。このシーズンは少しずつ取り入れてみようと思っています。穏やかですが、油断して紫外線にあたってはいけませんよ。
フォトセラピー(光治療)
使用機械はメディラックス ルミナスワンのフォトフェイシャルファーストです。
原則3週毎に5回を目安に照射します。
光治療は顔全体に照射する治療方法で、お顔全体の茶や赤の色を薄くし、全体の色を整えます。
メディラックスは肝斑のない、メラニンが表在性にある方のみに適応があります。
ルミナスワンは、出力波長パルス幅など自由に設定が出来、プロ仕様の機械です。設定により、どのような患者さまにも照射可能です。
光治療はテープを貼る必要がなく、炎症後色素沈着もミニマムで済み、社会生活への影響があまりありません。とはいえ、レーザー並に鋭く照射すれば、当然痂皮はしっかり形成され、炎症後色素沈着は起こります。取れないしみや薄くなっただけのしみが残ることがあり、繰り返しの治療が必要になることがあります。
ひとつだけ目立つしみのある方は、レーザー治療がお勧めです。
皮膚の性質は千差万別です。日々のスキンケアの方法や紫外線を浴びる量も人によりかなり違いがあります。炎症後色素沈着が強く出る人、トレチノインが効きやすい人や効きにくい人、テープや治療中の赤み乾燥が辛い人平気な人、皆さまの条件は様々です。患者さまのご希望やしみの種類、治療の進み具合で治療方法を選択し、変更してゆきます。ご希望や心配な点は、医師やスタッフにお気軽にご相談ください。
また、しみ治療はメラノサイトを破壊する治療をしているわけではありませんので、再発するものです。治療中は勿論治療後も、皮膚は紫外線にあたらないよう、こすらないよう注意なさってくださいませ。
ルミナスワンのフォトフェイシャルファーストの写真を、ルミナス社からお借りしてお見せします。フォトフェイシャルファーストは光治療器のなかで、最初に開発されたルミナス社の機械の最上級モデルです。光治療は色々な色が混在している方に適応があります。今回は赤みの目立つ方にIPL(フォトフェイシャル)で治療した例です。
照射前
赤みは血液ー赤血球の色です。血管はくもの巣?ありの巣?のように身体の中をはりめぐらされています。その赤い色に吸収される波長の光を選んで照射すると、血管の赤いところで熱が発生します。それで血管が収縮して少しずつ赤みが取れてゆきます。
治療上最も大事なことは、赤くなるような疾患や生活習慣がないかどうか診断し、再発しないようにすることです。血管が拡張するから赤くなります。血管が拡張するのは、どうしてでしょうか?その場所に酸素を多く供給しなくてはならない何かがあれば、当然身体は血管を拡張して血液が多く流れるように働きます。
1、接触性皮膚炎や脂漏性皮膚炎などの湿疹や他の疾患が隠れていませんか?
2、スキンケアで皮膚を刺激していませんか?洗いすぎ保湿しすぎやメイクで赤くなってしまっている方をよく拝見します。
3、赤くなりやすい皮膚の性質をお持ちの方もおられます。
レーザー治療も光治療も赤い色に反応する波長を選び、赤い色に照射されると熱が発生して、赤みを取ってゆく治療方法です。皮膚が酸素を一杯必要とする状況(つまり刺激か原疾患かで炎症が起こっていると)だと、身体は治療後も酸素を供給するために血管を拡張します。それが身体に必要なことだからーーー。身体からみれば治している訳です。(患者さんから見れば再発ですけれどーーー)
是非赤くならないスキンケア指導を受け、適切な治療をした上で、赤みを取る治療を受けてくださいね。
この方のように皮膚の浅い部分に、皮膚のベースの色とコントラストが強い色が多数ある方は光治療の最も得意とするところです。
フォトフェイシャルファーストの照射面(皮膚に直接触れるサファイアヘッド)は15x35mmと8x15mmの2種類の大きさがあります。鼻から頬へカーブが微妙に変化しているところは、照射面をきちんと皮膚に接触させるのが難しい場合があります。写真を拝見すると凹面の部分も小さいヘッドで綺麗に照射されていますね。
肝斑のある方では、肝斑を悪化させないように柔らかく照射してゆきます。
フォトフェイシャルはリスクが低い治療だと思いますけれど、それでもハイドロキノンを照射する1月位前から1日2回薄く塗っている方が安全性は高くなると思っています。
美夏クリニック では、夏でも出来るしみ治療として、ルミナスワンのフォトフェイシャルファーストの出番が多くなっています。フォトフェイシャルファーストは、いわばハンドピースを7つもつ光治療器です。
美夏DR.は、波長の選択が簡単にできなければ、細かくこだわった照射の仕方を実現することは出来ないと実感しています。
ルミナスワンはもともとハンドピースが3つ。写真でご覧のとおり。右がフォトフェイシャルファースト、真ん中がアルマ(FACES)、左がロングパルスヤグレーザーのハンドピースです。
この右の光照射用ハンドピース1本の先端のフィルターを入れ替えるだけで、光治療器7本分の波長が可能です。
ルミナス社のナチュライトです。本体の上にハンドピースがついていますね。ナチュライトのハンドピースは3つ。波長を変えたいときには本体からこのハンドピースをガチャンガチャンと取り替えます。
ルミナスワンに搭載されたフォトフェイシャルファーストのハンドピースヘッドの写真。
ルミナスさんの資料なので画像もきれいですねえ。手を持つ部分の下に直方体のガラスのような部分が見えます。これがライトガイドといって、サファイアで出来ています。このヘッドで皮膚を冷やしながら光を照射します。
下の写真は波長を変えるためのフィルターです。7つフィルターがあります。
ヘッドの反対側です。今640nmのフィルターが入っています。
フォトフェイシャルファーストのフィルターは手元で簡単に変えられます。
例えば、同じお顔のなかで顎の部分は光をメラニンにシャープに効かせたいとなれば、例えば560nmの波長で照射し、頬の上のほうには隠れ肝斑があると思えば(肝斑年齢の方でも)640nmで照射する。とか、全体に赤みがあるので全体を590nmで照射しておいて、しみの部分だけにスポットで515nmで照射する。
そんな場所と状況に応じた細かい設定が、医師にとって何のストレスもなく行えます。言い換えれば 波長の選択が簡単にできなければ、細かくこだわった照射の仕方を実現することは出来ません。
現在美夏DR.は同じ方に1回照射させていただく時でも、平均して波長は3-4種類変えています。それに加えてパルス幅出力の変更も画面で簡単に行えます。
照射する医師の技量が問われる治療だと思います。
美夏DR.は、フォトフェイシャルファーストが使いこなせるところまで、スキルアップしたと自負しています。
posted at 2007/06/20 16:56 | kojitomika |
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ルミナスワンのフォトフェイシャルファーストでは、波長をカットするフィルターが7個ついています。
波長については、短い波長ほどメラニンの色にシャープに反応します。メラニン吸収曲線ってのがあるのですが、これが右下がり。ミソは縦軸が対数なんです。
短い左寄りの波長ほど反応性は良いのですが、問題点は、肝斑や炎症後色素沈着などは、悪くしてしまう。 一般的には肝斑などには640nm以下の波長を当てないようにしましょうと言うのがコンセンサスです。
結構隠れ肝斑の方ってたくさんおいでです。注意しながら、本当に丁寧に照射していても、フォトフェイシャルファーストのようなカットフィルターがないと限界があるんですね。
それでフォトフェイシャルファーストで照射
絶対肝斑ではないというしみの部分に、シングルパルスでエネルギー量を高くして、しかも515nmというフィルターでパルス幅を短くして照射すると、レーザーに近い形で照射できます。(これが気持ちがいい)
血管拡張など、赤い色に対しての治療では590nmくらいのフィルターを選択し、じわっと熱が入るように少々パルス幅を広くしてあてていきます。エネルギー量はその血管径によって。まあしっかりした血管ならば光を照射したあとに、同じルミナスワンの中のロングパルスヤグレーザーを、ポイントで照射するなんて裏技も可能です。
肝斑上にあるパラパラとおちている雀卵斑や日光色素斑などですと、640または695nm以下の波長をフィルターでカットしてまず全体を照射する。フィルターを左のほうに変更して、周辺を閉鎖して高エネルギーでスポット照射をする。なんてリスクを最低限に、効果を最大限になんてことも可能です。
思わず美夏DR.が気に入ってしまって、無理をして導入しただけの結果が得られると思っています。
美夏クリニック http://www.mika-clinic.com
もちろん光治療の特徴は、ダウンタイムが無い、炎症後色素沈着が最低限、つまり患者さんが楽で、全体の色調を整えてゆくことにあります。
posted at 2007/05/31 08:38 | kojitomika |
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光治療器で施行する治療を、フォトセラピーと言います。フォトフェイシャルは、光治療器のなかで、一番最初に市場に登場したルミナス社の光治療器です。
つまり食品をくるむのラップは、ワンラップとかサランラップとか素材もメーカーも色々ありますが、サランラップは旭化成という会社が作っているラップを指します。同じように、フォトフェイシャルはルミナス社の光治療器ナチュライトによるフォトセラピーです。
7年ほど前に、ルミナス社の元祖光治療器「フォトフェイシャル」がナチュライトという機械で登場しました。そして2年前ナチュライトがアップグレードされたルミナスワンが発売されました。光治療器のみではなくて、他の治療器をも搭載された複合機です。
この複合機は今の流行りですね。キュテラ、アブソルート、ジェイメック(シネロン)のE-MAXなどたくさんの種類が出回っています。
そのルミナスワンの中の一つの機能がフォトフェイシャルファーストという光治療になります。何とややこしい。
フォトフェイシャルファーストの一番の特徴は、マニュアルタイプの機械ですと前回お話しました。
例えば今まで美夏クリニック http://www.mika-clinic.com で使用していたパロマー社のメデイラックスという光治療器ですと、ハンドピースを一つ選べば、後はボタン9つの選択です。ハンドピースが色々選べますというのですが、結構付け替えが大変。メディラックスはシングルパルスと言いまして、光がワンショットで一回出ます。また、波長はハンドピースに固定され、パルス幅とエネルギー量はもともと設定された9つからの選択。
まあ簡単なんですけれどーーー。
脱毛とニキビ治療では、メディラックスをずいぶん使いました。今後も特に赤いニキビのためには積極的に使ってゆきます。また、機械そのものもほぼ減価償却が終了する時期にかかってきていますので、適応のある方には比較的お手ごろの値段で治療が提供できますので、にきびに限らず、赤みなどの色の気になる方、肌質改善にも照射させていただきます。
美夏クリニック http://www.mika-clinic.com
posted at 2007/05/30 18:37 | kojitomika |
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