予防接種の最近のブログ記事

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 昨年に引き続き武蔵野市の一部公費負担による肺炎球菌の予防接種がお受けになれます

1、実施期間  平成20年6月2日から3月31日まで
2、対象者  武蔵野市民で65才以上の方 
3、接種回数  生涯で1回のみ
4、実施場所  市内指定医療機関  (美夏クリニックも指定医療機関です)
5、自己負担  5,000円 生活保護受給者はなし
6、人数  1000人(先着順)
7、申し込み 5月1日から保健推進課へ直接電話か郵便で 0422-51-0700

保健推進課から予診表を受け取って、電話でご予約の上指定医療機関におかかりください。予診表がないと受けられません。
 
 なお美夏クリニックは、任意接種(自己負担による接種)もお受けになれます。こちらも予約が必要です。

前回筑田Dr.の書いた記事を以下に貼っておきますね。
肺炎球菌ワクチンの勧め  (Dr.筑田)

 風邪の原因は多くはウイルス感染によるもので、大抵は重症になる事も無く経過が良いものです。

  しかし、体力の弱っている人、高齢者、糖尿病、慢性腎疾患、喘息の人では注意が必要です。 合併症としての肺炎を併発し、不幸な転機をとることもありうるからです。 日本人の死亡率で肺炎は第4位を占めていることからもお判りのように、抗生剤があっても治し得ない例も多いのです。


細菌性肺炎の原因は肺炎球菌によるものが多く、しかも抗生剤の乱用も原因し、最近ではペニシリン、セフェム系に耐性の肺炎球菌が30-45%と増加していて、治療を困難にさせています。

 これに対してはどのように対処すべきでしょうか?

 体を常日頃丈夫にし、抵抗力を高めておく事は勿論ですが、肺炎球菌に対しての免疫能力を確保しておく事がもっとも大切です。 すなわち肺炎球菌ワクチンをしておく事が命を守る事になるのです。

 肺炎球菌は80種類以上ありますが、肺炎球菌ワクチンで得られる免疫能はその中の23種類に対してです。 しかし、この23種類は肺炎球菌原因菌の約80%をしめていますから、肺炎球菌原因の80%をカバーする事になります。 一回のワクチン接種で高率に免疫能力を獲得し、5年間はもちますので、高齢者は積極的に行うことをお勧めします。 自治体によってはワクチン接種の補助が出ていますので、問い合わせしてみてはいかがでしょうか。 

この画像は、実は肺炎球菌ではありません。素材辞典のなかの、「金星火山性ドーム」だそうです。

もっとよい画像があれば良かったのですがーーー。

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百日咳の発症が過去10年間最高レベルで増加していると報告されています(4月23日:日経メディカルニュース)。

 主に成人の間での流行が目立ち、以前三種混合ワクチンを受けた人での発症も報告されています。 これは昨年、麻疹が学生間で流行したのと同じような傾向です。

 予防ワクチンは接種後5-10年間その効果を維持しますが、年を経るのと共に次第に抗体値は低下していきます。

 百日咳の集団感染は昨年香川大学医学部の学生間で起こり、職員学生の全員に抗生剤の予防的服用がなされました。

 百日咳は百日咳菌による感染症で独特な咳発作が2週間以上にわたって続きます。

 ワクチン接種がなされていませんと幼少児では重篤化し、高い死亡率を示しています。

 三種混合ワクチン(DPT)が徹底されるようになり死亡率は低下したものの、予防接種を完了していない人、あるいは経年で百日咳菌への抗体が低下している方は感染する危険が高まっていますので注意が必要です。

 幼児を守る観点からも成人での百日咳抗原に対しての抗体価を測定し、認められない人はワクチン接種を考慮した方が良いと思います。また、咳が異常に長引く場合は百日咳感染症も考える必要があり、医療機関で検査する事も考慮しましょう。

  美夏Dr.から

さて明日から4連休ですね。美夏クリニックは6日火曜日には美夏Dr.の外来はさせていただいています。皆さまどうぞ楽しい連休をお過ごしくださいませ。それでは6日までごきげんよう

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 前回ハイドロコロイドは炎症がなければ貼り替えなくてよいと、お話ししました。

 ちょうど翌日そのテープがふやけたので、お見苦しくて恐縮なのですが、写真をお見せします。

 この白くふやけた部分は、傷からでる浸出液(白血球や炎症惹起物質など)とハイドロコロイドの溶けてきたものが一緒になっています。このような状態であれば、ふやけて貯まっているのは膿ではありません。

 テープ周辺を含めて全体が赤く腫れたり、痛みが出てきたら、受診が必要です。ちょっと足をお見せするのが恥ずかしかったので、画像は小さくしました。

 ところで武蔵野市の定期予防接種について、追加があります。7才6月未満のお子さんで一度も麻疹風疹ワクチンを受けていない方は定期接種でワクチン接種が可能です(つまり公費負担で)。

 武蔵野市健康福祉部健康課0422-51-0700におたずね下さい。ウェブはこちら

 武蔵野市のページにも、「麻しんは大人になってからかかると重症化する病気です。かかった方のうち1000人に1人は死亡するとも言われています。自分がかからないのはもちろんのこと、他人にうつさないためにも是非この機会に麻しん予防接種を受けてください。
 なお、上記対象者以外の方も過去に麻しん予防接種を受けていないことが明らかな方や、受けたことが不明で心配な方は自費になりますが接種をお勧めします。特に、学校関係者・保育所関係者・医学系・教育系の関係者の方たちは自分が接種しているか又は罹患しているかを確認して、罹患していなくて未接種の場合は必ず接種を受けるようお願いします。自分が勤務等をしている施設で麻しんをうつさないためにも必要なことだと思います。」とあります。

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 昨年麻疹(はしか)が流行しました。

 このシーズンも既に年末から患者数の報告があり、この連休明けからの流行が懸念されています。

 日本では2012年までに麻疹排除するという計画が策定されました。

 この4月から麻疹の定期接種(公的負担による接種)1歳から2歳未満年長組の一年間中学校1年生高校3年生の4回です。年長、中、高校生の該当者には武蔵野市では3月のうちに問診表が送られていると思います。

 定期接種のワクチンは麻疹と風疹の混合です。

 麻疹(はしか)は、一人発症すると12人が感染し、10人に4人は入院、1000人に一人は死亡するという重症な感染症です。

 2008年の流行では中高校生に多く見られました。

 定期接種は先にお話した年齢のみですが、自費の任意接種は、どの年齢の方でも受けられます。はしかにかかったことのない方はお受けになっておいたほうがよいと思います。予防接種を過去に受けていても、免疫がつかなかった方、免疫が弱くなった方も対象となります。

 昨年は武蔵野市近辺の病院で随分はしかの患者さんが入院されていたと聞きました。麻疹は予防接種以外の手段では防ぐことが出来ません。また対症療法以外に薬はありません。

 美夏クリニックでは、麻疹風疹混合ワクチンおよび麻疹単独ワクチンの準備をしています。任意の接種および武蔵野市の定期接種が可能です。

 昨年はワクチンの入手が難しい時期がありました。もしご希望の方は電話で予約の上おいでください。

 
麻疹についての国立感染症研究所のビデオはこちらから見られます。

武蔵野市の予防接種のページはこちらです。

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美夏クリニックでは、予防接種を積極的にお勧めしています。その理由は、過去のブログでも述べさせて頂きました。こちら 

ワクチンの勝利と題して、USAのエビデンスも書かせて頂きました。こちら

 それで昨夜肺炎球菌ワクチンを、美夏Dr.も筑田Dr.も接種致しました。肺炎ワクチンの記事はこちら

 接種後数時間後の美夏Dr.の左上腕です。いやあ、かなり腫れましたね。本日は左手が使いにくい。ここまで予防接種で腫れたのは、はじめてです。

 何が私の接種部位をここまで腫らせたか?

1、ワクチンにはいっている添加物や製造過程で使われているものにたいする反応

2、肺炎球菌の莢膜由来成分(抗原そのもの)による反応

の2種類が考えられます。特に2については過去に肺炎球菌ワクチンを受けていれば、しっかり抗体が存在してきちんと反応しちゃったという可能性が示唆されます。美夏Dr.は以前に接種した記憶はない。(ものすごく多忙なので、恥ずかしながら接種歴を忘れちゃったという恐ろしい可能性は残されていますがーー)

 肺炎球菌ワクチンは、23種類の肺炎球菌にたいして一般的に5-7年効果が期待されるとなっています。これだけ腫れているのであれば、もっと持つかな?美夏Dr.がこの10年くらいの間に、肺炎球菌で死亡するリスクはかなり低そうです。(補足すれば、添加物にたいしての反応は他のワクチンでこんなに腫れたことがないため否定的と思っていると言うことです。)

 局所(接種部位)の反応としてはかなり強めだと思います。このくらい腫れてしまえば、その日は安静にして他の全身症状があれば(悪心嘔吐、蕁麻疹など)ただちに、全身症状がなくても翌日には、医療機関を受診しておいた方が無難でしょう。

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それに対して、筑田Dr.の接種部位。

 ほとんど反応なし。ちょっと赤いだけ。筑田Dr.はぼそっと、「肝炎のワクチンも接種しても抗体が陽性にならないんだ。免疫全然働いていないのかな?」

美夏Dr.「鳥インフルエンザの死亡は、サイトカインストームだって言うでしょ?だから免疫のよく働いている若年者の死亡率が高い。センセは新型インフルエンザが流行っても、免疫の嵐に巻き込まれずに生き残るんじゃあないの?私は真っ先にやられそうだけれどーーー」

 それにしても、自分自身の写真がどんどん症例写真になってゆく現実は、ちょっと喜べないーーー。

 

 今朝この写真をスタッフに見せた途端、接種してくれたナースWの顔がこわばり真っ青になりました。この気持ちって、医療従事者は分かりますよね?まず最初に、「私って何か悪いことしたかしら?あのときはこうしてああしてーーー。何か手順を間違えたかしら?」ぐるぐる頭の中を駆けめぐります。医師も同じです。

 色々な方に色々な治療をしますので、それこそ色々な事が起こります。でも最初に自分自身の職責がきちんと果たせたかどうかが気になります。医療従事者の宿命です。

 ナースW、驚かせてごめんなさい。あなたの問題ではなくて、私がワクチンに反応しちゃっただけでした。

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 2008年の麻疹累積報告数というのがあります。

 第5週までに全国で1556例の報告があり、その中で東京都が125例神奈川県が595例です。

 本年1月より医療機関は麻疹と診断した場合、全例報告することになっています。ですから、前年と比べて多いのかどうか分かりません。また国立感染症研究所のウェブサイトも探してみたのですが、昨年との比較は見つけることが出来ませんでした。

 ただ、どうやら首都圏では少なからぬ数の報告があるようですね。
http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/pdf/meas08-06.pdf

 年齢別に拝見しても、10代をピークに30代までは相当数の患者さんが出ているようです。

 麻疹(はしか)は重症化することのある病気です。

 特に子供の時にはしかにかかったことが無い人は当然リスクが高いですし、予防接種を1回受けただけの方も免疫が低下していて、罹患する場合があります。春からは流行やすい時期です。過去にはしかにかかった事が確認出来ない方は、予防接種をした記憶がある方でも、抗体価をチェックし免疫がないようでしたら、予防接種をなさった方が良いと思います。予防接種のリスクは低いと考えていますので、診察の結果抗体価を測らずにワクチン接種をさせて頂くことも可能です。

 美夏クリニックでは、ワクチンがあと3本なので週が開けたらまた注文しなくちゃ。

 美夏クリニックブログの予防接種の記事はこちら http://mika-clinic-blog.com/cat70/cat78/

こんな記事を書いていたら、配信されてきた医療ニュースでUSAで日本から輸入されたはしかで6人発症したんですって。やれやれですね。

 

 

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 麻疹(はしか)が昨年10-20台の若い人を中心に流行りました。今年もすでに秋田などで流行っているというニュースがあり、この春以降の流行が懸念されています。

 日本は麻疹(はしか)輸出大国とされ不名誉なことです。

 厚生労働省は、2012年の麻疹排除(Elimination)を目標に、「麻疹排除計画」が作られ、来年度(2008年4月)以降の予防接種スケジュールが決めました。国立感染症研究所によるスケジュール表はこちら

 麻疹(はしか)についての大きな変更点は、今後5年間中学1年生と高校3年生にあたる人に対して定期予防接種をしましょうということにあります。1歳から2歳の間の定期予防接種に加え、昨年小学校就学前の1年間の内に1回という追加がありました。

 合わせて4回予防接種の機会が定期予防接種としてあると言うことになります。(時期のずれがありますので、同じ人に4回と言うわけではありません。)

 定期の予防接種というのは、公的な費用で接種しますということで、その年齢に当てはまらない方でも、自己負担による任意接種は可能です。

 美夏クリニックの予防接種についてのページはこちら  

 かなり麻疹(はしか)については、書きました。ムーバブルタイプは、構造を変えやすいところにメリットがあります。ところが、ページの移動に時間がかかるので、読みやすいように変更するのが割に面倒です。過去のアーカイブが引きにくくなっているので、どこかで工夫しようと思っています。もう少し待って下さいね。

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 春の行楽シーズンまであと一月。レジャーあるいは勉強目的で海外にお出かけになる方が多いことと思います。卒業旅行にという学生さんもおいでですね。

 予防接種のため美夏クリニックを訪れる方は、色々聞いてみるとワクチンのことをある程度前もって調べていて免疫の話も良く理解してくださいます。つい若い方には大学生への講義のようになりがちです。

 ワクチンは免疫反応を利用した感染予防対策で、自分たちを自ら守るため是非知っておきたい知識です。

 日本に住んでいると、海外も日本のように安全で、空気も水もあるいは食べ物、感染症の危険にも気を配る必要が無いように思ってしまいがちです。 しかし、外国では全く予想しない危険が潜んでいる事を予め現地情報で知って行動する事をお勧めいたします。例えばこちら (外務省のページ)

 日本脳炎、A型及びB型肝炎、ポリオ、ジフテリア、麻疹、黄熱、破傷風や狂犬病などはワクチンで予防可能ですが、コレラの予防効果は充分とはいえません。 マラリアのワクチンは今のところありませんので長期滞在の人には抗マラリア薬の用意が必要かもしれません。

 昆虫や寄生虫には特に注意が必要です。 中国揚子江や、エジプトのナイル河流域では住血吸虫感染が多く、遊泳中に皮膚、粘膜から進入し感染するので注意が必要です。 その他、昆虫による代表的な感染症では、蚊によるマラリア、吸血バエによる難治性の皮膚潰瘍、眠り病などもあり、危険がいっぱいです。鳥インフルエンザについての、渡航についての情報はこちら

 そろそろ春の旅行を計画している方もお出での事と思いますが、旅行に先立って予防対策を考えておく事をお勧め致します。

筑田Dr.の予防接種のお話はこちら

 

ああそうだ!秋田県ではしか(麻疹)が流行しているそうです。今年もかなり流行りそうだという予測を国立感染症研究所でもしているようです。

 IPアドレス別に数えてブログ訪問者数が2500を本日超過致しました。読んで下さってありがとうございます。MTのブログに移行して5ヶ月、少しずつアクセス数が増えてきています。ちょっと過去のアーカイブなどの整理が遅れていて、重要なのに埋もれてしまっている内容もあります。どこかで時間があれば(いつ時間があるときが来るのかーーー、ため息ですがーーー)少し整理をしたいと思っています。

 本日武蔵野市医師会より、武蔵野市による高齢者一部負担による肺炎球菌ワクチン予防接種が定員に達したため終了したとのFAX連絡が入りました。来年度も実施予定だそうです。詳しくは 武蔵野市保健推進課 0422-51-0700にお尋ねください。

 美夏クリニックでは、任意接種(自己負担による接種)については実施しています。お電話でご予約くださいますようお願い申し上げます。

 大事な予防接種ですので、お勧めします。美夏Dr.も昨秋受けました。

 肺炎球菌ワクチンについて詳しい内容はこちら
 

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 個々の人がワクチン接種を受けるかどうかは、疾病にかかるリスクとワクチン接種の合併症のリスクでどちらが得かで決めることになります。疾患の重症度が高くて、ワクチン接種のリスクが低ければ、接種をしたほうが好ましい。

 大きな集団での損得を考える分野を、公衆衛生といいます。感染症(病原体)そのものが無くなれば、その感染症にかかる個人はなくなります。また感染症の発生率が下がれば、その疾病に感染する確率が下がります。

 その大規模な集団でワクチン接種が有効であったかどうかを検討した論文がJAMA.2007Nov 14;298(18):2155-63に発表されました。抄録からご紹介します。JAMAはUSAの医学雑誌です。

 比較検証された疾患は、ワクチンで予防可能な13疾患です。ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、はしか、流行性耳下腺炎、風疹、侵襲性インフルエンザ桿菌b型(Hib)、急性B型肝炎、A型肝炎、水痘、肺炎球菌性肺炎そして天然痘です。
 これらの罹患率、死亡率について最近のデータ(2004年、2006年)と、代表的な過去の臨床比較データと比較して検証しています。結果は1980年にワクチンによる予防を薦める以前と比較しています。

 

1、ジフテリア、風疹、百日咳と破傷風では罹患数では92%、死亡率では99%以上の減少を認めた。

2、地域流行性のポリオ、はしか、風疹の流行は米国から排除された。

3天然痘に至っては世界中から絶滅させた。

4、その他の疾患では1980年来80%以上の減少を認めている。

5、そして、肺炎球菌性肺炎では34%の罹患者減少、25%の死亡率減少を認めた。

 

 この様にワクチン接種は病気を未然に防ぐ最も強力な手段である事が検証されています。

 今年は例年より早くインフルエンザ流行期が始まりましたが、ワクチン接種を早く済ませておいた方が自分を守る最善の手段です。 特に受験生、高齢者、慢性呼吸器疾患、糖尿病、慢性腎疾患や慢性肝炎の方、そして免疫不全の可能性ある人では1回のワクチンより、2回接種がより予防効果が確実と思います。

 海外旅行予定者も、飛行機内では呼吸器感染しやすいため、早めの対策をお勧めします。 旅行地域によってはインフルエンザ以外に、肝炎、日本脳炎、破傷風のワクチンも考慮した方が良いでしょう。

  私たちの体には自然治癒能力があります。 感染症では、細菌やウイルスなどの病原体が体内に入り込むと免疫機構がはたらいて、その病原体を駆逐し、傷んだ部分を修復し、元の元気な身体に戻してゆきます。反対に敵(病原体など)の勢力があまりにも強力なときには、防衛能力も及ばず身体は降伏し、死んでしまいます。

免疫はいわば生き物の身体を守る軍隊です。

免疫機構を高める方法ーーそれがワクチン(予防接種)

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 ワクチンの接種はいわば予行演習。少量で場合によって活性を抑えた病原体を身体の中に注射で入れるのがワクチン。身体(免疫)が勝つように設計されています。

 敵の性質を一度ワクチンで学ぶと、免疫という軍隊はその病原体に対して戦う効果的な戦術を身につけます。武器の数(抗体など)も増えます。そして再度その病原体の進入があったとき(本番ですね)には、速やかに防衛体制をとり強力に病原体を排除します。

 この仕組みは免疫と呼ばれ、コンピューターシステムのように極めて精巧にプログラム形成されています。 この仕組みを最初に応用したのが1879年にジェンナーが行った種痘です。(天然痘に対して)

 

 医学の進歩により、感染症の原因として多様な細菌やウイルスの発見が発見され、治療薬として、ペニシリン等の抗生物質が発見され、細菌感染症の多くはある程度制御できるようになりました。しかし、ウイルスに関しては、まだ完全に制御できる段階には至っていません。

  抗ウイルス薬がまだ限られている上、ウイルスは突然変異によって形を変え、薬にたいする耐性を持ちやすい(効いていたはずの薬が効かなくなる)からです。そのためウイルスによる疾患や強力な毒素を持った細菌による疾患では、ワクチン接種が大きな効力を発揮します。

 2007年11月号の米国の医学雑誌JAMAに、これらワクチン療法の効果が検証発表されていました。次回説明します。

今年は流行が早いと書きましたけれど、北海道で警報がでたようですね。

http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html

 予防接種はお済みですか?
鳥インフルエンザがヒトで中国で確認されていますし、韓国では飼育されている鳥から検出されているそうです。
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/map-ai2007/tori071126.gif

 もちろん予防接種は鳥インフルエンザには効きません。でも発症初期にはどちらだか分からない場合が多いので、せめて普通のインフルエンザは予防出来た方が好ましいと思います。


追加
国立感染症研究所では、今月の内にも全国的なインフルエンザの流行の可能性がある。早い予防接種するようにと、よびかけています。

 9月頃より時々インフルエンザおよびインフルエンザ様感冒のニュースを拝見していました。今年は通年より1月くらい流行が早そうです。沖縄では夏の間のインフルエンザの流行もあったようで、この2007-2008年のシーズンのインフルエンザについては、予測出来ない部分があります。

 予防接種をお勧めしています。流行期間が長い可能性がありますので、早めに1回接種して、1月くらい間を置いて2回目をする方がよいかと思っています。新しい情報が出ましたら、報告しますね。


 今朝クリニックに来てみましたら、コメントを頂いていました。うれしい。
コメントを右のサイドバーで表示できるようにしたいと思っています。ちょっとマニュアルを見ただけでは分かりませんでした。ウイジェットセットのタグをどこかに挿入すれば良いのだろうと思っていますが、まだ分かっていません。もう少し待って下さいね。

夕方までに一番右のカラムに「最近のコメント」というfirst widget setのタグ??を入れることで、欄を作ることが出来ました。同時にカレンダーも作れた!!でもこのタグを入れたテンプレートモジュールは他にも一杯記載があって、それはいったいどこへ消えたのか分からないーーー!?!もうちょっと勉強します

そろそろ風邪のシーズンになってきました。

 風邪の原因は多くはウイルス感染によるもので、大抵は重症になる事も無く経過が良いものです。

  しかし、体力の弱っている人、高齢者、糖尿病、慢性腎疾患、喘息の人では注意が必要です。 合併症としての肺炎を併発し、不幸な転機をとることもありうるからです。 日本人の死亡率で肺炎は第4位を占めていることからもお判りのように、抗生剤があっても治し得ない例も多いのです。


細菌性肺炎の原因は肺炎球菌によるものが多く、しかも抗生剤の乱用も原因し、最近ではペニシリン、セフェム系に耐性の肺炎球菌が30-45%と増加していて、治療を困難にさせています。

 これに対してはどのように対処すべきでしょうか?

 体を常日頃丈夫にし、抵抗力を高めておく事は勿論ですが、肺炎球菌に対しての免疫能力を確保しておく事がもっとも大切です。 すなわち肺炎球菌ワクチンをしておく事が命を守る事になるのです。 肺炎球菌は80種類以上ありますが、肺炎球菌ワクチンで得られる免疫能はその中の23種類に対してです。 しかし、この23種類は肺炎球菌原因菌の約80%をしめていますから、肺炎球菌原因の80%をカバーする事になります。 一回のワクチン接種で高率に免疫能力を獲得し、5年間はもちますので、高齢者は積極的に行うことをお勧めします。 自治体によってはワクチン接種の補助が出ていますので、問い合わせしてみてはいかがでしょうか。 


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この画像は、実は肺炎球菌ではありません。素材辞典のなかの、「金星火山性ドーム」だそうです。

もっとよい画像があれば良かったのですがーーー。

  ちなみに、武蔵野市の場合を書きます。武蔵野市では3月31日まで65歳以上の武蔵野市民 先着1000名様に限り、自己負担金5000円でワクチンの接種をします。生涯で1回限りです。武蔵野市立保健センター内保健推進課0422-51-0700に申し込みをし、予診票を受け取ってください。その上で指定医療機関(美夏クリニックも指定されています)に予約して受診し、予防接種を受けてください。

 美夏クリニックでは、任意接種もしています。予約をお受けしてから、製剤を発注いたしますので、必ず電話予約をお願い致します。

 4月より美夏クリニックでは、麻疹(はしか)の流行についてお話してきました。http://mika-clinic-drs.bblog.jp/category/vaccine/

 その後まもなく若い人々の間で近年に無く多くの麻疹(はしか)発症を認め、多くの大学で休校となる騒ぎとなりました。 麻疹ワクチンもあっという間に入手困難な状況となりました。
 麻疹流行の原因は、麻疹に対してのワクチン接種が徹底されなかった事と、ワクチンは1度すれば終生大丈夫という甘さがあり、予防医療への予算をケチったためと考えられます。
 先進国での麻疹ワクチンは2回が一般的であり、日本ではこの点反省しなければならなかった事です。 昨年から幸い小学入学前までに2回接種となりましたが、今回の流行を受けて、今まで1回しかやっていなかった人も来年度から5年の期限付きで中学1年次と高校三年時に2回目の追加ワクチンを行う方針となったようです(7月9日厚生労働省)。 予算の関係が有ってのことなのでしょうが、なぜもっと早急な対応が出来ないのでしょうか。 ワクチン接種率を上げる事で流行をとめることが出来るのですから、出来る限り徹底した予防対策を考えてほしいものだと考えます。 

 麻疹ではずいぶん休校が出ているようですね。美夏クリニック http://www.mika-clinic.com  でもワクチンの在庫がすぐなくなってしまいます。

 麻疹風疹混合ワクチンは問屋さんに在庫が結構あり、美夏クリニックもまだ余裕があります。

 風疹にかかったことのある人は、単独ワクチンで本来充分です。ただし、混合ワクチンを接種した場合のリスクはあまりありませんので、ご希望の方には混合ワクチンの接種もしております。
 風疹ワクチンを接種してはいけない人は、妊娠中の人と妊娠を近日中に希望しておられる方です。胎児に先天性風疹症候群のリスクがありますから、ワクチン接種後2ヶ月避妊したほうがよいと言うことになっています。

  ただすぐではないけれど、いずれ妊娠希望で、風疹にかかったことのない人は、今のうちに混合ワクチンで免疫をつけておいたほうがよいかもしれませんね。

 4月から、麻疹について書いてきましたが、流行は予想通りとはいえ、大学でこのように休校が増えるようになるとは美夏DR.も思っていませんでした。皆さまお気をつけてくださいね。

posted at 2007/05/22 17:34 | kojitomika

 麻疹(はしか)の流行が続いています。

 10台20台の方の感染が多く報告されています。小さいときに一度ワクチンを接種しただけの方は、抗体価が低下している場合があります。

 麻疹のワクチンが定期接種として2回になったのは、昨年のことです。2回目のワクチン接種が必要だと思います。小学校入学まえ1年間の年齢でない方は、任意接種になりますけれど、予防接種を受けられない訳ではありません。

 かなり麻疹ワクチンは品薄になっているようです。美夏クリニックも、麻疹単独ワクチンは今入手できるワクチンの有効期限が短いために、在庫があるときとないときがあります。何とか入手するように努力していますので、ご希望の方はお電話で予約の上おいでください。
 また麻疹風疹混合ワクチンという製剤もあります。風疹の予防も特に今後妊娠する可能性のある女性には非常に重要です。おかかりの医療機関にお尋ねくださいね。

 美夏クリニックは、本日単独ワクチンが数本届く予定で、麻疹風疹混合ワクチンはまだ在庫があります。

 

 ワクチン接種がなされるようになってから、麻疹の患者さんの数そのものは減少しました。そのため麻疹ウイルスに接触する機会がなくなり、一回ワクチンを接種したあと、その抵抗力(免疫)は低下するばかりで、増強する機会がなくなってしまったんですね。

 今回の患者さんの年齢層を見ていると、そう感じます。

posted at 2007/05/17 08:58 | kojitomika

美夏クリニック http://www.mika-clinic.com のスタッフは、筑田Dr.はじめ皆EIA法で麻疹抗体価は陽性でした。

 だいたい麻疹(はしか)は、予防接種でも罹患するにしても、幼小児期にしていますので、誰でもはっきりした記憶はありません。罹患した記憶がない人は、抗体価を測っておく方が安全ですよね。

 美夏Dr.も開業してこの7月で6年目になりますが、大人で水痘の患者さんを数人拝見しています。

 「ワクチン接種でウイルスに対する抗体ができたとしても、その後そのウイルスに全く身体がさらされないと、獲得された抗体が少しずつ減弱してゆく。敵が攻めてこないと思えば、兵力を維持する意味がないからね。その抗体の量が、ウイルスにさらされた時に予防的に充分量でなければ、発症する場合があるんだ。Secondary vaccine failureという。」
と筑田Dr.は答えていますけれど、水痘でもワクチン接種で抗体量が低下して発症したと推定される患者さんがかなりの数おいでです。


 麻疹はWHOでも根絶が目標になっています。重症化しやすく、感染力の強い伝染性疾患です。ご自分が他の人への感染源にならないためにも、必要な方はワクチン接種をなさった方が良いと思います。

 美夏クリニックの予防接種に対する考え方は、以下をご覧ください
http://mika-clinic-drs.bblog.jp/entry/338981/

 結局医療って、「その個人にとって得か損か」という話になると思います。
 予防接種の場合、接種した場合のメリットとデメリットを天秤にかけて計ることが必要です。罹患した場合のリスクと予防接種における副反応のリスク。

 そしてもう一つ
集団として「得か損か」
天然痘のように根絶されてしまえば、病原体のリスクは皆にとってなくなります。麻疹も根絶が目標です。


posted at 2007/04/25 15:57 | kojitomika |

麻疹が流行っているって言ったって、どうしたらよいの?の続編です。

本日は美夏Dr.が筑田Dr.にインタビューしました。(文責Dr.筑田)
美夏クリニック http://www.mika-clinic.com

「麻疹(はしか)は流行る時期がありますか?」
 例年4月頃から6月にかけて増える。この3月から麻疹の発生が見られていて、このゴールデンウィークで人が移動が多くなるので、麻疹が大流行すると大変だと心配されているんだ。


「こどもの疾患と考えていいのかな?」
 一般的に麻疹は小児の病気と認識されている。ワクチンは、現在1回目が1-2歳、2回目が小学校に上がる前の1年間に定期接種として受けられる。


「今年の流行を見ると、大人や10台の患者さんが多いようだけれど?」
 最近では高校生、大人の間でも集団感染が報告されている。
 ワクチンを受けていなかった方が罹るのは麻疹の感染力の強さを考えると当然のこと。でも、麻疹感染者の中には小児の頃すでにワクチン接種をしていた人も含まれていた。


「ワクチン(予防接種)では効かないことがあるの?」
 それには、二つの要素がある。
まずひとつめ。だいたいワクチン接種後95%ほどの方では麻疹抗体が陽性となる。言い換えれば5%程度のひとは接種後でも、抗体の産生が認められないか、産生された抗体が予防には不十分な量なんだ。これをprimary vaccine failureという。
ふたつめ。これが重要。ワクチン接種でウイルスに対する抗体ができたとしても、その後そのウイルスに全く身体がさらされないと、獲得された抗体が少しずつ減弱してゆく。敵が攻めてこないと思えば、兵力を維持する意味がないからね。その抗体の量が、ウイルスにさらされた時に予防的に充分量でなければ、発症する場合があるんだ。Secondary vaccine failureという。


「だから、昨年から2回のワクチン接種を行うように制度が変更されたのね?」
 最近の大学生、学校の先生での感染流行は1度のワクチン接種では感染予防に不十分な事を示している。制度改正前は1-6歳でワクチンを接種するようになっていた。ワクチンを一回接種しただけで期間が経っている人は、はしかについて充分発症を予防できるかどうか分からないということになるよね。2回目を定期接種としてワクチンを受けることはできないけれど、これは公費による接種が出来ないということだ。


 「では、これから起こる可能性がある麻疹流行に対してどのように対処したらよいのでしょうか?」
 時間的ゆとりが有るなら、自分の抗体量を測定し、陰性または量的に不十分なときには、2回目のワクチンを打っておくほうがよい。 特に医療、学校、保育園の関係者では自分を守るためと、子供たちや年長者からをも麻疹の流行感染から守るために必要な事なんだ。

 
 「制度改正前の一回接種で終わってしまった子供たちはどうするの?」いろいろ調べてみたけれど、はっきりしない。筑田Dr.個人としては、1回目接種から期間が経っていれば、ワクチン接種によるトラブルが少ないことを考え合わせてみても、2回目を接種したほうが望ましいと思う。

 免疫は、個人個人の身体のほうの状態と、環境(この場合ウイルスにさらされるリスク)との兼ね合いなんですね。環境など外的な因子だけでは、回答は出ないということのようです。このあたりを、次回筑田先生に突っ込んでみようと思っています。

posted at 2007/04/20 13:18 | kojitomika |

麻疹が流行っているって言ったって、実際にどうすればよいの?編です。

 私は子供のときにかかったかしら?よくわからないなあとか、子供や病気の人とよく接触するのだけれど大丈夫かなあ?という人も、おいでだと思います。

1、 時間的に余裕がある場合には、まず抗体価(IgG,EIA法推奨)を測ります。医療機関で採血し、だいたい3日くらいで結果がでる。抗体はいわばウイルスと戦う武器です。これが充分あれば、それでok。 
2、抗体価が低い場合、ハイリスク群では(医療関係者など)麻疹ワクチン接種(接種したあと、抗体価が上がっていることを確認してね)
3、抗体がなければ、ワクチン接種。是非なさってくださいね。


 麻疹の人と接触しちゃったかも?それなのに抗体がないかも?という人は原則まず抗体価(IgG)を確認します。余裕がない場合には

1、接触してから72時間以内に、麻疹ワクチン接種または
2、接触してから6日以内にガンマグロブリン投与
3、1週間以上経っていれば、場合によってワクチン接種

いずれにしても、拝見する医師の診断と治療になります。麻疹かもとお電話で連絡して受診してくださいね。医療機関は連絡が入れば、感染防御の処置をしてお待ちすることになります。http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/mhosp-ver1.pdf


 麻疹(はしか)の症状が出てしまった場合(このときの検査はIgGとM)も、そのことを事前に連絡の上医療機関にかかってくださいね。

 美夏クリニック http://www.mika-clinic.com
No.1はこちら http://mika-clinic-drs.bblog.jp/entry/367845/

 昨日から麻疹が流行りそうねなんて話をしていましたら、朝早くに「麻疹かもしれないから診て欲しい」との電話を受けました。その後その患者さんはおいでになっておりません。大丈夫かしら?
 
 美夏クリニックでは、スタッフ、医師すべてが本日麻疹抗体価の検査を致しました。ちなみに母子手帳に罹患した記録があるという人が一人、多分かかったという人が2人、予防接種を受けただろうという人が2人、全然分からないという人が筑田Dr.、欠席が一人でした。結果はどうでるでしょうか?
 
 

posted at 2007/04/19 12:40 | kojitomika |

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