009)スキンケアの最近の記事

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  朝から雨が降っています。春の雨です。 春の雨が降ると皆さまは何を思い出しますか?

 美夏Dr.は、ディズニー映画のバンビに出てくる春の歌(ポッポッポ四月の雨ーーー、と歌っていたかしら?ネット検索してみましたけれど、分からなかった)と、学生時代に過ごした松本で聴いた雪溶けの川の音です。

 そしてこの春の雨が降ると、空気の湿度が上がり、スキンケアが冬向きから夏向きへ変わります。そうです保湿は控えめに そして紫外線対策 が大切な時期になってきます。

 皮膚科外来では、俄然抗真菌剤を必要とする患者さんの数が増えてきます。日本の四季って本当にはっきりしていますね。

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 午前中の雨のため花粉症の患者さんは、少し楽ですとおっしゃっています。でも、明日晴れて風が吹くと、飛散花粉量は増加して大変です。

 寒い冬が終わり楽しいはずの春なのに、随分と残念な話ですね。

 自然の中で遊ぶのが、何より好きな筑田Dr.は、針葉樹林の中に入ると下草も生えず、陽の光も射さない、美しさのかけらもないとぶうぶう言います。毎度の話で聞き飽きちゃいますが、確かに広葉樹林の暖かさや変化に欠け、新緑も紅葉もないので、まあ「むべなるかな」という所です。アグリーというかどうかは別にしてもーーー。

それで筑田Dr.の最近の口癖は、戦後植林して増やしてしまった杉を減らすためには、せっせと杉材を使って美しい広葉樹を植えて、日本の山を再生すべきであるですって。

 この春の心血管のイベント(心臓の冠動脈閉塞つまり梗塞ですね)のきっかけが、杉花粉による上気道症状が初発だったので、恨みは深いーーー。

 それで記事を書きながらネット検索をしていたら、良いサイトが見つかりました。すぎだら倶楽部です こちら 

 ページの中の杉の木に目次があります。特に一番左の「すぎだらとは」は是非読んでください。(あちこちチェックしたけれどリンクは大丈夫そうなので貼っておきます。)

 美容外科のクリニックらしい話題を書こうとしているのに、つい脱線してしまいます。ごめんなさい。そうそう花粉が充分に飛んでしまってからでは、一般的に抗アレルギー剤の効果は弱いと言われていますけれど、それでも楽になります。また小青竜湯は即効性があるので、お役に立てるかもしれません。筑田Dr.の外来は火木金です。美夏Dr.も処方はしますけれど、鼻汁好酸球検査は筑田Dr.にお願いしてます。花粉皮膚炎でお顔や頸が荒れている方がかなりおいでですね。気をつけて。

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  「そういえばKナースはずっとエンビロンのモイスチャージェルを使っているよね。どういう評価なのか書いてくれない?」ってお願いしたら業務終了前にもう原稿が届いていました。 

 昼休みもちゃんと休んでいなかったようなのに、いつ書いたのかしら?Kナースが痩せちゃったら、美夏Dr.が悪いんです、ついお願いしちゃうのでーーー。以下Kナースです。

 モイスチャージェルは大変お勧めの化粧品です。私は美夏クリニックと縁があって知るようになってからもう5年ほど使い続けています。1本で潤い感があり私自身の使用感と患者様の皮膚をみていると非常に良いというのが実感です。

 モイスチャージェルは皮膚を健やかにする成分である、ビタミンA,B,C,Eなどが入っています。この成分は皮膚にとって非常に基本的でかつ重要と思っています。
 モイスチャージェルは化粧水を使わずこれ1本でよいことがお勧めする理由のひとつです。化粧水は品物によってはアルコール成分が入っているなど皮膚に刺激を与えたり乾燥をもたらしたすものがあるように思います。この結果ターンオーバーが遅くなるきっかけを作ったりするのではないかと考えています。

 過去にくすみが強い患者様に化粧水を中止していただき、モイスチャージェルのみ試していただいたところ、みるみるうちに肌に潤いが出てきてくすみが改善したことがありました。これをきっかけにモイスチャージェルをお使いの方にお使いの化粧品をやめていただくようにお願いしてみたところ皆さんの肌が改善してきたのです。

 先に述べたように、モイスチャージェルはこれ1本でよいので手入れも簡単ですし明らかにジェルを塗るという過程においても肌を刺激する回数も少ないことから機械的刺激をもたらすことが少なくなります。刺激をしないのでくすみにくいということもいえると思います。コスト的にも化粧水+乳液代わりになりますのでさほど高いわけではありません。

 機能性化粧品でもいいましょうか、「~に効きます」という効能をうたった商品もありますが、モイスチャージェルのようなお肌を健やかにというコンセプトでのこの基本的なアプローチも正しいと日々実感しています。 

そうそう、本日美夏Dr.のアドレス宛に同じ美夏Dr.のアドレスからスパムメールーー海外での薬品の販売ーーが入っていました。なりすましと言って、他人のアドレスを使って勝手にメールを送る輩がいるそうです。美夏Dr.のアドレスは公開なので、受け取るスパムメールも1日100通を超えていて辟易しています。でももしそのようななりすましメールでご迷惑をおかけしていましたら申し訳ありません。ごめんなさい。対処の仕方がわかりません。ご存じの方がおいででしたら、是非教えて下さいませ。

 一応対外的には薬も化粧品も必要十分最小限にというポリシーのもとに、本音は面倒くさいのは嫌よ。簡単なのが一番という美夏Dr.の朝夕の肌の手入れ方法について書きます。

 ちなみに乾燥肌です。

 身体はほとんどアトピー、ほとんどというのは膝や肘などの特徴的なところは湿疹が出ないのでーーー。背中なんかは口の悪いスタッフから (センセみたいにならないためにはーーー、なんて言われてしまうくらいに炎症後色素沈着と苔癬化というのですが、慢性湿疹状態です。)

 おかげさまにて、湿疹の治療の結果を見るには不自由しません。筑田Dr.じゃあないけれど、自分が皮膚疾患を抱えていると薬の使い方が良く判って、医師としては毎日自分を実験材料にしているようです。患者さんに、あの使い方は良かったなんて誉められると、思わず皮膚トラブルを抱えている医師でよかったなんて感じてしまいます。)顔は、しつこく書いていますけれど3年前から肝斑持ち。しわはここのところ美夏クリニックダイエットクラブが休止状態になっているのを受けて、まんまるであまり目立ちません。(本当にアホかって所です。)

 

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前置きはさておき肝斑といえば、まずはハイドロキノン。長期使用は不安があると思いつつも使わないとやはり黒くなるので、毎日2回塗っています。

 ジェイメック販売の1.9%の「ナノHQクリーム」。のびが良くて10gで2-3ヶ月持ちます。肝斑の部分に洗顔の後ちょんちょんと置いて、薄く広げています。

 ちなみにトランサミンコンプライアンスが悪い(真面目にちゃんちゃんと内服するのが苦手。つまり忘れてしまう)のと、梗塞リスクが怖くて内服していません。美夏クリニックでは患者さんにも梗塞リスクについてお話しないで処方することはありません。多分美容系クリニックで一番処方量が少ない!!

 肝斑が黒くなってくると、トリプルAジェルやらトレチノイン療法やらビタミンAでメラニンを追い出す治療をします。それでアウトドアで真っ黒になって、泣く羽目になったのは数知れずーーー。

 

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 最近の愛用の保湿剤はエンビロンのモイスチャージェル

左が業務用でイオン導入に使っているもの。右が化粧品のモイスチャージェルで中身は一緒です。

 以前はぺたぺたした感触があまり好きではなかった。ですが、トレチノインで赤くなり乾燥する肌の保湿にはとても良い。トレチノインの治療を自分にするようになってから、良さが実感されてこの冬は愛用しています。

モイスチャージェルを塗った後でピーリング剤のTCAを載せても、ほとんどピールされない。それだけ膜を貼ったようになって皮膚を守ってくれています。

洗顔をしてハイドロキノンを塗った後はモイスチャージェル、夕はそれでおしまい。朝はそれにノブのUVシールドで終了です。

 

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ずいぶん寒くなりましたね。

お風呂は熱く長くなり、空気は乾いているところへ、さらにエアコンで乾燥するせいか、皮膚科の診察室は、皮脂欠乏性湿疹の方で一杯です。

 筑田Dr.の足もかさかさで粉をふき、せっせとクリームを塗っているそうなのに、まだ乾いています。お子さんたちの頬も白く乾燥しています。アトピー性皮膚炎の方で急に悪くなったとおいでの方もいます。美夏Dr.は乾いて痒いのですが、顔は大丈夫。トレチノインで多分丈夫になっているのだと思います。

 まず乾かさないで、次に保湿して、それでも痒ければお薬を使いましょうね。

 

 

しつこく再掲します。

1、お風呂はぬるめのお湯で短い時間にしましょう
2、身体を洗うには、香りのない余分な成分の入っていない石鹸を手のひらで泡立てて
3、ナイロンタオル、ボディブラシは避けて、手のひらで優しくなでるように洗ってください。
4、背中も手のひらで洗うと、肩関節も柔らかくなって、一石二鳥です。
5、お風呂からあがったら、タオルで押し当てるように軽く拭きましょう。
6、乾きやすい人は、ここで保湿剤を。かぶれないお好みの乳液やクリームを。価格の高いものよりも、返って値段の安い余分なものが入っていないものをお勧めしています

美夏クリニック http://www.mika-clinic.com/ のナースたちのブログは面白いですね

 まず面倒くさがり屋ナース  http://mika-ns.jugem.jp/?day=20061119

 今からの時期、踵はどうしても厚くなり、かさかさと白く、ひび割れまでしてしまい気になります。時々角質増殖型白癬と言って、水虫のひどい症状ではないかとおっしゃって受診される方もおいでです。かかとのお手入れが 「女を捨てているか、まだ女であるか」 の指標であるとは驚きました。

 サリチル酸はピーリング剤の一種で、BHAと呼ばれます。対して、グリコール酸や乳酸などフルーツ酸をAHA(α-hydroxy acid)と言います。
 サリチル酸ワセリンという軟膏を時々処方しています。かかとや肘、座り胼胝など皮膚の厚みがある程度薄くなります。厚みよりもかさつきが気になる場合には、ウレパールやケラチナミンなど尿素入りのクリームのほうが使いやすい印象があります。
 皮膚が厚くなるのは、体重がかかるとかこすれてしまうなど、皮膚にとって負荷がかかっている証拠でもありますので、厚みを必要以上に削ってしまうと、皮膚としては弱くなります。

 手の手入れについては、ナースBナスが書いていましたね。
http://mika-nasubi.jugem.jp/?eid=83

 手のアンチエイジングはなかなか難しい。しみ抜きでは、光治療が効く場合には結果がよいのですが、萎縮性のしみですとなかなかレーザー治療もトレチノイン療法なども効果的なものがありません。フラクセルという剣山のようにエルビウムレーザーを当てる治療に期待がもたれていますが、まだきちんとした結果の発表はないようです。
 美夏Dr.は、痂皮(かさぶた)がトラの縞状にできるほどフォトセラピー(メディラックス)で幅のある光を強烈に照射し、左手背は結構成績が良かったのですが、その後は今ひとつ。トラ縞は3週間くらい定着していますので、ものすごく恥ずかしく、その後照射する気になれませんでした。

今回デモでオーロラという機種を照射してみましたところ、一部分は改善傾向にありそうですが、色の薄いしみは全く反応していません。
 はりのない手の甲にはメソセラピーでヒアルロン酸とビタミン剤を注入するのも、ひとつのやり方です。繰り返しが必要ですけれど。

 手のスキンケアは、また別の日に詳しくお話したいと思います。本日は、保湿剤のお話を少々します。

 市販されている保湿剤を大きく二つに分けると、尿素の入っているものと入っていないものに分けることができます。

 尿素の入っている製剤は、かさかさしている皮膚をしっとりさせるには良いのですが、ひび割れやあかぎれなど傷がありますと、刺激が強い。傷のあるとき、いつものハンドクリームがしみる時には、尿素の入っていないものを使って下さいね。

 それにしても、ナースBナスはハンドクリームに2960円も支払っているのですね。(トリニテイラインというのを、リンクで開いて見ました。)驚いた。私の手が皺くちゃなのは、手術や処置で手を使いすぎたためだと思っていましたが、どうやらそんな問題ではないようです。
 「女を捨てている」部類のようで、がっかり。それでも今週から毎日保湿剤は塗っていたのですがーーー。

posted at 2006/11/21 21:02 | kojitomika |
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 今年の夏は短かったですね。そろそろ秋のスキンケアが必要になってきます。
 皮膚にとっては、今頃から暖房が入るまでの時期が、秋のシーズンです。

 汗による皮膚のトラブルの多かった人にはほっとする時期です。亜鉛華軟膏で汗をはじき、皮膚を保護するスキンケアをなさっていた方は、保湿を考えてゆく時期かもしれません。もともと乾燥しやすい方は、かかりつけの皮膚科においでになって、保湿剤の変更をした方が良い時期でしょう。私のところでは、場合によって、保湿剤は亜鉛華軟膏を中止し、ワセリン基材のものに変更する、またはワセリンを混合するようにしてゆきます。

 また、皮膚の色が気になる方は、そろそろ治療に一番良い時期になってきます。色の治療では、レーザーにしてもトレチノインを使う治療にしても、炎症後色素沈着(処置のあと茶色い色がつく)をいかにコントロールするかが重要になります。この炎症後色素沈着の時期に、一番紫外線暴露量を減らすのが、リスクを下げるポイントです。

 私も、夏の海で濃くしてしまった頬の色落としに、この夜からトレチノイン療法をしようかと思っています。

http://www.mika-clinic.com/kamoku/geka04.html

posted at 2006/09/02 19:26 | kojitomika |
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 暑くなりましたね。。

 昨年メラフェードというトレチノインとハイドロキノンのシステムを試していました。
日焼け止めSPF45をつけていたのですが、炎天下グラウンドに立って3時間、翌日鏡をみたら両方の頬は真っ黒けっけ。これぞ肝斑!!。もともと私の肝斑は潜在性のもので、それほど目立たないものだった。(UVカメラでもはっきり写らないくらい)。それなのに悪化した肝斑は真っ黒。教訓としては強烈で、その後2ヶ月間診療をしたくなくなるほど、ひどかった。
 
 この夏は、紫外線をきちんと避けて、患者さまの前で言い訳をしなくてもすむようにしなくては。
 美夏DR.の診察室は南向きです。
 その南向きの診察室に99%紫外線カットというフイルムを貼りました。午後からの陽射しが時によって、まぶしかったのですが、あまり気にならなくなりました。かといって、部屋が暗くなるわけではありません。結構お勧めです。面倒くさがり屋ナースのブログにあったように、ホームセンターでフイルムを購入し、自動車や南向きの窓には貼ってごらんになったらいかがでしょうか?http://mika-ns.jugem.jp/?day=20060623

 そして、ここのところ目立つのが夏の行楽にお出かけになって、サンスクリーンでかぶれてしまったという患者さまです。オキシベンゾンという吸収剤は、今でもかなり使われています。これも結構かぶれます。デパートで、色々な商品を勧められ、じっくりと成分名を確認していますと、この悪名名高いオキシベンゾンが入っている商品って結構多い。
 スーパーマーケットで小さいお子様にと売られている日焼けどめに入っていたのを見つけたこともあります。アレルギーを引き起こしやすい物質の入っている化粧品を、赤ちゃん用として販売しない方がよいと思うのですが。

 かぶれは、接触性皮膚炎と皮膚科の言葉でいいます。そのかぶれの中で、オキシベンゾンをはじめとする紫外線吸収剤は、アレルギー性の接触性皮膚炎をひきおこします。これは、身体がこの吸収剤の成分と合わない、相性が悪いと認識してから(つまり感作されてから)症状が出る接触性皮膚炎です。(一目ぼれタイプではないの、じっくり付き合ってみたらやっぱり駄目)
 多くは使い始めて1ヶ月とか数ヶ月とか経ってから症状がでます。

 サンスクリーンも広い範囲で使う場合には、狭い範囲で試してから。
 ずっと調子のよかった化粧品も、ある時からかぶれることがある。そういうアレルギー性の接触性皮膚炎というものがあると言うことを知っていてくださいね。

 選択の方法としては
1、SPFの値は高ければよいというものではない
2、白くなる紫外線散乱剤の方が一般的には安全
3、吸収剤が入っている製品は、かぶれやすい人はさける
4、むらなく厚めに塗る
5、汗をかいたり、触ったりしたなら、塗りなおす

 1日に何回も塗るのは大変ですけれど

posted at 2006/07/14 13:14 | kojitomika |
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